ぬま大学第3期 vol.2
こんにちは、地域支援員の小町です。
ぬま大学第3期の第2回講義は、2017年6月25日(土)、気仙沼市役所の前の通りを、少し奥に入ったところにある、「こどまど」で行いました。「こどまど」は一般社団法人プレーワーカーズさんが運営している、空き家を利用した子どもの遊び場・居場所です。屋内にはたくさんのおもちゃだけでなく、駄菓子屋さんスペースや手作りのロフトのようなスペースも。いるだけで楽しくなるような空間です。
第2回でやったこと
テーマ「地域と自分を考える ~課題テーマを設定しよう~」
13:30 開会
13:45 ゲスト講話(NPO法人ピースジャム 理事長 佐藤賢氏)
15:20 グループワーク
17:00 コーディネーター振り返りセッション
17:25 クロージング
17:30 終了
参加者は、ぬま大生7名、一般聴講者4名の11名でした。
ゲスト講話
ゲストは、毎期このタイミングでお呼びしている、NPO法人ピースジャムの理事長、佐藤賢さんです。今回はマイプランを作成するうえで基盤となる、ビジョン・ミッション、原体験、地域課題の要素について、賢さんご自身の活動に当てはめながらお話して頂きました。
ポイントとなった部分を紹介させていただきます。
- 何かしたいけど、失敗が怖いからチャンレンジしない人間だった。まさに「臆病」という病気だった。これをとにかく直したかった。頭で考え過ぎてしまっていた。なので、まずは小さく始めてみることからスタートした。
- 震災後に始めた活動は、物資支援だった。しかし、活動を続ける中で、課題を深掘りしていったら、今の形態が見えてきた。最初のうちは、そんなことは見えていなかった、やっていたから多くの可能性が見えてきた。
- 何かをやるときに、地域課題やプランの内容などはあるが、一番大切なのは「自分と接続する」こと。誰でも出来る簡単なことだった。辛いこと、苦しいこと、嬉しいこと、楽しいこと、そのそれぞれが自分を支えている拠り所で、それを知ることが大切だと思う。そのアイデンティティーをどうするか。そこで大切なのが、小さな実践。ミニマムステップをどう実施するかが大切。
- 課題を埋めることが目的にならないように、常に実現したいビジョンを想像して、その為に必要なことを考え、取り組んでいってほしい。
今回は、ぬま大学第2期第2回講義でもお話に出た「佐藤の穴」理論に加え、ビジョンを意味する「佐藤の山」理論も新しく登場。毎年更新されていく賢さんの講話に、場にいた全員が感銘を受けていました。
ワークショップ
3グループに分かれ、相互にプランをブラッシュアップしあうグループワークを行いました。ゲストの賢さんにもグループに入って頂き、受講生のプランをブラッシュアップして頂きました。また、今回はOB/OG生2名が参加していたので、時間が空いたグループではOB/OG生のマイプラン発表も行いました。
参加者のこえ
- わたしはここぬま大で挑戦していいんだな、という安心感を得られました!(ぬま大学3期生)
- 市内でこんなに活躍している人がいることを知れただけでも満足。もっといろんなことにチャレンジしていく必要があると思った。(一般聴講)
- 熱意をもってプランをたてている3期生と話ができてわくわくしています。自分も地道でもがんばっていこうと思いました。(ぬま大学2期生)
次回は第3回講義。
テーマは「マイプランを描く ~ビジョン・ミッションを描こう~」です!
どうぞご期待ください。