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ぬま大学第4期 vol.3

ぬま大学第4期 vol.3

こんにちは、地域支援員の小野寺です。
ぬま大学第4期の第3回講義は、2018年7月29日(日)、唐桑地区にある「唐桑御殿つなかん」にて実施しました。冒頭に「唐桑御殿つなかん」の女将、菅野一代さんからお話をしていただきました。もともと「唐桑御殿つなかん」は一代さんのご自宅でしたが、東日本大震災により3階まで被害に遭いました。当時、ボランティア団体が延べ1000人ほど寝泊まりしていたこともあり、多くの人たちと「交流できる場」になれば良いなという想いから震災で傷んだ自宅を改築し、民宿としてスタートしました。なんと、この日は私たちの少し離れたところで国際結婚式が行われていました。今後も徐々に国境を越えての交流も増やしていきたいとのことです。

第3回でやったこと

テーマ「マイプランを描く ~ビジョン・ミッションを描こう~」
13:30 開会
13:55 ゲスト講話(講師:美術家・(一社)東北ツリーハウス観光協会代表理事・(一社)気仙沼地域戦略理事 斉藤道有氏)
15:10 感想共有・質疑応答
15:20 休憩
15:30 コーディネーターセッション①
15:40 グループワーク 
16:45 コーディネーターセッション②
17:05 アクションプラン宣言
17:15 クロージング
17:30 終了
参加者は、ぬま大生7名、一般聴講者2名、ゲスト講師1名、コーディネーター5名、事務局4名。また、今回はぬま大学のアドバイザーである尾野寛明さんにもお越しいただき、総勢20名でした。

ゲスト講話

ぬま大学第4期 vol.3
美術家・(一社)東北ツリーハウス観光協会代表理事・(一社)気仙沼地域戦略理事の斉藤道有さんをゲストにお呼びしました。震災前と震災後におけるご自身の活動のお話、その土地・歴史を知るということの大切さ、ビジョンを生み出す際のポイントなどを講話いただきました。

  • 2017年4月に気仙沼地域戦略の立ち上げと一緒に観光地経営に携わっている。創造的に地域社会を開拓していく、再生していくということをできたらいいなと思っている。震災後、気楽会の観光案内課、3.11のヒカリの慰霊碑を立ち上げる会、ばばばプロジェクトなどをやっている。文化系とおもわれていたが、元々は体育会系。小、中、高と運動をしていた。当時、ジャッキーチェンが好きで小学生から器械体操をやっていた。壁や崖があると登らずにはいられなかった。
  • 美術館だけでなく、民家だったり道路だったりといろんな場所でテーマを持って作品をつくってきた。テーマが場所や関わる人の記憶へと変わっていった。
  • 2012年10月に気仙沼の内湾を撮影して、実現したいものを描いて絵画にした。これが「3.11ヒカリのプロジェクト」。絵画で表現したことによって「こういうことを実現したいんだ」ということが多くの人に伝えられたのではないかなと思う。自分の中に色々と動機はあったが「何をやったらいいか」というものが決まっていなかった。しかし、「時間・場所・歴史・文化・記憶」という条件に当てはめながら、一つの形をどうにかして作りたいと思っていた。
  • 気仙沼がどういう場所かということに結び付けていったときに、「あの場所には人が住む場所」となった。「時間」ということについては、3.11に何かをすること。これはいろんな人たちが様々な思いを持っている為、「いったいどんな時間を過ごしたらいいんだろう」と考えた。それぞれの時間がある中で、「3.11ヒカリのプロジェクト」をやるのであれば消灯の時間を決め、当時亡くなられた方、一人一人に「時間というものがある」ということをメッセージとして入れ込むことに決めた。人を集めずに遠くで自分の場所から見えるようにする。その意味合いも兼ねて、光を垂直にあげる。空に伸びる一つの慰霊碑のようなものに着想してこの形となった。
  • 「アイデア」を探し、発見してみる。アイデアとは存在。同じ状態で同じものを見ていても気づくか気づかないということによって、アイデアに「なる」か「ならない」かという大きな違いが起きる。アイデアというものが「気づき」というものと解釈をしていくと、いつでも何かを探るという気持ちが大切。探し出して集めることによって自分自身がわかる。自分が見えてくると「自分を通した世界とはこういう世界なんです」と言えるようになる。「アイデンティティ」と「世界モデル」の二つが合わさって、ここから「ビジョン」というものが見えてくる。どんどん成長させ、自分を発見させていく、ビジョンを世界モデルとして広げていくことが大切。

今までにない、アート的視点からのお話はとても新鮮でした。早速、「自分のアイデンティティとは何だろう?」と見つめ直す受講生がいました。受講生がマイプランを起こす上でのヒントを見つけ出す良い時間になったのではないかと思います。

ワークショップ

ぬま大学第4期 vol.3

今回は1グループに受講生が1~2人、コーディネーター1~2人、ゲスト講師、アドバイザー、一般聴講者のメンバーで、4グループに分かれました。グループワークのあとは受講生がワークシートを使って、次の具体的なアクションについて、「何を、いつやるか」といったスケジュール設定を行いました。コーディネーターと話をし、グループワークでの学び・感想を共有した上で、作成したアクションプランについて話し合いを行い、その後、受講生に、次回の講義までにどんなアクションを起こすのかを、今回の講義の最後に宣言してもらいました。

参加者のこえ
  • モヤモヤしていますが、良いモヤモヤです。(ぬま大学4期生)
  • 今日はいろいろスッキリした日でした。次に向けて頑張ります!!(ぬま大学4期生)
  • 自分の思っていることを話せ、それを聞いてくれる人がいる環境に良さを感じた。(一般聴講)

ぬま大学第4期 vol.3
次回は第4回講義。
テーマは「マイプランを鍛える」です!
どうぞご期待ください。

ぬま塾 vol.24

ぬま塾 vol.24

こんにちは、地域支援員の矢野です。
「お盆が過ぎたら、気仙沼の夏は終わりだよ。秋に向かって涼しくなる一方だよ〜」とよく聞くことがあったのですが、お盆が過ぎても真夏の暑さが…今年の夏は暑くて長いですね!

そんな夏まっただ中の2018年7月25日(水)に、第24回ぬま塾を開催しました。
今回のゲストは、株式会社紅梅 取締役専務 千葉 洋平さんです。

魚町に本店がある和菓子屋さん、「紅梅」。
気仙沼では「手土産には紅梅さんの揚げパンを買っていけば間違いない」というほど、大人気の揚げパンがあります。
毎日約1000個もの揚げパンを作っていらっしゃるとか。

「自分らしく生きる」
この言葉がぴったりな千葉さん。
お菓子づくりが好きという訳ではないけれど、「気仙沼に和菓子を届けたい」という使命感からここまで来られたそうです。

ぬま塾 vol.24

この日の参加者は14名。
参加者からの質問に答えながらお話いただく時間も設け、ゲストとの距離が近く感じられる会になりました。

講話

ぬま塾 vol.24
ここでは講話のポイントをいくつかご紹介します。

  • 自分は3代目の跡取りとして生まれたので、まわりの人がチヤホヤしてくれた。祖父母、従業員さん、父の妹(おばさん)など、甘やかしてくれる人がたくさんいた。甘やかされていることに危機感を感じたのか、父親はとても厳しかった。ことあるごとに「お菓子屋をやれ」と言われ続けてきて、自分はそれがとにかく嫌だった。
  • 親からは、「高校卒業と同時に修行に行け」と言われていたけれどもその気はなく、大学を受験することにした。当時は外国製の雑貨が入ってきた時代でもあり、なるべく気仙沼から遠くて、輸入っぽい長崎国際経済大学を選らんだ。ところが、学校の三者面談で長崎国際大学は見事に却下された。理由は「遠い」ということだった。家計が経済的に厳しいので、代わりに国立の福島大学を勧められて受験に行ったものの、すごく田舎で魅力を感じられず、浪人すると自分の中で決めた。しかし両親からは、「浪人するくらいなら私立の大学に行け」と言われ、偶然同じクラスの子が持っていた余りの願書をもらい、秋田経済工科大学を受験して入学した。
  • 大学5年生になり、就職活動を始めるという時期になった。親がしつこく「お菓子屋になれ」と言ってくるなかで、自分自身も「なぜお菓子屋になるのが嫌なのか」明確な理由がないことに気がつき、その理由を探すためにお菓子屋になろうと思い、お菓子屋さんへの就職を決めた。
  • 全国各地のお菓子屋さんの面接を受けていたなかで、「仙台もいいな」と思い、玉澤総本店を紹介してもらった。店舗を見に行ってみると、今まで見たこともないような綺麗なお菓子がショーウィンドウに並んでいて、「これは気仙沼の人も見たことないんだろうな」と思った。「これを自分が気仙沼に持って行くのも良いかもしれない」と思い、玉澤総本店を受けることを決めた。
  • 玉澤総本店に就職し、初めて会いに行ったお茶の先生は、表千家の宮城県の支部長である石巻の先生だった。お茶菓子の見本を持って行って、2時間ほど話をした。入社して3年半で生産主任になってから、生産計画を立てるために外注伝票をチェックするようになった。伝票に“気仙沼”という文字を見つけて、「石巻の先生とは2時間もお菓子の話ができたけれども、気仙沼の先生は伝票1枚だけのやりとりしかできなくてきっと大変だろうな」と思った。それがきっかけとなり気仙沼に帰ることを決めて、戻ってきた。
  • 気仙沼に戻ってきたことは正解だったが、家業の経営体制が課題だった。周りのお菓子屋さんも同じように家族経営をしているなかで、よく「後継者問題」の話を耳にしていた。気仙沼のお菓子屋さんも会社化していかないと、このままでは先細りしてしまうと思い、まずは「実家の会社化」を目指した。
  • 中学生や高校生がインターンシップや職場体験に来ることがあるが、その中に「紅梅で働きたい」「お菓子屋さんになりたい」と言ってくれる子がいるけれども、そういう子たちを雇うほどの余力がないという現状がある。自分たちのお菓子をもっと市外で売って仕事をつくれば、子供たちにも仕事をつくってあげられるのではないかと考えている。
  • 小さい頃から家業を継ぎたくないと思っていたなかで、ここまで続けてこられたのは、「気仙沼の人たちに今までなかったようなお菓子を紹介したい」というモチベーションがあったから。くじけそうになったらそれを思い返していた。また、仙台にいた頃にお世話になった職人さんに「“商売は細く長く”だよ」と言われたことがあり、そんなに大したことをしなくても、次に繋げればそれで良いのかなとも思っている。
  • 仙台で就職して1年目の頃に、レコードを探しに福島へ行ったことがあった。その時に見つけたお干菓子屋さんがすごく衝撃的だった。じいちゃんがランニングに半パンで、扇風機を回してお干菓子屋さんをやっていたその姿がすごく「自由」で、将来こうなりたいと強く思った。今でもそれを目指している。
グループワーク

ぬま塾 vol.24

今回は、お隣に座っている2、3人でグループをつくり、千葉さんのお話を聞いた感想をお互いに共有しました。

参加者のこえ

参加者のみなさんの「感想」をご紹介します。
《感想》

  • 「何かあきらめたときに、新しいことが始まる」といった話が印象的でした。諦めることへの潔さを感じました。
  • 「今までこうしてきた、こう生きてきた」と熱い方が多い中で、たんたんと、流れるように、でも要所要所おさえてきた千葉さんの話を聞くのが、純粋に楽しかったです。
  • 上質なドラマを見ているような、丁寧で素敵な会でした。

 
ぬま塾 vol.24

参加者の方の感想にもありましたが、
「今回を機に自分の人生を振り返って気づいたことは、だいたい諦めた時に扉が開くということ。」
という千葉さんのお言葉が、私にとっても印象的でした。
“諦める”という言葉を聞くと、あまり良いイメージを持たないことが多いと思いますが、本来の言葉の意味は、【明らかに見る】という意味だそうですよ。

今回も新しい学びがあった、ぬま塾vol.24でした。
次回のぬま塾もお楽しみに!

ぬま大学第4期 vol.2

ぬま大学第4期 vol.2

こんにちは、地域支援員の小野寺です。
ぬま大学第4期の第2回講義は、2018年7月8日(日)、階上小学校の横を通り、少し奥に入ったところにある、「森前林自治会館」で行いました。冒頭に、森前林自治会館前会長さんからお話をしていただきました。森前林自治会館は地域のお年寄りの交流の場になっているそうです。

第2回でやったこと

テーマ「地域と自分を考える ~課題テーマを設定しよう~」
13:30 開会
13:50 森前林自治会館前会長 大和田とく子さんの挨拶
14:00 ゲスト講話(NPO法人ピースジャム 理事長 佐藤賢氏)
14:55 質疑応答
15:25 コーディネーターセッション①
15:35 グループワーク
17:20 コーディネーターセッション②
17:25 クロージング
17:30 終了
参加者は、ぬま大生9名、ゲスト講師1名、コーディネーター6名、一般聴講者7名、事務局4名の27名でした。

ゲスト講話

ぬま大学第4期 vol.2

ゲストは、今期もこのタイミングでお越しいただきました、NPO法人ピースジャムの理事長、佐藤賢さんです。今回もマイプランを作成するうえで基盤となる、ビジョン・ミッション、原体験、地域課題の要素、ピースジャムの立ち上げストーリーについて、賢さんご自身の活動に当てはめながらお話して頂きました。
ポイントとなった部分を紹介させていただきます。

  • 中学生の頃までは自分の自己効力感というのを信用できずにいて、人の評価ばかり気になって自分のやりたいことをすぐ見失ってしまう少年だった。人のせいにして生きていて「誰の人生、生きているんだろう?」と思い、自分を変えたくてこの状態に名前を付けた。まさに、「臆病」という名の病気だった。これの1番の恐ろしいところは『行動を起こせなくなる』ということ。「こうなりたいな」って思っていても動けない。なので、まずは小さく始めてみることからスタートした。
  • 自分の根っこにあったのは『音楽』と『お酒に情熱をかける職人さんの背景』だった為、2007年に気仙沼で『ルードジャム』というBarを開いた。しかし、2011年3月11日の東日本大震災により店舗が被災した。普段は命に関して考えることはなかったのに『死』というものを目の当たりにして、「人は死ぬんだ」と自分事で実感できた。
  • 当時、7ヶ月の娘がいた。赤ちゃんっていうのは助けが求められない中で母親が動かなければいけない状態だけれども、母親が被災して身動きがとれないという状況だから、赤ちゃんをサポートするには家庭や親子単位でサポートしなければならないと感じた。
  • ニーズ調査をやってきた中でお母さんたちが悩みを言ってくれた。『子育てしていると預ける場所がないから仕事ができない』、『遊びの場がないから引きこもってしまう』、『ママ友がいない』、『自分自身の時間がない』など自分の心と棚卸する場所というものが家庭や地域になかった。どうやったらこれらを解消して、笑ってくれるだろうか、というところを考えはじめて、今の事業を始めるようになった。
  • 課題の穴を埋めるために活動しているわけではない。課題を埋めていくということは大切なことだが、そのために活動していると課題の穴埋めをしているだけで5年後にはすごい解離を起こしていると思う。時間という中で豊かな方に向かっていかなければいけないのに、ずっと足元ばかり見ていて手段ばかりに囚われていると自分たちの目的というのが失われてしまう。自分がそうだった為、これを『佐藤の穴』と呼んでいる。穴に落ちないように豊かさっていうのは何のためにどうあるべきなのか忘れずにやっていくと色々なものを知れる。ビジョンとミッションは活動そのものに価値というものが発見されていく。
  • 子どもが健やかに生きられる社会の現実というものがピースジャムの中での共通理念であり、目指すべき場所。

これからプランを作成していく受講生にとって、もう一度「地域課題」と「自分との接点」を見つめ直す良い時間になりました。また、「賢さんのお話をもっと聞きたい!」という受講生がたくさんいました。

ワークショップ

ぬま大学第4期 vol.2

今回は1グループに受講生が3人、コーディネーター・一般聴講が2~3人の3グループに分かれ、相互にプランをブラッシュアップしあうグループワークを行いました。ゲストの賢さんにもグループに入って頂き、受講生のプランをブラッシュアップして頂きました。

参加者のこえ
  • スッキリしました!!(ぬま大学4期生)
  • 「自分の発見」ができて良かった。(ぬま大学第4期生)
  • 進め方がよりハッキリになりました。(ぬま大学第4期生)
  • 皆さんがすごくいきいきしていて、パワーを分けてもらえました!(一般聴講)

ぬま大学第4期 vol.2

次回は第3回講義。
テーマは「マイプランを描く ~ビジョン・ミッションを描こう~」です!
どうぞご期待ください。

ぬまトーーク vol.11

ぬまトーーク vol.11

こんにちは、地域支援員の矢野です。
夏ですね〜!暑いですね〜!
今週は気仙沼中のいろいろな地域でお祭が行われていますね。
わたしもお隣の地域のお祭りで少しお手伝いしてきました。
お祭りを通して地域の人たちがつながっていく…とてもすてきだな。としみじみ思いました。

そんな夏真っ盛りな今日から1ヶ月ほど前の2018年7月5日(木)に、ぬまトーークvol.11を開催しました!

今回のテーマは「副業ってどうなの? 〜『じぶんの“好き”でちょこっと稼ぐ』を考える〜」です。
気仙沼には、本業ではないけれど、じぶんの好きなこと、趣味、得意なことでちょこっと稼ぐ“小商い”をされている方がいます。
私が気仙沼に移住してきてから、そのような方にたくさん出会いました。
「じぶんの好きなことでお金を稼ぐことができるんだ!すごいな。」と思っていました。

気仙沼というまちだから、「じぶんの“好き”が誰かの役に立って、おこづかいになる」、そんなことができると思うんです。
そんな、「副業」という新しいライフスタイルをみなさんと一緒に考えてみたいと思い、このテーマを設定しました。

ぬまトーークvol.11でやったこと

テーマ「副業ってどうなの? 〜『じぶんの“好き”でちょこっと稼ぐ』を考える〜」
19:00 開会
19:15 ゲストトーーク
19:45 休憩
19:50 ワークショップ
●個人ワーク:じぶんの“好き”から副業をつくってみよう!
●グループワーク:仲間に共有してみよう
20:50 クロージング
21:05 終了

参加者は、ゲストを合わせて26名。そのうち、ぬまトーーク初参加者は11名でした。
「副業をしている人の話を聞いてみたかった」「みんなと副業について話してみたかった」と、テーマに関心を持って来てくださった方がたくさんいらっしゃいました。

ゲストトーーク

ぬまトーーク vol.11

今回のゲストは、本業をやりながら、じぶんの好きなこと、得意なこと、趣味でちょこっと稼いでいるお2人。

  • マスキングテープちぎり絵作家 尾形綾美さん
  • ちくちく先生 冨永めいさん

今やっていること、副業を始めたきっかけ、これからのことについてお話いただきました。司会者の私も加わって、なんだか「女子会ラジオ」のようなトークになりました。(笑)

トークの最後には、お2人から「副業」に対するそれぞれの想いを聞いてみました。

ぬまトーーク vol.11

本業がある「副業」だからこそ、失敗しても良い。だから、みんなどんどん挑戦してみてほしい。
月1万円稼げると、その分自分の好きなことにお金を使うことができて、心が潤っていく。
心と体がどんどん満たされる状況になるのであれば、どんどんやっていってほしい。それが本業へのスキルアップにもなるし、人脈も広がっていく。
と、綾美さん。

自分の兄が都内の企業で働きながら、農業をしている。
「いつリストラされるかわからない世の中であったり、これから人口が減っていく中で、“一人が一つの仕事をする”という時代から、“一人が何個も能力がないと世の中が回せない”という時代になっていく。自分はサラリーマンと農業で社会に貢献したい」ということを話していた。
東京の最先端で働いている兄がそう思うのだから、世の中でも「副業」をやる人が増えているのではないかと思う。
と、めいさんがお話してくださいました。

ワークショップ 個人ワーク

ぬまトーーク vol.11

後半のワークショップは、参加者のみなさんが、実際にじぶんの“好き”から副業をつくってみました。
まずは付箋に「好きなこと」「得意なこと」「これからやってみたいと思っていること」を書き出していきます。
付箋にたくさん書き出した後は、そのなかから、「これなら副業になるかも!?」というものを1つ、つくってもらいました。

ワークショップ グループワーク

ぬまトーーク vol.11

個人ワークの後は、4、5人のグループになって、参加者それぞれがつくった副業アイデアを共有しました。
「紅茶が好きなので紅茶のお店を開いてみたい」「ご当地アイドルをプロデュースしたい!」というようなアイデアが出ていましたよ。

ぬまトーーク vol.11

どのグループもトークが盛り上がっていて、「新しいアイデアが生まれてわくわくした」「楽しかった!」という感想をたくさんいただきました。
「グループの人の好きなこと、得意なことを聞いてみて、気仙沼の人のポテンシャルが高い!!と思った」という感想も。
やっぱり、じぶんの好きなことを話すのはもちろん、人が好きなことについて熱く語る話を聞くのも楽しいですよね。

グループワークの最後には、市内で創業支援をされている気仙沼信用金庫さんより、今回参加者の皆さんがつくった「副業アイデア」を見ての感想や、「こうなったらビジネスにつながって面白いかも!?」という様なコメントをいただきました。

参加者のこえ
  • 「自分にも何かできるかな」と思えるようになりました。
  • “求めている人”と“求められている人”がいて副業はできる!!と感じました。
  • 副業に対するポジディブなイメージが増えた!実際にやっている方も、もやもやをたくさん抱えていることを知ることができた!
  • 自分の考えをふくらませてもらうことがこんなに楽しいとは…!!よかったですー!ぬまトーーク楽しい。

 
ぬまトーーク vol.11

会場では、綾美さん、めいさんの作品を販売しました。

自分の好きなことを「副業」にするということは、好きなことができる“自分”だけでなく、「副業」を通して“相手”が幸せになってくれるということ。つまり幸せが倍になるということなので、「副」という感じは、幸福の「福」=「福業」なんじゃないかな。
そう、ゲストのめいさんが話していました。

『福業』

みんなの福業がまちにたくさんあふれたら、さらにおもしろいまちになっていくんじゃないかな。そんなわくわくを感じた2時間でした。私もチャレンジしていきたいです!

さて、次回のぬまトーークはどんなテーマになるのでしょうか…
10月の開催を予定していますので、たくさんご参加をお待ちしております〜!

ぬま塾 vol.23

ぬま塾 vol.23

みなさん、こんにちは。地域支援員の小野寺です。
今年の夏はすごく暑くなりそうですね・・。
こまめに水分補給をして、この暑さを乗り越えていきましょう!

さて、2018年6月6日(水)に第23回ぬま塾を開催しました。
今年度最初のゲストとして株式会社オノデラコーポレーション 常務取締役 小野寺紀子さんをお呼びしました。

株式会社オノデラコーポレーションを創立して、今年で20年。それまでは、ごく普通のサラリーマンの娘でした。
周りにたくさんの漁師さんがいた中での環境、気仙沼の港を支える‟つばき会”の活動。
紀子さんからは漁師さんへの愛情、そして気仙沼の港に対する想いがすごく感じられました。

ぬま塾 vol.23

参加者は29名。そのうち、「今回初めてぬま塾に参加した!」という方は、全体のほぼ半分を占める13名。たまたま気仙沼に訪れていて、この企画があることを知り、急遽参加してくださった方もいました。

講話

ぬま塾 vol.23
子どもの頃のお話から、東京の築地に就職したお話、そして気仙沼に戻ってきてからこれまでについて、楽しくお話をしてくださいました。ここでは講話のポイントをいくつかご紹介します。

  • 父が7人兄弟、母が4人兄弟ということもあり親戚が多い。親戚一同気仙沼市在住だった為、「夏休みは横浜のおばあちゃんの家に行くの」などと言っていた友達が羨ましかった。
  • 高校生の時に父の独立話がでた。「あれ、明日から私たちご飯食べられなくなるの?」という状況になった。せめて、弟だけには大学へ行かせてあげたいと思い自分は大学へ行くのを諦めた。当時は、短大あたりにでも行って就職して社内恋愛、結婚、そしてどこかで団地妻にでもなるのかなという将来を思い描いていた。
  • 独立して、一人で働く父のことを考えると可哀想だと思い、手伝ってあげようかなと思った。父に「これまで台湾など海外の仕事に関わってきたから、独立したらそっち方面の仕事をやる」と言われ、「じゃあ、私は台湾に行って中国語を覚えた方がいいのかな」と思って台湾へ行くことを決めた。
  • 高校の卒業式が終わった3月末に夜行バスに乗って雪の降る中、台湾に向かった。当時18歳だった。
  • 台湾の南部、高雄という港町の知り合いの家にホームステイしながら「ただ中国語を覚えればいいかな」と思いながら中国語の勉強をしていた。日本にいる時は全く本を読むことが好きではなかったが、台湾では何でもいいから日本語の本が読みたくなった。そこで『空飛ぶマグロ』という1冊の本と出会った。その本の影響を受け、「マグロの商売いいな」と思っているところに築地の会社の人と出会い、大都魚類株式会社へ就職することになった。
  • 初めての就職が大都魚類株式会社で『おおろし』というセリの仕事をしていた。今でこそ築地の市場も女性の方々が長靴を履いて朝早くから働いているが私が入社した年に都条例で女性のタクシー運転手と市場の女性が朝5時から働けるという様に変更になった。そのため、たぶん自分が築地市場で長靴女子1号か2号くらいだと思う。その当時は築地で大変珍しいマグロの部門を希望して入社したが、女性は前例がないということで、海外部という海外から空輸で持ってくるヒラメやカツオ、ロブスターなどありとあらゆる高級魚を輸入して、それを東京の築地で売っていた。また、大阪や名古屋などその土地で受け入れられる魚が違うので、その土地にあった魚を輸入し、売るという仕事をしていた。
  • 私が働き始めたあたりに父が独立し、結局一人でやっている父が可哀想だと思い始めて26歳~27歳くらいに1回気仙沼に帰ってきた。家業であるオノデラコーポレーションへ就職。父同様、エンジンの部品などの機械系の仕事をすることになった。この仕事に対する興味がなかった為、何を言われても全然理解したくないしできなかった。
  • 仕事に気分が乗らなかった時に築地時代の同期の父が大船渡のすごく大きい水産会社の社長で、気仙沼に帰ることを話した時「んで、おらいのサンマ売れ」と言われていたのでそこへ就職しサンマを輸出するようになった。その当時は開港だったので大きい運搬船が結構気仙沼に入ってきて「はい、今日サンマ100t」とか輸出するところから私の気仙沼での魚屋人生が始まった。
  • のちにアメリカにいた弟が大学を卒業して帰ってきて、現在弟はオノデラコーポレーションのコーヒー事業部を担当している。私はオーシャン事業部で輸出をメインにやっている。
  • 出会いとか知り合う範囲も狭い中で震災があって「どーすっぺ。なにかやらなきゃいけないな。」と思っていた時に気仙沼つばき会からお声がけいただいてつばき会に入った。
  • 震災後に気仙沼つばき会に入ったので「新人です」という感じだった。私は早く帰ってご飯を食べさせなきゃいけない子供がいるとか、文句ばかり言う旦那さんがいるとかもなく、自由なので「ここはまず自分ができる範囲でやらなきゃ」という感じでやっている。会社も自分の会社なので自由度がきくため、つばき会の活動は全く負担にも思っていないし、すごく楽しいなっていう感じでやっている。
  • 気仙沼つばき会は70歳~80歳くらいの方達がいて、会長は56歳くらい。10個以上離れた先輩がいて、自分の世代が数人いて、若い人たちが沢山いるから色々学ぶことが多い。他の女性の会だと遠慮とかあるが、気仙沼つばき会の場合ズバズバ言うし、決断とかも早いからそういったところはすごく経営者として学ぶところが多い。それが漁師カレンダーや色々なイベントを立ち上げていく力になる部分があるのかなと思っている。今はつばき会の若手の会『リトルカメリア』、略して『LC』という部下団体がある。LCは上に気兼ねすることなく自由に発案して実行して取り組むことをモットーにやっている為、LCはLCですごく大変だと思っている。
  • だいたい話す話は資源管理のことが多い。日本の漁業管理方法っていうのは大変無策であると感じている。愛してやまない漁師さん達がどんどん高齢化していってなかなか若い人が来ないということの問題の根源にあるのは、資源管理方法だといつも思っている。気仙沼に船がなくてはならない存在なので、そういったところで繋がってつばき会の活動など海に関する活動をしている。
トークセッション

ぬま塾 vol.23

講話の後は、ゲスト×司会者のトークセッションを行い、さらに詳しくお話をうかがいました。

《質問》
18歳で台湾に行って21歳で東京の会社へ入社した、この3年間何があったのですか?
《ゲストの回答》
東京とか行ってもカルチャーショックがあると思うけど、いきなり台湾だったのでカルチャーショックってものじゃないくらいすごかった。1ヵ月で10キロ痩せて、円形脱毛症が4つできて「私、大変なことになってしまった」っていう自分への直感というか「失敗したな」っていう気持ち。唯一、実家に電話して言った言葉が「目の前が真っ暗すぎる」。でも、今はこうやって中国語使って仕事で出来ているし、あの時台湾に行って「良かった」と思っている。

グループトーク&質疑応答

ぬま塾 vol.23

3~4人のグループになり、講話の感想を共有しました。今回も、前回行った「あめ」を使ったグループ分けが盛り上がりましたよ。

グループトークの後は、ゲストへ質疑応答の時間です。今回はその中のひとつをご紹介します。
《参加者からの質問》
漁師さんへの愛情をすごく感じたのですが、昔からの環境があったからですか?
《ゲストの回答》
漁師さんは、馬鹿な人はできない仕事。死ぬかもしれないという最大のリスクを背負っているのは漁師さんだと思う。腹決めて行っているっていう胆力。そういう部分は漁師ならではだと思うし、漁師カレンダーを始めたのも全国や世界に『かっこいい』を発信したいというのが一番。

参加者のこえ

参加者が、講義の中で「感想」と「印象に残った言葉」をご紹介します。
《感想》

  • 漁師さんへの愛、120%共感しました。漁師なくして気仙沼なし。
  • 世界でも一番くらいの漁船の街だということが初めて知った。
  • 「リスクを恐れない!」。自分もやってみようと思った。

《印象に残った言葉》

  • やりたいことあるなら、やってみたらいいっちゃー
  • 地域振興のために、企業誘致でなく起業家に尽力する方が良い

 
紀子さんの「震災で多くのものを失った…でも、こうやって移住なさった方々と出会うことができたのは今となっては震災のおかげ…」この言葉が私にとってすごく沁みました。
気仙沼市民と移住なさってくれている方々が互いに手を取り合い、気仙沼をもっと活気つけていけたらいいですね。その為に、私たち地域支援員も、引き続きがんばります!

次回のぬま塾もお楽しみに!

ぬま大学第4期 vol.1

ぬま大学第4期 vol.1

こんにちは、地域支援員の矢野です。
ぬま大学第4期がいよいよ開幕しました!
今期は11人の受講生が集合。これから半年間、それぞれの「やりたい」をマイプランにしていきます。
その第1回講義が、平成30年6月9日(土)、6月10日(日)に開催されました。ぬま大学は毎年1泊2日の合宿からスタートします。
場所は、毎年使わせていただいている「前浜マリンセンタ―」(気仙沼市本吉町)。震災後に地域の住民さんたちが地域の木を使って作り上げたこの建物は、地域の方の想いがたくさんつまっています。なんと年間200回も地域の方達に利用されているというくらい、地域のたくさんの方が愛着をもつ素敵な場所です。

第1回でやったこと

テーマ「イントロダクション~自分と地域を知ろう~」
6月9日(土)
13:00 オープニング、事務局挨拶
13:10 ぬま大学について紹介
13:40 アイスブレイク
14:10 15分間ロング自己紹介
17:15 クロージング
17:30 閉会

6月10日(日)
8:30  オープニング
8:35  チェックイン
9:00  マイプラン共有セッション
11:10 マイプラン事例リサーチセッション
13:00 マイプラン作成セッション
13:50 クロージング
14:00 閉会

1日目 オープニング

ぬま大学第4期 vol.1

「みなさん、入学おめでとうございます。」と、地域支援員 小林の明るい一言からスタート。初めて顔を合わせたぬま大学受講生。「これから半年間どんなことをやるんだろう?」という、わくわくと緊張が入り混じった表情がみられるなか、第1回講義は始まりました。
地域活性化プラン(マイプラン)をつくりあげるぬま大学では、「地域に目を向ける」ことも大事にしてほしいという事務局の想いから、オープニングには前浜地区の方からお話を聞く時間を用意しました。今回は、前浜マリンセンター建設当時の建設委員長である畠山 幸治氏より建設当時のお話を伺うことに。受講生からは「前浜地区のお話をしてもらえたのがめちゃめちゃ良かった!ワクワクした!」という嬉しい声がありましたよ。

1日目 15分間ロング自己紹介

ぬま大学第4期 vol.1

30分のアイスブレイクの後は、1日目メインコンテンツ「ロング自己紹介」の時間が始まりました。”マイプラン作りの始めの一歩は「自分を知る」「仲間を知る」ことから”ということで、受講生1人1人から15分間のロング自己紹介をしてもらいました。受講生には事前課題としてこれまでの人生を振り返りながら「人生グラフシート」を作ってきてもらい、それをもとに自分の人生にどんな出来事が起こり、その時にどんな気持ちになったのかなど、これまでの人生について話してもらいました。
これまでの人生を振り返ることで新しい自分に気づくことができると同時に、これから一緒に頑張っていく仲間について深く知ることができる、そんな濃厚な時間でした。

ここで、1日目の講義は終了です。

1日目 夜

ぬま大学第4期 vol.1

合宿といえば、炊事!BBQ!共同作業!ということで、みんなで協力してBBQの準備とカレーをつくりました。ぬま大学第4期関係者だけではなく、ぬま大学OB・OG生や、前浜地区の方々にもご参加いただき、総勢30人を越えるメンバーで楽しくご飯をいただきました。

2日目 チェックイン

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2日目の朝は、チェックインからスタート。みんなで1つの円になって「今の気持ち」を順番にシェアしていきます。

2日目 マイプラン共有セッション

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チェックアウトの後は、3つのグループに分かれてグループワーク。受講生それぞれがマイプランを7分で発表し、グループのメンバーでフィードバックをしていきます。すでに熱い想いがあってやりたいことが明確な人や、「何かやってみたくてこんな感じで考えてみました」というような人まで受講生のフェーズはさまざまですが、なにより「やりたい!」「好き」という想いを楽しそうに話す表情が印象的でした。

2日目 マイプラン事例リサーチセッション&マイプラン作成セッション

ぬま大学第4期 vol.1

マイプランを仲間に発表した後は、他地域の事例リサーチタイム。
すでに他の地域でやられている様々な活動を知ることで、自分のプランづくりの参考にするのはもちろんですが、「これおもしろそう」「これやってみたい!」と思う気持ちに気づくことを通して「自分はどういうことに関心があるのか」”自分を知る機会”にもなるのではないか、という運営側の想いがあります。

事例リサーチを終えた後は、みんなでお昼ご飯を食べて、フリータイムへ。

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受講生がそれぞれ「終了までの時間をどのように使いたいか」を考え、残りの時間を過ごしてもらいました。事例リサーチを続けたり、もくもくと一人で考えたり、マイプランづくりをサポートしてくれるコーディネーターの方に話を聞いてもらうなどの様子が見られました。

ここで、2日目が終了。
たくさん話してたくさん話を聞く熱い2日間となりました。終了後の受講生の疲労感がすごかったです(笑)。

参加者のこえ
  • みんなの考えを聞き、フィードバックをもらう中で、自分の中でも考えが整理されていくことが純粋に楽しいと感じました。(ぬま大生)
  • マイプランを他のメンバーに初めて話してみて新しい気づきが色々あったので思ってた以上に良い時間でした。(ぬま大生)
  • 最初は自信がなかったですが、少し自信が出てきました。(ぬま大生)

ぬま大学第4期 vol.1

ぬま大学第4期、これから12月の最終報告会に向けて走っていきます。11人がどのように成長し活動していくのか、乞うご期待です!
多くのご関心・応援のほど、どうぞよろしくお願いします!