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レポート|ぬま大学第9期最終報告会

ぬま大学第9期最終報告会の集合写真

最終報告会「『やりたい』を宣言する」

「気仙沼で何かやってみたい!」という若者の思いをかたちにする半年間の実践塾、ぬま大学。
その成果を発表する最終報告会が11/19(日)にPIER7で開催されました。

9期目となる今年は、地元出身や移住者などの10~40代の10人のぬま大生が「自分が気仙沼で実行するプラン(マイプラン)」を発表。
会場にて、市内外から約70名の方に聴講いただきました!

そして、今年も多くのぬま大学OB・OG生に支えられての開催に◎
第二部「交流会」での軽食/お菓子販売や副賞への協力、司会など、今までの繋がりも表れる濃い時間となりました。

発表の様子

タイムライン

●第一部:まずは聞いてみたい方へ
13:30 オープニング
13:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(4名)
14:40 休憩
14:45 ぬま大生によるプレゼンテーション(3名)
15:20 休憩
15:30 ぬま大生によるプレゼンテーション(3名)
16:10 共感賞の投票

●第二部:もっと知りたい方へ
16:20 □ship:交流タイム
17:00 表彰式・振り返り
17:45 終了

発表したぬま大生のマイプラン一覧

1人1人、マイプランに込めた想いやビジョンを7分間にまとめ、発表しました!

01.建石 大貴
「人とともに在る建築の可能性」
02.ささをか みさき
「みんなで届ける小冊子“人生の歩き方“」
03.小笠原 薫
「良い姿勢が未来をつくる~働き世代は予防世代~」
04.田島 愛莉
「産業から学ぶ地域と生き方」
05.鈴木 允
「海洋教育で都会と港町をつなげたい!」
06.千葉 亜衣
「みんなのママ友」
07.竹野 歩妃
「ちょこっとトーク~初級編~」
08.飯塚 一輝
「プログラミングで変わる世界~今日が一番若い日~」
09.柳瀨 彩花
「音楽の力と有事のつながり」
10.三上 拓郎
「“まち“のみんなで不登校等の子どもたちを支えたい!!~新しい不登校等支援の形を、気仙沼から。~」

審査員

各プレゼンテーションの後には、今年も豪華な審査員の皆様から、マイプランに対する感想や次につながるアドバイスをいただきました。

・菅原 茂氏(気仙沼市長)
・尾形 長治氏(株式会丸和 代表取締役社長)
・石本 めぐみ氏(NPO法人ウィメンズアイ 代表理事)
・兼松 佳宏氏(さとのば大学 副学長/NPO法人グリーンズ理事)

受賞者紹介

まちづくりに最も貢献すると思われる「市長賞」、聴講者から最も共感を得た「共感賞」、ぬま大学の半年間で最も成長したと思われる「健闘賞」、そして今年は審査会で設けられた「審査員特別賞」の4つの賞が贈られました。

【市長賞:ささをか みさきさん】
●マイプラン
「みんなで届ける小冊子“人生の歩き方“」」
●受賞ポイント
・単に気仙沼だけではなく、日本中・世界中の同じような境遇にあった人など、多くの人に通じるテーマである冊子を作成し、今後の可能性も感じられるため。

【共感賞:千葉 亜衣さん】
●マイプラン
「みんなのママ友」
●受賞ポイント
・内容もプレゼンテーションの語りも、身近さが感じられたため多くの共感を集め、また、自分にもできるかも…と思わせてくれたため。

【健闘賞:小笠原 薫さん】
●マイプラン
「良い姿勢が未来をつくる~働き世代は予防世代~」
●受賞ポイント
・こういった場への参加が初めてで人に伝えるのも苦手意識がある中で、悩みながらも自分やプランに向き合った姿勢。

【審査員特別賞:柳瀨 彩花さん】
●マイプラン
「音楽の力と有事のつながり」
●受賞ポイント
・多数のアクションを行い、その中でも試行錯誤して周りを引き込む努力をされたこと。

振り返り会の様子

半年間かけて「やってみた!」を積み重ね、たくさんの気づきを得て、マイプランを磨いてきたぬま大生。
ここまでの応援をありがとうございました!

この最終報告会が新たなスタートとなり、それぞれのマイプランから「気仙沼でのおもしろいこと」がこれからも広がっていきます!今後とも10人の応援を、どうぞよろしくお願いします!
「自分もやってみたい!」という方は、ぜひ第10期へ。
来年度の募集は、4~5月を予定しています。お楽しみに!

聴講者の声

thanks! OB・OGの協力(司会/副賞/飲食物)

・3期 小野寺 真希さん
・4期 金野 諒さん
・6期 佐藤 美咲さん
・7期 畠山 千怜さん
・8期 今村 ちひろさん
・8期 小野寺 千恵さん
・8期 柏木 大昌さん
・8期 川村 枝美花さん
・8期 関 純麗さん       and more…!

交流会の様子

ぬま大生めぐりMAP

ぬま大生めぐりMAP

まちづくり実践塾「ぬま大学」を卒業した”ぬま大生”は、それぞれ活動中!
そんなぬま大学生の活動をMAPで紹介してみました!!

またこちらでは、MAPに取り上げた活動のHPやSNSもチェックできちゃいます。

みんなで”ぬま充”しちゃう?

MAP

ちびバス広場

▶︎Facebook

あくてぃぶ!

▶︎Facebook

SHiNKU DANCE SCHOOL

▶︎instagram

KATARO-U

▶︎instagram

hitosachi

▶︎instagram

otonari

▶︎instagram

和夜我家

▶︎instagram

コソダテノミカタ

▶︎HP

けせんぬま旅する学校

▶︎instagram

けせんぬま森のおさんぽ会

▶︎Facebook

おりがみ出張託児

▶︎instagram

amu株式会社

▶︎HP

気仙沼 勝手に環境庁

▶︎instagram

ぬま大生のMYがつまったお店や場所

①家カフェHATA

▶︎instagram

②子育てシェアスペースOmusubi

▶︎HP

③駅前潮見治療院

▶︎HP

④みんなのたんす

▶︎HP

④プレーパークけせんぬま

▶︎HP

⑤みやかふぇ

▶︎HP

⑥花香園

▶︎instagram

⑦松岩寺

▶︎HP

⑧ゲストハウス架け橋

▶︎HP

⑨はまわらす

▶︎HP

レポート|気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 オリエンテーション

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2023オリエンテーション_集合写真

オリエンテーション

タイムライン

19:30 オープニング
19:40 みんなで自己紹介
19:55 マイプロジェクトアワードについて説明
20:05 グループワーク「マイプロについて話そう!」
20:30 個人ワーク「アワードまでの目標を考えよう!」
20:40 チェックアウト
20:50 クロージング
20:55 終了

レポート

気仙沼の高校生が、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマに
これまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表する気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023

7年目となる今年は、12名の高校生がエントリー。
アワード当日に向けて、10/6(金)オンラインにてオリエンテーションを開催しました!

▼アワードの聴講申込みはこちら
https://forms.gle/DfV7yGsiprFTD96t5

【主に行なったこと】

・前半

まず全員で自己紹介を行い、その後、事務局より開催への想いや背景をお伝えしました。
「アワードへの参加を通して、地域のためになるだけでなく、みんな自身の学びの場にもなってほしい」こと、
審査のポイントも、学びやプロジェクトを促進する要素として
「主体性」「協働性」「探究性」を大切にしていると説明しました。

・後半

主にグループワークと個人ワークを実施。
グループでは、「マイプロを通してやりたいと思っていること」
「それに対しての出来ていることや悩み、モヤモヤ」などを一緒にお話しました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2023オリエンテーション_グルプワークの様子

その後、一人一人が「アワード開催の2ヶ月後にどうなっていたいか」
「そのためには、どんな2ヶ月を過ごせるといいか」を考え、全体で共有しました。

自分の “好きなこと・気になること・解決したいこと” に実直に取り組んでいる皆さんでした。
アワード当日、高校生たちはどんなマイプロジェクトを発表するのでしょうか。
皆で応援していきましょう!

2023.12.03 気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2023のチラシ(表)

\高校生を応援したい人、集まれ〜!/
申込みはこちら▶https://forms.gle/DfV7yGsiprFTD96t5

今年は3年ぶりに復活!完全リアル開催!
高校生から、気仙沼にもっと元気を!ワクワクを!

気仙沼の高校生が、「気仙沼のために何かやってみたい!」
そんな想いから、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマにこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表します。
どんな想いで、どんなことをやってきたのか、これからどんなことをやりたいと考えているのか。
高校生の発表をお楽しみに!

式次第

式次第の表

式次第の裏

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARDとは?

気仙沼の高校生が、地域の人に向けてマイプロジェクトを発表する場です。自分の想いを発表すること、地域の大人からフィードバックをもらうこと、同世代の活動を知ることを通して学ぶ、“学びの祭典”です。

タイムライン

13:30 オープニング
13:50 高校生によるマイプロジェクト発表(1部・4名)
14:40 休憩
14:50 高校生によるマイプロジェクト発表(2部・4名)
15:40 休憩
15:50 高校生によるマイプロジェクト発表(3部・4名)
16:40 共感賞の投票(発表終了後から5分程度)
16:45 高校生と聴講者の交流タイム
17:00 高校生:振り返り、聴講者:休憩
17:30 表彰式
18:00 閉会

※プログラムの時間は、前後する場合があります。

ゲスト審査員

-菅原 茂氏(気仙沼市長)
-小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長)
-森山 円香氏(NPO法人まちの食農教育 理事)
-大野 佳祐氏(島根県立隠岐島前高校 学校経営補佐官)

プログラム紹介

●高校生によるマイプロジェクト発表
高校生一人ひとりがこれまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトについてプレゼンテーションを行います。


『気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2023 聴講者募集』

【概要】

【申込み方法】

【イベントの最新情報はこちらから】

【関連ファイル】

【お問い合わせ】


ぬま大学第1期生インタビュー vol.1

ぬま大学第1期生インタビュー

ぬま大学第1期生に聞きました!「ぬま大学」について教えてください。第1弾。
今回のゲストは、菊田真由さんと立花淳一さんです。

ゲストプロフィール ※2016年現在

菊田真由さん(愛称:きくたま)
気仙沼市出身。仙台の大学に通い、教育分野を学ぶ大学4年生。

ぬま大学1期生 菊田 真由

立花淳一さん(愛称:じゅんちゃん)
気仙沼市出身。市内の福祉施設で介護士として働く。プライベートでは、まちづくりサークル「からくわ丸」代表として、地元の唐桑町で活動をしている。

ぬま大学1期生 立花 淳一

気仙沼でおもしろいことをやっているな
ーーぬま大学に参加したきっかけを教えていただけますか?
(きくたま)大学3年生の時に、学校で勉強していることや、将来のことに対して、“もやもや”した気持ちを抱いていました。大学の友達に相談したけれど、その“もやもや”は増える一方で、負のスパイラルに陥っちゃって。「このままでは自分がだめになる」と思い、大学の外に出ようと決意し、インターネットでセミナーを検索していたところ、偶然ぬま大学を見つけました。「地元の気仙沼でおもしろいことをやっているな」と思い、軽い気持ちで参加しました。
ーー大学3年生の当時の悩みを、具体的に教えてもらってもよいですか?
(きくたま)私は教育学部に所属し、学校の教員を目指して勉強していたのですが、「私は本当に、このまま教員になっていいのかな」と思うことがありました。でも、それを誰に相談すればいいのか、そして自分はどうしたら良いのかわからなかったんです。
ーーインターネットで検索した時に、いろいろなセミナーを見つけたかと思いますが、その中でもぬま大学を選んだ理由は何ですか?
(きくたま)私は、「いいな」と思ったものを、まずはやろうと決めていました。もう、病んでいるピークだったんです(笑)。いろいろな所に出かけて、いろいろな人に出会いたいと思っていました。あと、震災のこともあって、地元の気仙沼で何かしたいなという気持ちもありました。でも1番の理由は面白そうだったからかもしれないです。
ーーありがとうございます。では次に、淳ちゃんにきっかけを伺いたいと思います。
(淳ちゃん)震災後に結成した「からくわ丸」の活動を通して、自分の中で“まちづくり”に対する意識が高まりました。それで「まちづくりって何だろう」と考えるようになったんです。「こういうことやってみたいな」とか、「こういうのがあったら面白いな」とか。でもアイデアがあっても、それを実際に形にするまでの過程がわからなかったんですね。そんな時にちょうどぬま塾という担い手の事業が始まって。刺激とヒントを求めてぬま塾、そしてぬまトーークに参加するようになりました。これ、僕のプチ自慢なんですけど、「ぬま」関係イベントは皆勤賞なんですよ。だから「ぬま大学も参加しないといけない」と勝手に思っちゃって(笑)。 でもやっぱり自分の考えを形にするまでの過程を、ぬま大学で学びたいと思ったことが、1番の動機ですかね。
ーー以前、「これまで自分が主となって活動を始めた経験が無い」と伺いましたが、それは「からくわ丸」以前もですか?
(淳ちゃん)「からくわ丸」以前は、そもそもまちづくりに関わってなかったですね。自分大好き人間だったんで(笑)。だから本当に、自分のやりたいこと、アイデアを形にするにはどうすればいいかわからなかったんです。それを学べればと思って参加したのが大きいですね。
人の活動や考えを知ることが、自分への刺激になりました
ーーぬま大学のカリキュラムのなかで、印象に残っていることは何でしょうか?
(淳ちゃん)今まで、ぬま塾とかで知り合った人たちが、実際にどんな活動をしているのか、知らなかったんですけど、ぬま大学を通してその人の活動や考えを知ることができて、それが自分への刺激になりましたね。
ーー普段、友達に会って「まちづくりの活動」について話すことは、なかなか無いですよね。
(淳ちゃん)そうですね。だいたいくだらない話で終わりますね(笑)。もう1つは、宮城県内の別の実践塾先に遠征したことですね。人っていうのは、一緒の釜の飯を食べて、一緒に風呂に入ると、その人の本質が見えて、仲が深まりますね。気仙沼と違う場所で、同じようなことをしている人と出会う機会はなかなかないので、新しい考えを聞くことができて、刺激になりました。
ーーきくたまはどうでしょうか?
(きくたま)私は3つあります。私は淳ちゃんと違って、ぬま塾、ぬまトーークを全く知らないで、ぬま大学からとび込んだんですけど、「人の輪が広がることは楽しいんだなあ」って思いました。あと、自分は大学生だから考え方が幼稚なんですけど、「こんな風に自分の考えを真剣に聞いてくれる大人がいるんだなあ」ということに驚きました。2つめは、月に1回、ぬま大学のメンバーに会ってお互いのプランについて話すんですけど、悩みが解決することもあるけど、逆に、もやっとすることもあって。またそれを家に持ち帰って考え直すんです。こうやって、人から意見をもらって、さらに考えるということが新鮮でした。あと、淳ちゃんと同じで、3つめは、外部への遠征も新たな刺激があって印象に残っています。
自己内省がすごくできるようになりました
ーー最後に、ぬま大学を通して1番学びになったことは何でしょうか?
(淳ちゃん)自己分析できたなって思いますね。自分のやりたいこと、考えとかいろいろあって、もやもやするんだけど、実際それを客観的にみる機会はなかなか無いです。けれども、ぬま大学という新しい場所に行くとそれができて、「自分ってこういうこと考えてたんだなあ」って気がついて。そしてそれをアウトプットすると、周りから意見をもらって、また考え直すことができる、良い機会になりました。自分の固定観念を覆すことができたし、柔軟性が生まれました。
ーーきくたまはどうでしょう?
(きくたま)私は、自己内省がすごくできるようになりました。いろいろな人から意見をもらって、「こういう見方があるんだな」って思ったところをどんどん自分で取り入れて、考えを自分の中で深めていくことができるようになりました。
ーー最終報告会では、最優秀賞を受賞した淳ちゃんと、プログラムを通してもっとも成長したと認められた、メイン講師賞を受賞したきくたまは、「真摯にプランに取り組んでくださった2人だったな」と改めて思いました。お2人とも、ありがとうございました!