担い手 のすべての投稿

2017.08.25-09.15 気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2017参加者募集

マイプロ2017募集チラシ

今年度から新しく高校生を対象としたプログラムが始まります。
気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2017
今回は、記念すべき第1回の参加者を募集いたします!

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワードとは?
「身の回りの地域が、気仙沼が、こうあってほしい!」
そんな想いに対して、自分が出来るプロジェクト(マイプロジェクト)を作り上げ、実行し、最後には地域の人や市長に発表する4ヶ月間のプログラムです。この期間を通して、地域のことを知り、自分の思いを言葉にし、アクションを起こします!期間中は、地域の大人がマイプロジェクトの作成から実行までをサポート。

「新しいことにチャレンジしてみたい!」「気仙沼のために何かやってみたい!」
そんな高校生と気仙沼が共に輝く、それが「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」です!

《ポイント》

【募集要項】

【申込方法】

【お問い合わせ先】
気仙沼市地域づくり推進課 担い手育成支援事業担当
Tel: (0226)22-6600(代)
Mail:info@numa-ninaite.com

【主催・共催・後援・協力】
主催:気仙沼市(企画運営:一般社団法人まるオフィス) 
共催:気仙沼市教育委員会
後援:宮城県南三陸教育事務局
協力:気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード実行委員会
(構成団体:認定NPO法人底上げ、一般社団法人i.club、一般社団法人まるオフィス)

【関連ファイル】

ぬま塾 vol.19

ぬま塾 vol.19

みなさん、こんにちは。地域支援員の矢野です。
2017年7月27日(木)に第19回ぬま塾を開催しました。

いろいろなところで、道路や住宅など、復興工事が進んでいる気仙沼。
そんな工事現場でよく見かける「菅原工業」という文字。
今回のゲストは、株式会社菅原工業代表取締役専務 菅原渉さんです。

みなさん、「建設業」というとどんなイメージを思い浮かべますか?
私は、渉さんにお会いしてから、工事現場を通りかかると、重機や働いている従業員さんに目が行くようになりました。
「かっこいいな。」
私たちの生活を支えてくださっている建設業のみなさんに、感謝の気持ちが湧いてきます。

ぬま塾 vol.19

この日の参加者は27名。そのうち「今回初めてぬま塾に参加した!」という方は12名。「今年から土木業の仕事を始めた」という若者が、ラジオの告知を聞いて参加してくれました。

講話

ぬま塾 vol.19

今回は、いつもと違って、司会者とのトークセッションから始まりました。
実は、今回初めて、ゲスト講師の方との事前打ち合わせ無しの、ぶっつけ本番インタビューに挑戦してみました。
ここでは講話のポイントをいくつかご紹介します。詳しい講話内容は、後日公開予定の講話アーカイブをご覧くださいね。

グループトーク&質疑応答

ぬま塾 vol.19

3~4人のグループになり、講話の感想を共有しました。
グループ分けは、恒例となりつつある「あめ」を使いました。「誰と一緒になるんだろう」というわくわく感が良いですね。

グループトークの後は、ゲストへ質疑応答のタイムをご用意。今回は2つだけご紹介しますね。
《参加者からの質問》
経営未来塾に入塾して1番変わったことは?
《ゲストの回答》
自分自身。会社のことしか考えていなかったが、「地域」まで視界が広がった。地域が良くなって会社が良くなると思う様になった。

《参加者からの質問》
「人を大切にされている」印象があるが、そのマインドはどう育っていったのか?
《ゲストの回答》
帰郷してきて、自分個人でできるという想いをへし折られた、つまり自分1人では限界を感じた。仲間の大切さは、つくづく思っている。「会社があっての従業員。従業員があっての会社。」とお互いにそう思える会社が1番理想の会社だと思うし、そこを目指している。実際に今年の春は、給料の更新をする際に全員と個人面談をした。

最後に、ゲストから若者へのメッセージ

ぬま塾 vol.19

「できる、できない」の選択肢ではなく、まず「やるか、やらないか」だと思う。やってみて初めて気づくことがたくさんある。動いてみて、何でもチャレンジすると、いろいろと結果がついてくると思う。そして、自分の軸を大切にしてやっていけば、どんどん人が協力してくれるようになる。

参加者のこえ

参加者が、講義の中で「感想」と「印象に残った言葉」をご紹介します。
《感想》

《印象に残った言葉》

 
参加者の印象に残った言葉にあるように、最後の渉さんのメッセージ
「“できる、できない”ではなく、“やるか、やらないか”」という言葉が、とても心に残りました。
「できない」と思って立ち止まるのではなく、「やる」と決意して、「どうしたらできるのか」を考えられるように心がけたいと思った、今日この頃です。

次回のぬま塾もお楽しみに!

ぬまトーーク vol.8

ぬまトーーク vol.8

こんにちは、地域支援員の矢野です。
2017年7月5日(水)に、ぬまトーークvol.8を開催しました。

今回のテーマは「気仙沼の農業を考える」。

こちらのテーマ、完全に私の趣味です。(笑)
日々の食卓で口にする野菜や、お肉、お米など。農作物は、私たちの生活に欠かせないものですよね。
気仙沼といえば水産業が盛んですが、今回は農作物を栽培する「農家さん」に着目してみました。
港町であるからこその「気仙沼らしい農業」とは?
今、気仙沼で活躍されている若い農家さん2人をゲストにお呼びし、楽しくトーークしていただきました。

ぬまトーークvol.8でやったこと

テーマ「気仙沼の農業を考える」
19:00 開会
19:10 アイスブレイク
19:15 ゲストトークセッション
19:30 ワークショップ
●個人ワーク:アイデアの種を探そう
●グループワーク:アイデアをかたちにしよう
●発表:グループごとにアイデアを発表
21:00 クロージング
21:05 終了

参加者は、なんと、過去2番目に多い35名。いつもは4、5グループに分かれて行うワークショップも、今回はグループが7つもできちゃいました!会場のはしからはしまで使ってテーブルと椅子をセッティング。
そして、参加者のほとんどの方が「農業に興味がある!」とのこと。
想像していた以上に「農業」への関心が高く、主催者もびっくり!とても嬉しかったです。

アイスブレイク

ぬまトーーク vol.8

まずは、グループのなかで自己紹介。
今回のテーマにちなんで、それぞれが好きな農作物をプレゼンしてもらいました!

ゲストトークセッション

ぬまトーーク vol.8

普段なかなか出会う機会の少ない農家のお2人をお呼びしました!
左:階上いちご農家 三浦拓也さん
右:松岩野菜農家 齋藤憲介さん
お2人とも30代という、農業界では数少ない若者農家さんです。

司会者からゲストへ伺ったのは、こちらの4つの質問です。

ぬまトーーク vol.8

「体力の限界が来たときが仕事の終わり」と答えるお2人。
齋藤さんは、きゅうりの箱詰めをしていて、きゅうりを手に握って10分寝落ちしたら「やめ時」だそうです。忙しい時期は、一睡もできない日が3ヶ月続くこともあるそう。

三浦さんは、新しい品種のいちご栽培に挑戦されているとのこと。例えば、「桃薫(トウクン)」という、ピンク色の、香りも味も桃にちかい品種は、本当に桃のようにみずみずしくて甘い、美味しいいちごです。みなさん、ぜひ一度食べてみてくださいね!

「水産業に便乗していく農業」が「気仙沼らしい農業」だと思う。
水産加工の工場で1番使われている野菜、生姜の栽培に挑戦されている齋藤さん。「生姜もしかり、水産業にのっかるような農業を仕掛けていければ良いと思う」と答えてくださいました。

ワークショップ 個人ワーク

ぬまトーーク vol.8

農家のお2人からお話を聞いた後は、参加者のみなさんが主役になります!
お題に沿って、自身のアイデアをたくさん出していきます。
今回のお題は「気仙沼の農作物をより多くの人に食べてもらうには?」
どういう機会があったらいいか、アイデアを付箋に書き出してもらいました。

ワークショップ グループワーク

ぬまトーーク vol.8

個人ワークで考えたアイデアをグループの中で共有。
みんなで出したアイデアを組み合わせたり、深掘りして、グループでひとつのアイデアにまとめていきました。
こんな面白いアイデアが生まれましたよ!

ぬまトーーク vol.8

ぬまトーーク vol.8

最後に、グループごとにアイデアを発表。

ぬまトーーク vol.8

今回は、ゲストのお2人から各グループのアイデアを聞いて、一言コメントをいただきました。

参加者のこえ

 
ぬまトーーク vol.8

興味・関心が同じ仲間と、そのことについて語る。
「これができたらおもしろい」を語る。

たくさんの笑顔があふれる2時間でした。
次回のぬまトーークもお楽しみに!

ぬま大学第2期生インタビュー vol.2

ぬま大学第2期生 パネルディスカッション Part2

ぬま大学第2期生に聞きました!「ぬま大学」について教えてください!第2弾。
今回のゲストは、小野寺千春さんと河村俊秀さんです。

ゲストプロフィール ※2017年4月現在

小野寺千春さん(愛称:ちはるさん)
気仙沼市出身。千葉で保育士をしていたが、震災後に気仙沼にUターンし、現在は市内の保育園で働いている。
作成したマイプラン:「保育士の学びの場をつくる“保育カフェ”」
ぬま大学第2期生 小野寺千春

河村俊秀さん(愛称:とっしー)
三重県出身。大学の時に震災ボランティアとして気仙沼を訪れる。大学卒業とともに移住し、気仙沼市内の企業に就職。
作成したマイプラン:「移住者の小さな寄り合いの場づくり」
ぬま大学第2期生 河村俊秀

もう少し人間関係に広がりが欲しいな、と思っていたんです。
ーーぬま大学に参加したきっかけを教えていただけますか?
(とっしー)そもそも気仙沼に来たきっかけは、大学のボランティア時代に気仙沼に何度も足を運んで、継続して自分も何か復興の力になれればいいなと思ったからでした。とはいえ、何をしたらいいのか、どこからやっていけばいいのか、と悩み、「何かやりたいなあ」とモヤモヤを抱えていました。なおかつ、友達や知り合いもいない環境の中で、寂しさや孤独な気持ちも募っていて。そんな時に、Facebookの「ぬま塾」のページに、ぬま大学の説明会の告知がされていたんです。楽しそうだな、と思って参加したところ、すごい面白い話をしてくれる先輩たち(ぬま大学第1期生)がいて、「ぬま大学に参加して、自分も想いを形にしたいな」と感じ、参加することを決めました。
ーー気仙沼に移住してきたきっかけをもう少し詳しく教えて頂けますか?
(とっしー)もともとは就職活動自体も地元でしていて、移住するつもりはありませんでした。ですが、面接で大学時代のボランティアの話をした時、風当りの強いことを言われることが結構あって。震災の風化、と言われますけど、みんな震災を他人事だと思っているような気がしたし、何より自分が何も言い返せなかったことが悔しかったんです。そこから、「自分にできることはないのか」と思い、移住することを決めました。
ーーでは、 ちはるさんはどうでしょうか?
(ちはるさん)私は地元に帰ってきて数年になるんですが、もう少し人間関係に広がりが欲しいな、と思っていたんです。ちょうどそんなときに、気仙沼に移住してきて保育士をしているめいちゃん(ぬま大学第2期生 冨永めいさん)と知り合ったんですね。色々話をしているうちに、保育士だけでご飯会をして、その中でちょっとした勉強会みたいなことをしたいね、という話になりました。そんな話をしていた時に、成宮さん(ぬま大学コーディネーター)と知り合って、「ぬま大に参加すれば、もうちょっと千春ちゃんがやりたいことがイメージできるし、仲間もできるよ」と言われて。「ほんと?」と半信半疑でしたが(笑)。ぬま大学説明会にめいちゃんと一緒に参加して、ぬま大学を受講することにしました。
等身大の自分になって考えられるようになりました。
ーーぬま大学の期間中、印象に残っていることは何でしょうか?
(ちはるさん)各回講義のあとの懇親会が毎回楽しかったです。みんなで真面目な話をしたあとに、ワイワイして・・・。あとは、出来事ではないんですが、回を重ねるごとにみんなが仲よくなってきたことです。それから、各回講義のあとにコーディネーターの方と話をするんですけど、私は最初は愚痴ばっかりで・・・。そもそも気仙沼自体がそんなに好きじゃなかったので(笑)。でも、話しているうちに、「愚痴ばっかりじゃ何も進まないな」と自分自身の想いが変わってきて、最後は気仙沼に対する愚痴じゃなくて、「気仙沼だからこそできること」を考えられるようになりました。特別な出来事ではありませんが、「気仙沼楽しいな」と思えるようになったこととか、「とっしー明るくなったな」とか、そういう自分自身の変化や、周りの人の変化が印象に残っています。回を重ねるごとに楽しくなっていったので、ぬま大学に入ってよかったな、と思います。
ーーとりわけ印象的だったことはありますか?
(ちはるさん)最後にぬま大生みんなで集まって、追い込みをしたことですかね。第5回講義が終わってから最終報告会まで、「みんなの前で話すとか無理!」と思っていて(笑)。でも、みんなで夜中の1時頃までプランを発表し合ったり、「もっとこうしたほうがいいよ」とアドバイスしたり、大変だけど楽しいっていう、学生時代に戻ったような感じでした(笑)。
ーー追い込みはぬま大生が自主的にやっていたのがすごかったです(笑)では、とっしーはどうでしょうか?
(とっしー)僕は第3回の懇親会で、メイン講師の尾野さんと個別にお話しをした時ですね。僕にとってぬま大学の体験はすごく貴重なことばかりで楽しかったんですけど、自分のプランをやるっていう意味では苦しいことの連続だったんです。実際に気仙沼に住んでみて、ボランティアで来ていたころとの落差にショックを受けていて。やっぱり田舎だから住みにくいなっていうところが正直あったんです。それで、僕も千春さんと同じく、最初はプランが愚痴みたいになっていて・・・(笑)。自分でも「何をしていいのかわかんない」っていう状態の中で尾野さんに話した時に、「気仙沼で楽しむことが最初のミッションでいいんじゃない?」と言われたんです。その時に、改めて自分が今まではすごく深いものを想定して、それを飛び越えようと必死になっていたんですけど、そうじゃなくて、「小さいものを飛び越えることを積み重ねていくやり方でもいいんだ」と思えて。その後も結構悩んだりはしたんですけど、尾野さんと話してから等身大の自分になって考えられるようになりました。
自信を取り戻せました。
ーーぬま大学の期間を通して変化したことはありますか?
(とっしー)最初は「自分は本当に気仙沼でやっていけるのか」と漠然とした不安が付きまとっていて、それが反映されたプランを作っていたんです。それで、「自分はこれをやる必要があるのか?」って投げやりな気持ちになっていた時もあって。でも、第4回で一緒なグループにいたコーディネーターの方に「やりたいことが分かんないんです」と言ったところ、丁寧に話を聞いてもらって、「とっしーは誰かと何かを作り上げることが楽しいんじゃない?」とアドバイスをもらったんです。そして、今までも自分がお酒が好きだったこともあり、知り合った移住者の人を誘って飲み会も開いていたんですけど、「なにか特別なことをやるんじゃなくて、そういうのをちゃんと形作っていくだけでもいいんじゃないか」とも言われて、すごく自分の中で納得して。そこから、自分から色んなことを話すようになったり、気仙沼の生活に馴染んでいきたいなと思うようになりました。
ーーちはるさんはどうでしょうか?
(ちはるさん)地元に帰ってきて保育士の仕事をしながら、「勉強会や研修会とかやればいいのに」とずっと思っていたんです。でも、それを周りの保育士さんに言っても、なかなか理解してもらえなくて。「私真面目すぎるのかな」という風に思っていたんですけど、ぬま大に参加して、自分のやりたいことを発表したら、すごく共感してくれて、「じゃあやりましょうよ」とか「こういう人呼びましょうよ」と言ってもらえたんです。気仙沼に来てからずっとモヤモヤしていたんですけど、そんな風に分かってもらえたのが初めてだったので、自信を取り戻せました。そういう点で、自分自身が変わったというか、救われた、というところはありますね。
気仙沼でできることの幅を増やしていきたいと思っています。
ーー最後に、今後やりたいと思っていることや、方向性などを教えてください。
(ちはるさん)実際に今もマイプランの「保育カフェ」を開催して、保育士さんたちで集まって話したりご飯を食べたり、勉強会を開いたりしているんですが、学びにはなるもののやっぱり問題の解決とまではなかなかいかないっていうところがあるんですね。とはいえ、ぬま大のコーディネーターの方にも、「疲れないように、ゆるく、無理せずやっていきましょう」と言われているので、勉強会を挟みつつご飯会を開いたりなど、マイペースにこれからもやっていきたいなあと思います。
ーーとっしーはどうですか?
(とっしー)移住者の会を引き続きやっているんですけど、メンバーが固定してきてしまっているので、新しいつながりを自分自身もつくっていきたいなとは思います。また、いまは飲み会を主にやってるんですけど、飲み会だけではなくて、例えば大島でみんなで運動をするとか、気仙沼でできることの幅を増やしていきたいと思っています。
ーー時間が経つ中で自然体になっていったお2人。これからも気を張りすぎず、動き続けていただきたいです。ありがとうございました!

ぬま大学第3期 vol.1

ぬま大学第3期 vol.1

こんにちは、地域支援員の小町です。
平成29年6月3日(土)、6月4日(日)の2日間、ぬま大学第3期の第1回講義が開催されました。場所は、気仙沼市本吉町にある「前浜マリンセンタ―」。毎年ぬま大学の講義で使わせていただいている会場です。地域の木を使い、住民さんたちの手で作り上げた建物は、地域の人の想いが込められた素敵な場所。木の匂いが会場いっぱいに広がります。

第1回でやったこと

テーマ「イントロダクション~地域と自分を知ろう~」
6月3日(土) 自分を知ろう
13:00 開会、事務局挨拶
13:10 ぬま大学について紹介
13:20 アイスブレイク
13:45 15分間ロング自己紹介
16:35 グループワーク
17:00 クロージング
17:30 閉会

6月4日(日) 地域を知ろう
8:30  開会、まち歩きについて説明
9:00  まち歩き 地域を歩く
11:30 まち歩き まとめ
13:20 まち歩き 全体発表
13:50 ぬま大学メイン講師 尾野寛明氏より講話
14:00 閉会

1日目 アイスブレイク

ぬま大学第3期 vol.1

初めて顔合わせをしたぬま大学第3期メンバー。このメンバーで半年間取り組んでいきます。まずはお互いを知ることから始めよう!ということで、去年と同様、【となりのとなりの自己紹介】をしました。これは「○○さんのとなりの、□□さんのとなりの、△△です。」と順番に名前を言っていくゲームです。最後に近づくほど、難易度を増していくゲーム。みんなで楽しく盛り上がりました!

1日目 15分間ロング自己紹介

ぬま大学第3期 vol.1

会場の空気が温まったところで、いよいよ講義がスタート。1日目のテーマは「自分を知る」ということで、受講生1人1人に、15分間のロング自己紹介をしてもらいました。今回は、これまでの人生を波で表してもらった「人生グラフシート」を使い、自分の人生にどんな出来事が起こり、どんな気持ちになったのか、紹介してもらいました。歩んできた人生について話し、心を開き合うことで、これから一緒に頑張っていく「仲間」としての相互理解も深まったのではないでしょうか。

1日目 グループワーク

ぬま大学第3期 vol.1

長いように感じた自己紹介もあっと言う間に終了。その後は4~5人のグループに分かれ、マイプランの発表と意見交換を行いました。自分のやりたいことを、目をキラキラさせながら話す受講生の姿が印象的でした!

ここで、1日目の講義は終了です。

1日目 夜

ぬま大学第3期 vol.1

第1回目講義は2日間に渡る合宿。夜はみんなで協力して、ご飯を作りました。メニューはカレーライス&BBQです!第3期のメンバーだけでなく、ぬま大学1期・2期のOB生や本吉地域の方、階上のゲストハウス「架け橋」に来ていた大学生も駆けつけ、みんなでわいわい楽しくご飯をいただきました。

2日目 まち歩き 地域を歩く

ぬま大学第3期 vol.1

早めの朝ご飯が終わったら、2日目の講義がスタート。2日目は「地域を知る」ということで、NPO法人浜わらすさんに地域の方をご紹介いただき、本吉地区を対象としたまち歩きを実施しました。今回地域を案内してくださった地元の住民さん(通称:案内人さん)は、こちらの4名。

また、今回はまち歩きの先輩として、唐桑地区のまちづくりサークル、からくわ丸のメンバーにもサポートでお手伝いいただきました!

今回は4つの班に分かれて、別々のルートを歩きました。受講生は案内人さんの話に耳を傾け、メモや写真を撮り、分からないことはどんどん質問しながら、地域への理解を深めました。

2日目 まち歩き まとめ

ぬま大学第3期 vol.1

案内人さんのお話を聞いた後は、前浜マリンセンターに戻り、グループごとにまとめをします。まずは、付箋を使ってまち歩きを通して見つけたものを洗い出す作業を行い、その後以下の2つのものを作りました。

最後に、まとめたものを俯瞰的に見ながら、地域について気付いたことをグループで話し合いながらまとめました。

2日目 まち歩き 全体発表

ぬま大学第3期 vol.1

まとめ作業が終わった後は、全体に向けて発表を行いました。発表の時間には、2名の案内人さんにもお越しいただきました!

地域を実際に歩いて、人に話を聞き、その想いに触れることで、ぬま大生も大きな学びを得ることが出来たようです。そして何より、楽しかった!という声を多く聞くことが出来ました。

2日目 ぬま大学メイン講師 尾野寛明氏より講話

ぬま大学第3期 vol.1

第1回最後のコンテンツは、ぬま大学メイン講師の尾野寛明氏による講話。
尾野氏には、まち歩きの総評から、ご自身の活動紹介、マイプランを作成するうえでのポイントなどをお話頂きました。今回はその講話のポイントを簡単にご紹介します!

参加者のこえ

ぬま大学第3期 vol.1

ぬま大学第3期、今期も活発なメンバーが集まりました。今後もどうぞご期待ください!

ぬま大学第2期生インタビュー vol.1

ぬま大学第2期生 パネルディスカッション Part1
ぬま大学第2期生に聞きました!「ぬま大学」について教えてください!
今回のゲストは、菊地隆太郎さんと中村かれんさんです。

ゲストプロフィール ※2017年4月現在

菊地隆太郎さん(愛称:りゅうくん)
気仙沼市(八瀬)出身。サンマの形をしたたい焼きを売っている「sanma mia!」の店主。
作成したマイプラン:「八瀬に自然遊びの拠点を作る」

ぬま大学第2期生インタビュー vol.1
中村かれんさん(愛称:かれんちゃん)
北海道出身。震災ボランティアを契機に気仙沼に移住。
作成したマイプラン:「しんどいときに頼れる場所」

ぬま大学第2期生インタビュー vol.1

「自分、できるかも」という気持ちになりました。
ーーぬま大学に参加したきっかけを教えていただけますか?
(かれんちゃん)ぬま大学に参加した理由は、周りの人から「参加してみたら」と言われたからと、ぬま大学の説明会に参加して、「できるかも」という気持ちになったからです。説明会ではマイプランを実際に作る練習をしたんですけど、やりたいことがなくて(笑)。それで、なんとか絞りだして作ったものを発表したら「いいじゃん」と周りから言われ、「自分、できるかも」という気持ちになりました。
ーーそうはいっても半年間はハードルが高いと思いますが、当時はどんな心境だったんでしょうか?
(かれんちゃん)「申し込んでしまったからには、やらなきゃな」という感じでした(笑)
ーーでは、 りゅうくんはどうでしょうか?
(りゅうくん)僕は、ぬま大学は名前しか聞いたことがなく、説明会にも参加しませんでした。お店にぬま大学第2期の募集のポスターの掲示を依頼されたときも、「あ、ぬま大学やってるんだー」って感じで(笑)。その後、当時手伝っていた別のお店に成宮さん(ぬま大学のコーディネーター)が来てくれて、「僕いるよ。ぬま大学やったら?」と誘われて、参加することにしました。成宮さんに誘われなかったら、参加していなかったと思います(笑)。
 また、当時は子ども達を対象とした活動もやっていたのですが、仕事との両立が難しくなってきていた時期でした。「何かしないと活動しなくなるな」と思い、「強制的に仕事とは別で、自分がやりたいことを出来る場所をつくろう」と思ったこともぬま大学に参加した理由の1つです。
近くの異業種、遠くの同業種から学ぶことは多い
ーーぬま大学の期間中、印象に残っていることは何でしょうか?
(りゅうくん)オープンアカデミーですね。普段だったら見られないような場所に行って、学ぶところが大きかったです。メイン講師の尾野さんが「近くの異業種、遠くの同業種から学ぶことは多い」とおっしゃっていたように、本当に為になりました。
ーーかれんちゃんはどうでしょうか?
(かれんちゃん)私は担当のコーディネーターさんとの月1回の話し合いです。なかなか自分の気持ちを深くまで聞いてもらう時間は、これまでの人生でなかったなあ、と。そして、話しているうちにいろんな側面から意見を貰ったり、「自分って、これできるのかも」というような気付きがあったりして・・・。思えば半年間全部の時間が楽しかったなと思います。ぬま大学に参加して良かったとすごく思います。
 それから、第5回講義ですね。ちょうどゴールが見えなかった時期です。最後の講義なんですけど(笑)。このころに、自分のプランががらっと変わりました。自分の原体験が別のところにある、と気づいたんです。第5回は「それに気づいたはいいけど、どこにゴールを持っていけばいいんだろう・・・」と悩んでいる時にとりあえず参加して、色んな人に現状を話し、色んなことを突っ込まれました(笑)。
自分に対しても、相手に対しても、素直になれました。
ーーぬま大学の期間を通して変化したことはありますか?
(かれんちゃん)自分に対しても、相手に対しても素直になれました。ぬま大学の期間は「こういうことをしたいんです」と言うと、周りが「いいよね」と言ってくれ、逆にそれを相手に対しても言う、そういうことを半年間続けているうちに、今まではほめられても「そんなことないです」と突き放していたところを、「自分にはそんな面があるんだな」と思い「ありがとうございます」と受け入れられるようになりました。それはやはり、半年間話を聞いてもらったり、話を聞いたりしたことが大きいんじゃないかなと思います。
ーーかれんちゃんは最後の追い込みが怒涛でしたよね(笑)。
(かれんちゃん)はい(笑)。最後には、担当のコーディネーター以外にも話をひたすら聞いてもらってました。ぬま大生だけで報告会のプレゼン練習をしよう、と集まったりもしました。そういう意味では、ぬま大学の仲間、という感じが生まれたことも変化かなと思います。最初の合宿(第1回講義)のころと比べると、最後の追い込みの頃には距離が縮まり、仲間感が生まれたなあと思います。
ーーりゅうくんはどうでしょうか?
(りゅうくん)仕事以外の場所が出来た、ということですかね。仕事の間は売上のこととかばかり考えていたので、ぬま大学という場が出来たことで、気持ちが楽になりました。それが自分の中で一番大きな変化ですね。話したい、愚痴りたい、という場所は、ぬま大学に参加しなかったらできなかったと思います。逆に、参加してなかった時のことを考えると・・・へこんでいたかもしれない(笑)。それくらい、ぬま大学に出会えてよかった、やってよかったと思います。
ーーその部分で、印象的だった時間はどこですか?
(りゅうくん)最後の追い込みかなあ。文化祭の前夜祭みたいな感じで、ほほえましいなあと思いました(笑)。
小さいところからやっていきたいです。
ーー最後に、今後自身のプランとしてやりたいと思っていることや、方向性などを教えてください。
(りゅうくん)八瀬で楽しいことをやる、というのは、生きていくうえで必ず取り組んでいくとは思います。今は八瀬で色んなことを一緒にやっていく人を発掘したいと考え中です。今、この説明会の場で知らない人がいるというのが逆に嬉しいです(笑)。
ーーどういうことを一緒にやりたいですか?
(りゅうくん)今、2期生の佐藤光彦くんと一緒に「8のつく日は八瀬の日」として、楽しくみんなでご飯を食べるなど、多世代交流の時間を作っています。子ども達も集まってくる場なので、ぜひよろしくお願いします(笑)。
ーー八瀬への想いや課題意識に対してはどう感じていますか?
(りゅうくん)地域の全体的な課題としては、小学校の統廃合とか、大きな話になるのですが、自分としては八瀬で楽しいことが出来ればいいなと思っています。小さいところからやっていきたいです。
ーーかれんちゃんはどうでしょうか?
(かれんちゃん)今年一年間は勉強の年にしようと思っています。私が目指したい場作りを実際に実践している人のところに行って、現場で学ぼうと考え、実際に1~3月で色んなところに行ってきました。私が目指す場は作るのが難しいんですけど、とりあえず今実際に関わっている色んな世代の人たちとの関わり方を、これからも大事にしていきたいなと思っています。
ーーぬま大学の仲間、という感覚は、お二人が話す様子からも感じ取ることが出来ました。ありがとうございました!