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2021.04.20 ぬま大学第7期説明会

ぬま大学第7期説明会

「やりたい」をかたちにする半年間の実践塾『ぬま大学』、今年も開校します!
そして、ぬま大学の第7期生募集開始にあわせて”説明会”を開催します!

・ぬま大学って何するの?
・ぬま大学ってどんな人が参加してるの?
・マイプラン?…まだないけど、どうやってつくるの?
そんな疑問にお答えします。

そして、持ち物は「やってみたい!」というワクワクした気持ちや、「やってみたいけどモヤモヤ…。」というちょっぴり不安な気持ちだけで大丈夫◎
なぜなら、ぬま大学のスタートはその気持ちをカタチにするところから始まるからです!

自分の好きなこと・興味のあることを振り返ったり、仲間と一緒に考えてみる。
時には、不安な気持ちを素直に仲間やコーディネーター(ぬま大生の応援者)に話してみる。
そうやって悩み、語り、カタチにしていく中で、自分らしい一歩を踏み出していけるのがぬま大学なんです。

そんなぬま大学をぎゅぎゅっと2時間で体験できるのがこの説明会。
まずは、気軽に説明会に遊びにきてくださいね。

また、こちらの説明会の他にも随時個別相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせくださいね。

あなたの「やってみたい!」を待っています〜!

▽これまでの講義の様子を公開中!
https://numa-ninaite.com/wp/category/numauniversity/numauniversity-report/

プログラム

●ぬま大学のご説明
●第6期生とコーディネーターとのクロストーク
昨年のぬま大学で、半年間かけてマイプランを作ってきた6期生と、そのチャレンジをとなりで支えたコーディネーターからお話をうかがいます。
●体験ワークショップ
ぬま大学でやることといえば”対話”。この対話をワークショップの中で体験していただきます。
●ぬま大学第7期エントリー方法のご案内


『ぬま大学第7期説明会』

【概要】

【お申込みについて】

【イベントの最新情報はこちらから】

【お問い合わせ】

ぬまトーークvol.18

ぬまトーークvol.18

こんにちは、事務局の齋藤です。
2021年2月25日(木)に開催しました、ぬまトーークvol.18の様子をお届けします。

今回のぬまトーークも、6ヶ月間のまちづくり実践塾「ぬま大学」を卒業したぬま大生と一緒に企画をしております!
今回はぬま大学第5期卒業生の佐藤慶治さん(けいじくん)プロデュースで「気仙沼の「スポーツ」の未来を考えよう!」というテーマで開催しました。

けいじくんは、地元・南三陸町で行っている“誰もが、いつでも、どこでも、気軽に参加できる“「生涯スポーツサークル あくてぃぶ!」の活動を気仙沼でも実施する、というマイプランをぬま大学で考え、活動しています。また、スポーツの機会がもっと身近にあるまちになればという想いから今回のぬまトーークを企画しました。その一歩として、気仙沼で普段スポーツをしている人がどんなスポーツの未来にワクワクし、どんなことに困っているのかについてトーークしていきました!

ぬまトーークvol.18でやったこと

テーマ「気仙沼の「スポーツ」の未来を考えよう!」
19:00 開会
19:05 オープニング
19:20 ゲストトーーク
20:05 ワークショップ
20:55 クロージング
21:05 終了

オープニング

ぬまトーークvol.18

「気仙沼のスポーツ活動がより盛んになるように、この場を通じて皆さんが感じている課題や、もうちょっとこうなったら良いよねということ、今後こうしていけば良いんじゃない?という意見を聞けたら嬉しいです。」
とけいじくんの想いをお話しいただき、ぬまトーークはスタートしました。

ゲストトーーク

ぬまトーークvol.18

今回のぬまトーークでは、けいじくんと同じように気仙沼市のスポーツを盛り上げる活動をされている方をゲストにお呼びし、活動を始められた想いや、今後の目標についてお話いただきました。

●ゲストトーーク① 袖野洸良さん 

一人目のゲストトーークは一般社団法人気仙沼スポーツLABO 代表理事の袖野洸良さんです。袖野さんはスポーツリズムトレーニングという「リズム感」を高めることで運動能力を向上させるトレーニングを、小学生から高齢者までの幅広い年代を対象に行われています。

そんな袖野さんはバスケが大好きで、元々は学校の先生としてバスケの指導を行なっていました。
それが震災をきっかけに、バスケを自分が楽しむためだけではなく、“バスケを通してまちを元気にできないか”と考えるようになり、子どもから大人までバスケを「する・見る・学ぶ」環境をづくりを始めました。

しかし、活動の中でうまく体が使えず、スポーツが苦手と感じる子どもたちが多いことに気づきます。そこで、スポーツへの苦手意識がついてしまう前に、まずは自分の体を自在に操る練習ができるリズムトレーニングの指導を始められました。リズムトレーニングは、体を動かすことが楽しい!と感じてもらえることはもちろん、スポーツを行う体の基礎づくりができるため、バスケの指導にもいい影響が期待されるそうです。

また、市内に住む様々な年代の方の運動の機会づくりにも一役買い、今では高齢者の方向けのリズムトレーニングの指導まで行うようになったそうです。
今後は、”子どもたちの運動能力の向上”と”多くの人が健康で楽しい生活を送ること”を目標に掲げて、様々な人々の運動習慣の確立を目指していきたいと語っていました。

ぬまトーークvol.18

●ゲストトーーク② 佐藤慶治さん

けいじくんは、生涯学習という視点からスポーツの機会をつくっています。
スポーツがもたらす幸福感を大切にしているため、スポーツが「できる・できない」ではなく”スポーツを通した交流”を重要視し、その機会を生涯スポーツサークルあくてぃぶ!ではつくっています。
こういったスポーツを通したコミュニティが、居場所となり、より豊かな生活を送って欲しいとも話していました。

しかし、このような機会を自分一人だけでつくっていくには限界があると気づき、今後は市内の団体が連携をしていくことで、スポーツの情報がより身近に入り、気軽に参加できるまちを目指していきたいと語っていました。また、次のアクションとしては、お互いがどんな活動をしているかを知れるの場を設けてみたいと話してくれました。

お二人に共通していたことは、スポーツを得意・苦手で判断してしまうのではなく、その先にあるスポーツの楽しさを感じて欲しいという想いでした。そのために、幅広い世代の方達に向けたプログラムを作り続ける袖野さんと、生涯スポーツという切り口でスポーツの裾野を広げ、さらには他団体との連携をすすめるけいじくん。

そんなお二人から話された「スポーツを身近なものにして、生涯、スポーツに親しんで欲しい。スポーツをもっと好きになってくれる人が増えたら嬉しい」という願いが参加者の皆さんの胸をうつゲストトーークでした。

ワークショップ

ぬまトーークvol.18

お二人の熱い想いをたっぷりと伺ったところで、ワークショップへ進みます。
5人ずつのグループに分かれ、

を思い思いにお話していただきました。その後、

という問いを考え、グループでトーークしていきました。 トーークでは、子どものスポーツ環境やスポーツツーリズムの視点、所属しているサークルからの意見など、それぞれの想いをシェアしていただきました。

クロージング

ぬまトーークvol.18

最後に、ゲストの袖野さんとこのぬまトーークをプロデュースしてくれたけいじくんから一言ずつ感想をいただきました。

「貴重なご意見をお聞きすることができありがとうございます。僕もまだ気仙沼のスポーツの課題を整理できてはいないんですけど、今日すごく良いきっかけになったので、また一歩、二歩とみなさんと一緒に踏み出していきたいと思います。」と、袖野さん。
「今日は皆さん、ありがとうございます。ご参加いただいた皆さんとこれからも議論を重ねていくことで、今日話にあがった「こうなったらいいのにな!」を実現できると思います。これからもよろしくお願いします。」と、けいじくん。

そんなお二人の言葉をいただいて、会は終了しました。

参加者のこえ

気仙沼のスポーツの未来について語る2時間。
まだまだ話し足りない!という声をいただくほど、参加者の皆さんとスポーツの可能性について話す時間はあっという間で、ワクワクしながらスポーツの未来を描ける一夜となりました。

次回のぬまトーークも楽しみにお待ちくださいね◎

2021.04.12-05.09 ぬま大学第7期受講生募集

ぬま大学第7期募集チラシ

「やりたい」をかたちにする半年間の実践塾“ぬま大学”の第7期受講生を募集いたします!

ぬま大学とは?

ぬま大学は、あなたの「やりたい」をかたちにする半年間の実践塾です。
“自分を知ること”と”地域とつながること”を大切にした全6回の講義を通して、自分が気仙沼で実行するプラン(=マイプラン)をつくりあげていきます。
地域で活動している先輩や同世代とつながり、小さなチャレンジをくり返しながら、あなたと気仙沼、互いにわくわくがうまれるプランづくりを目指しています。「私は気仙沼でこうやって生きていきたい」という自分のありたい姿と、それを実現するためのマイプランを一緒に作ってみませんか?

ぬま大学のポイント

●「好き」からはじめるマイプランづくり
マイプランづくりは、好きなこと・楽しいことを突きつめるところからスタートします。もちろん、新しいことではなくすでにやっていることでも大丈夫です。
●たくさんの出会いとつながり
市内外の地域で活動する先輩や、同じ悩み・想いをもつ仲間と出会うことができます。目標に向かうなかでの新しい出会いは、きっと”一生モノ”です。
●心強いサポート体制
受講生一人ひとりにコーディネーターという応援者がつき、講義の時間以外でも手厚くサポート。卒業後ももちろん、活動をサポートします!

ぬま大学でやること

●対話
多様な人との対話を通して自分の想いの根っこを探り、言葉にしていきます。
●小さなアクション
自分だけのゴールを決めた小さなアクションと、振り返りを重ね、深めていきます。
●先輩の話を聞く
地域で活動する先輩やぬま大学卒業生の活動を聞き、活動のヒントを得ます。

4月20日(火)に説明会をオンラインで開催します

「ぬま大学って何するの?」
「ぬま大学ってどんな人が参加してるの?」
そんなみなさんは、ぜひ説明会にお越しください!
ぬま大学の卒業生やコーディネーター(ぬま大生の応援者)たちと共にぬま大学についてご説明します。
参加を迷っている方もお気軽にお越しくださいね。
▽説明会について詳しくはこちら
https://numa-ninaite.com/wp/2021/04/01/2021-04-20_numauniversity/

“ぬま大学”を詳しく知りたい方は、これまでのぬま大学の様子をご覧ください。
ぬま大学卒業生の紹介や活動レポートを公開しております。
▽ぬま大学の活動レポートはこちら
https://numa-ninaite.com/wp/category/numauniversity/numauniversity-report/


『ぬま大学第7期受講生募集』

【募集要項】

【申込方法】

【関連ファイル】

【お問い合わせ】


ぬま大学第6期最終報告会 受賞者とマイプランのご紹介

ぬま大学第6期vol.5

こんにちは、事務局の平田です。
2020年11月29日(日)に開催した、ぬま大学第6期最終報告会。見事、賞を受賞した3人のぬま大生とマイプランをご紹介します!
3人のマイプランの内容から、最終報告会での審査員の方、受賞者本人のコメントを余すことなくお伝えしますよ!ぜひ最後までご覧くださいね。

受賞者

最優秀賞:渡辺 修司・・・ブレイクダンスを通してチャレンジを楽しめるまちへ!~気仙沼の子供たちに新しい世界を~
プランの内容を元に、まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して送られます。

健闘賞:尾形 萌華・・・シングル・しんどいママとその子ども達へ送る秘密じゃない「秘密基地」
ぬま大学での半年間で最も成長したぬま大生に対して送られます。

オンライン共感賞:伊藤 茜・・・やさしさあふれる笑顔のまち気仙沼をめざして
オンライン配信で最終報告会をご視聴いただいたオンライン視聴者の皆様が「最も共感した!応援したい!」となったプランへ送られます。

最優秀賞 渡辺 修司さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「ブレイクダンスを通してチャレンジを楽しめるまちへ!~気仙沼の子供たちに新しい世界を~」について>

渡辺さんは、2020年に気仙沼に移住してきたばかりのIターン者です。そんな彼をご紹介するのに欠かせないのは「ダンス」。ブレイクダンサーでもある渡辺さんがダンスに出会ったのは、吃音により言葉での表現・コミュニケーションに行き詰まっていた時でした。身体でめいっぱい表現するダンスに居場所を感じ救われてきた、と話す渡辺さんは、自分と同じように言葉の表現に行き詰まってしまった人にダンスを届けたい!と「KESENNUMA BREAKERS」というブレイクダンスができる場をつくるなど、アクションをたくさん重ねてきました。そしてこれからは、子ども達に「自信を持てる機会づくり」を届け、その場から「一人一人のチャレンジの創出」を目指していきます。そんな熱い思いが、今では気仙沼に、学校でも、家でもない、新しいコミュニティをつくりはじめています!

<最優秀賞授与における審査委員長 菅原市長からのコメント>
ご自分の吃音でさまざま苦しい時があっても、ブレイクダンスを一生懸命覚えていくことで、そこから「できる」という自信に繋がったんだと思います。気仙沼に来てからも、子ども達に教えたり、仲間を作ったりと活動を重ねてこられており、これからの気仙沼において大切な「チャレンジ」を楽しめるまちづくりを、ご自分の得意なブレイクダンスでやっていかれることに期待しています。子ども達がダンスを通して、「やればできるんだ」「チャレンジは楽しい」と思えるようなきっかけを作っていただけたらと思います。

<受賞した渡辺さんのコメント>
今回ぬま大学に参加するのもすごく悩んでいました。と言うのも、吃音や人前で話すことを克服したいと思っていたからです。その想いを、説明会の時に事務局の矢野さんがしっかりと受け止めてくれたことで、自分のネガティブな想いではなく、自分の「今したい」と思うことを優先して、それを気仙沼で実現したいと思いました。そこから今、こうやって仲間ができてとても嬉しく思っています。ありがとうございました。

健闘賞 尾形 萌華さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「シングル・しんどいママとその子ども達へ送る秘密じゃない「秘密基地」」について>
尾形さんは、気仙沼出身者でUターン3年目です。尾形さんは、育児をママだけのものにするのではなく、みんなで守り・育てる気仙沼になることを目指しています。というのも、1児の母であり、シングルマザーの尾形さんは、シングルマザーの大変さを身をもって痛感し、そこから気仙沼に住む、”悩み”や”つらさ”をもったシングルマザーのよりどころを作っていきたいと思うようになりました。愚痴を話せたり、仲間ができることで心に余裕ができ、いきいきできるような、ママのための逃げ場(シェルター)づくりに向けて活動を始めています。

<健闘賞授与における審査員 渡邉氏からのコメント>
プレゼンテーション後のコメントでもあったように、子育ては本当に大変だと思います。さらに一人でやられているという中、ぬま大学を機に、これだけの短い時間の中で綿密にリサーチしされて、自分の課題意識から社会の課題意識に目を向けて、それを人に広げていけるというのは本当に素晴らしいことと思います。そして、一人で子育てしないというのは、地方にとって大事なテーマだと思っています。地方都市だからこそ、みんなで子育てしようよ、と子育てに優しいまちの広がりが出てくると、みんな救われると思います。これを機にこれからも頑張ってください。

<受賞した尾形さんのコメント>
賞をいただけて、ありがたいです。美容以外自分のスキルがないと思っていたので、ママという部分や、そこにプラスしてシングルマザーということも活かして、そこから気仙沼のためや子育てのために、こういう人もいるということを知ってもらえる機会となっていたらと思います。

オンライン共感賞 伊藤 茜さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「やさしさあふれる笑顔のまち気仙沼をめざして」について>
気仙沼出身でいつもニコニコと明るい伊藤さん。幼少期に難病にかかったことがきっかけで、人に悩みや困りごとを話すのを躊躇してしまう時期がありましたが、素直に自分の気持ちを打ち明けて話すことで生きやすくなったという自身の経験から「ヘルプカード」を広げる活動をはじめました。ぬま大学では、ヘルプカードを必要としている人に広める活動と、そもそもヘルプカードを知らない人へ認知度を高めるための活動を実践してきました。まずは必要な人がいざという時にちゃんと使えるようになること、そしてその時に手を差し伸べられる人が増えることで、”笑顔が溢れるまち”になることを目指しています。

<オンライン共感賞授与における審査員 足利氏からのコメント>
今回ご自身の難病ということをオープンにされることで、自分自身を克服したという点。また、伊藤さんならではの視点で、地域の課題を浮き彫りにして、「ヘルプマーク・ヘルプカード」というものを多くの人に知ってもらうことを活動にしている点が良かったです。そのほかにも2つの具体的なプランもあり、これからそのプランを、行政含めて、多くの方の協力を得ながら、マイプラン名のように「やさしさあれる笑顔のまち気仙沼」を実現していってほしいと思います。

<受賞した伊藤さんのコメント>
すごくすごく嬉しいです。これをきっかけに周知活動に力を入れていきたいと思います!ありがとうございました。


以上が受賞者とマイプランのご紹介でした。
いかがでしたか?
“やりたいから、好きだから”という自分自身の素直な気持ちをプランに落とし込んだ3人のマイプランから、これからの気仙沼の未来が見えてくるかと思います。

この3人以外のマイプランなど、最終報告会の一部始終(オンライン配信の様子)はこちらのYouTubeでご覧になれますので、ぜひご覧くださいね。

これからもぬま大生のマイプランは続いていきます。
一緒に何かしてみたい方は是非是非、一緒に取り組んでいただけますと嬉しいです!
応援のほど、よろしくお願いいたします!!

ぬま大学第6期 最終報告会

ぬま大学第6期vol.4

2020年11月29日(日)に実施しました、ぬま大学第6期最終報告会の様子をお伝えします!

「気仙沼を、元気にしたい!もっと熱くしたい!」そんな想いをもった若者14人が、2020年の6月~11月の約半年間、自らの想いにそったマイプランを考え、磨き、形にするために奮闘してきた、その成果を最終報告会にて発表しました。

また、今年の最終報告会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会場は招待者のみの入場とし、一般聴講者の皆様にはオンライン配信にてご視聴いただく形となりました。

こちらのレポートでは、その会場の様子をお届けいたします!!

タイムライン

13:30 オープニング
13:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(4名)
14:35 休憩
14:45 ぬま大生によるプレゼンテーション(5名)
15:45 休憩
15:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(5名)
16:50 休憩/ぬま大生との交流/ぬま大TV「6期のウラガワ」上映
17:30 表彰式
18:00 終了

会場は今年もPIER7。
収容可能人数の半分での開催ということもあり、会場にはぬま大学第6期生14名、審査員5名、招待者15名、運営スタッフ21名のみで行われました。
また、オンライン配信の同時進行ということで、配信スタッフさんがいらっしゃったり、たくさんのカメラが設置された会場は、今までとはまた一味違った緊張感に包まれておりました。

オープニング

オープニングは会場が暗転し、オープニングムービーが流れます!
今年はぬま大学第5期生の加藤広大さんにオープニングムービーを制作していただきました。 「挑戦者は止められない」というテーマで、第1期から第5期までのぬま大学の歴史をお伝えしながら、新型コロナウイルスに屈さず自分と向き合った受講生、運営者も含めた全員を「挑戦者」と表現したムービーが、第6期の様子を熱量高く届けていきました。

ぬま大学第6期vol.4

オープニングにぬま大生たちがグッと背中をおされた後は、司会のぬま大学第5期生の佐藤慶治さん・鈴木麻莉夏さんによる開会のご挨拶。司会のお二人の明るい笑顔で、ふっと会場の雰囲気が和らぎ、スタートです!

ぬま大生によるプレゼンテーション

ぬま大学第6期vol.4

いよいよ、半年間かけて作り上げてきたマイプランのプレゼンテーションです!

今年は14人のプレゼンテーションを全員余すことなくお届けできました。
というのも、昨年は午前と午後の2部構成としていたので、実はこの人数の発表を一度にお届けするのは初めてでした。ですので、そわそわドキドキ、14名ものぬま大生がプレゼンテーションに向けて心の準備をしていました。

なんだか、お祭り前のような熱気と緊張感がありましたが、トップバッターの大石さんが持ち前の天真爛漫さでスタートを切ってくれました。

<発表したぬま大生のマイプラン一覧>
1 大石 茜・・・「自分のため」は「人のため」
2 岩本 華奈・・・オトノバ
3 尾形 萌華・・・シングル・しんどいママとその子ども達へ送る秘密じゃない「秘密基地」
4 加藤 広菜・・・生きて描く場所
5 川嶋 奎・・・気仙沼なう
6 小野寺 桃子・・・気仙沼を前向きにとらえられるようになるには?
7 木下 徹哉・・・自分を大切にするための表現
8 宮本 夏希・・・一人一人がその人らしく生きられる未来
9 渡辺 修司・・・ブレイクダンスを通してチャレンジを楽しめるまちへ!~気仙沼の子供たちに新しい世界を~
10 君塚 聖偉・・・価値観を壊す「旅」
11 佐藤 祐美・・・ママうきうき化計画
12 佐藤 美咲・・・平和のすすめ
13 半沢 大亮・・・座布団父さん交流記~子育てをより楽しむために~
14 伊藤 茜・・・やさしさあふれる笑顔のまち気仙沼をめざして

▼発表の様子は、こちらからご覧いただけます!

そんなぬま大生のマイプランを審査していただく審査員の皆様は、今年も豪華でした!
気仙沼市で第1線を走る企業の皆様はもちろん、同じ東北で先進的な事業を展開する起業家の皆様にもお越しいただきました。審査員の皆様には、プレゼンテーションごとに、マイプランへの感想やアドバイスをいただきました。

ぬま大学第6期vol.4

<審査員>
菅原 茂氏 (気仙沼市長)
足利 宗洋氏(株式会社足利本店 代表取締役)
斉藤 和枝氏(株式会社斉吉商店 専務取締役)
辻 正太氏(株式会社BOLBOP 代表取締役)
渡邊 享子氏(合同会社巻組 代表)

ぬま大生との交流

ぬま大学第6期vol.4

14名のプレゼンテーションは長いようで、あっという間に終わり、招待者の方とぬま大生たちの交流タイムに進みました。招待者にはメッセージカードをお渡しし、ぬま大生一人ひとりのプレゼンテーションにメッセージを書いていただいていました。そのメッセージカードをこの交流タイムで渡しながら、直接感想を届けていただくお時間でした。

ぬま大生はプレゼンテーションが終わってホッとした、リラックスした表情で会場の皆様から感想をいただいていました。

その交流がひと段落したところで、オンライン配信と同じく、会場でも特別番組”ぬま大TV「6期のウラガワ」”をお届けしました。

この特別番組は、ぬま大学第1期からコーディネーターとしてぬま大学を一緒につくってきた成宮崇史さん、加藤航也さん、そして第4期よりコーディネーターとしてぬま大学に参画した志田淳さんの3名と事務局で、ぬま大学第6期のウラガワをお話ししております!!(※コーディネーター=ぬま大生の応援者)

新型コロナの影響でオンラインになった講義のウラガワや、ぬま大学第6期で印象的だったこと、ぬま大学ってぶっちゃけどんなところ?といった話をぎゅっと詰め込んでおり、会場の皆さんにも楽しんでいただけました。
ぬま大生も、「え、そんなことがあったの?」と、いつもは影から応援しているコーディネーターのこぼれ話に驚いている様子でした。

表彰式

ぬま大学第6期vol.4

交流会のあとは、いよいよ最後のプログラムとなる表彰式へと移ります。
審査会を通して決定した、まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して「最優秀賞」、ぬま大学の半年間で最も成長したと思われる方に対して「健闘賞」、オンライン視聴者の皆様から最も共感を得られたプランに対して「オンライン共感賞」の3つの賞が送られました。

気になる受賞者は…!以下の3名でした。

受賞したマイプランについてはこちらで詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

最優秀賞の発表後には、菅原市長の粋な計らいにより、渡辺さんのマイプランであるブレイクダンスを披露していただきました!
会場では拍手が湧き起こり、歓声が飛びました!

参加者のこえ

ぬま大学第6期vol.4

最後は、会場にお越しいただいた皆様とぬま大学ポーズで記念撮影!
これにて、ぬま大学第6期は修了となりました。

「やりたいから。好きだから。」という思いをきっかけに、新型コロナウイルス禍で行われた半年間。
ぬま大生たち同士、直接会って講義をすることができない状況でスタートし、さらには最終報告会も、一部の方のみしか直接熱量をお届けすることが叶わないなど、たくさんの”予想外”の中でも、懸命にマイプランをつくりあげ、この日、地域の皆様の前で発表することができました。
そしてオンライン配信でも、例年と変わらず、たくさんの方からあたたかいコメントが寄せられ、ぬま大生の熱量を受け取り、想いを届け合うことができました。

この最終報告会がスタートとなり、ここから「気仙沼で何かおもしろいこと」が始まっていきます!今後とも、14名の応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

ではまた、ぬま大学第7期でお会いしましょう!

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2020

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

「気仙沼のために何かやってみたい!」そんな想いをもった高校生が地域で実践してきたマイプロジェクトを発表する「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2020」が、2020年12月20日(日)にPIER7で開催されました。

4年目を迎えた今年、ついに市内にある全ての高校4校からエントリーいただきました!そして、集まった人数も、史上最多に並ぶ17組22名でした!

今年は、当日を迎える前の12月2日(水)に、高校生、市内4校の高校の先生、ゲスト審査員、高校生の伴走者(サポーター)、事務局という総勢35名が集まり、キックオフを行いました。マイプロジェクトで大事にしている「学びの姿勢」=「主体性・協働性・探究性」について対話する時間を過ごし、関係者間でマイプロジェクトにかける想いを共有し合うことができました。

そこから、高校生たちは短い期間でアクションや発表準備に取り組み、迎えた12月20日(日)。

今年のマイプロジェクトアワードは、午前と午後の2部開催となりました。
午前の部で17組全員がマイプロジェクトの発表を行い、午後の部では、午前の部を経て代表に選ばれた10組が発表を行い、その様子をオンライン配信でお届けしました。

アワード当日の様子(2部とも)は、今からでもアーカイブでご覧になれます!以下よりお申し込みください。
▼アーカイブ視聴のお申し込みはこちら
https://forms.gle/n8fEgMAWCsmpTomj8

ここからは、その1日の様子をレポートでお届けします!

タイムライン

9:30      午前の部 オープニング
9:35      高校生によるマイプロジェクト発表
11:25    交流会
12:00    午前の部 閉会
ーお昼休憩ー
13:30     午後の部 オープニング
13:50 高校生によるマイプロジェクト発表-90秒ピッチ-(7組)
14:10 高校生によるマイプロジェクト発表-プレゼンテーション前半-(5組)
14:55 休憩
15:15 高校生によるマイプロジェクト発表-プレゼンテーション後半-(5組)
16:15 休憩
16:25 スペシャル企画「マイプロジェクトってなんだろう?」
17:15 表彰式
18:00 閉会

会場は今年もPIER7。
新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、収容可能人数の半分での開催となりました。
午前の部は、高校生20名と、招待者22名、運営スタッフで行いました。
午後の部は、高校生22名と審査員3名、招待者18名と運営スタッフで行いました。また、一般の方に向けてオンライン配信を行いました。

午前の部は、招待者の皆様のあたたかな目線で会場は和やかでありつつも、高校生は貪欲にマイプロジェクトをよりよくするアドバイスに耳を傾ける様子が見られました。
午後の部は、審査員の皆様もいらっしゃり、緊張感に包まれながらも高校生たちのマイプロジェクトの発表が行われました。

午前の部 オープニング

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

午前の部はAグループとBグループの2会場に分かれて行いました。午前の部の招待者は、各高校生のマイプロジェクトのテーマや分野において地域で活動されている方をお呼びしました。そして、高校生によるプレゼンテーションを聞いての感想やアドバイスをいただきました。

高校生によるマイプロジェクト発表 Aグループ

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

Aグループの司会は気仙沼の高校生マイプロアワード実行委員会の加藤拓馬さんがつとめ、会場は□shipで行いました。

1 チームももあや・・・パリんぬま
2 チーム彼岸花・・・虐め・虐待について
3 千葉紅羽・・・気仙沼と韓国を繋ぐほやの魅力
4 熊谷光晟・・・オンラインで若者の地域愛を育ててUターンを増やすためには
5 菅野みらい・・・外国人と私たちの違いから見る気仙沼の魅力
6 熊谷樹・・・同世代に伝える東日本大震災の記憶
7 中野愛菜・・・幼児の防災意識を高めるには
8 熊谷ちひろ・・・気仙沼と韓国の繋がりを深めたい!
9 伊藤ひなた・・・子どもの自尊心をupしたい!

高校生によるマイプロジェクト発表 Bグループ

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

Bグループの司会は気仙沼の高校生マイプロアワード実行委員会の成宮崇史さんがつとめ、会場は3階研修室で行いました。

1 岸佑衣子・・・在宅で看取りやすい社会を創るには
2 チームあみみほ・・・SAIL〜気仙沼再発見の旅への招待状〜
3 吉野桃愛・・・気仙沼の子供たちのグローバル化
4 川村佳乃・・・時代とともに変化する教育現場で柔軟に対応するためには
5 神谷ここの・・・民話×輪〜民話ではまる!気仙沼〜
6 只野愛実・・・海に彩りを〜脱・磯焼けへ〜
7 三浦向陽・・・ユニバーサルデザインの人づくり
8 齋藤将太・・・ステルスメイクから学ぶ「自分らしさ」

交流会

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

どちらの会場も、最後の発表者が発表を終えた後に、交流会に移りました。
招待者の皆様には高校生のマイプロジェクトに対する感想やアドバイスを書くことができるメッセージカードをお渡ししており、そのメッセージカードを手渡ししていただきました。メッセージカードを渡した時に招待者の皆様から高校生に熱いメッセージを届けていただき、高校生が目をキラキラさせながら耳を傾けていました。

午後の部 オープニング

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

午前の部の発表を経て、いよいよ午後の部へと進みます!
会場は軽運動場に変わり、また午前の部とは違った雰囲気に。
今年の司会は、昨年に引き続き成宮さんと、高校生の時に気仙沼でマイプロジェクトに取り組んでいた三浦亜美さんのお2人です。息のあった司会で会場から笑顔がこぼれます。

まず最初に、主催者である菅原茂市長から開会のご挨拶をいただきました。そして、実行委員から「気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード」開催への想いをお話しした後、審査員の皆様のご紹介や、評価基準などをご説明しました。

高校生によるマイプロジェクト発表 -90秒ピッチ-

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

オープニングが終わりいよいよ午後の部の発表に進みます。
午後の部の発表は、90秒ピッチとプレゼンテーションの2つの形式で行いました!そして、このプレゼンテーションに進む10名は、午前の部の発表後に各グループの高校生とスタッフの投票により決定しました。

まずは90秒ピッチ!
とても短い時間ではありますが、自分のマイプロジェクトの想いをぎゅっと詰め込んで伝えてくれました。実は高校生は、午前の部と午後の部の間のお昼休憩に、7分間のプレゼンテーションをキュッと90秒にまとめてくれていて、初挑戦の90秒ピッチまで素晴らしくやってのけてしまう高校生に驚きが隠せませんでした。想いが十分に伝わる素敵なピッチでした。

1 千葉紅羽・・・気仙沼と韓国を繋ぐほやの魅力
2 菅野みらい・・・外国人と私たちの違いから見る気仙沼の魅力
3 熊谷ちひろ・・・気仙沼と韓国の繋がりを深めたい!
4 只野愛実・・・海に彩りを 〜脱・磯焼けへ〜
5 三浦向陽・・・ユニバーサルデザインの人づくり
6 チーム ももあや・・・パリんぬま
7 川村佳乃・・・時代とともに変化する教育現場で柔軟に対応するためには

高校生によるマイプロジェクト発表 -プレゼンテーション-

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

90秒ピッチで会場の熱気が最高潮に高まり、お次はプレゼンテーションがスタート!
今年は11月を皮切りに、短い時間でマイプロジェクトに取り組んできた高校生たち。その集大成を、7分間に詰め込んでプレゼンテーションを行ってくれました。

そのプレゼンテーションの後には、豪華な審査員の皆様から、マイプロジェクトに対しての質問やアドバイスをいただきました。

1 チーム彼岸花・・・虐め・虐待について
2 熊谷光晟・・・オンラインで若者の地域愛を育ててUターンを増やすためには
3 熊谷樹・・・同世代に伝える東日本大震災の記憶
4 中野愛菜・・・幼児の防災意識を高めるには
5 伊藤ひなた・・・子どもの自尊心をupしたい!
6 岸佑衣子・・・在宅で看取りやすい社会を創るには
7 チームあみみほ・・・SAIL〜気仙沼再発見の旅への招待状〜
8 吉野桃愛・・・気仙沼の子供たちのグローバル化
9 神谷ここの・・・民話×輪〜民話ではまる!気仙沼〜
10 齋藤将太・・・ステルスメイクから学ぶ「自分らしさ」

<審査員>
菅原 茂氏(気仙沼市長)
小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長)
浦崎 太郎氏(大正大学 地域創生学部 教授)

スペシャル企画「マイプロジェクトってなんだろう?」

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

プレゼンテーションが終わり、審査員の皆様たちが受賞者を決める審査会を行うなか、会場ではトークセッションを行いました。
高校生の活動を支援している成宮さんによる進行の元、震災直後に高校生時代にマイプロジェクトに取り組んでいた三浦さん(社会人)、気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード第1期、第2期生の伊藤さん(大学生)、そして中学生で探究活動に取り組んでいる宮井さん(中学生)という、マイプロジェクト経験者の3名から、マイプロジェクトに取り組む中での気づきや、自身の変化などをお話しいただきました。

また、そのトークセッションの様子がまとまった記事もございます。詳しくご覧になりたい方は是非とも合わせてご覧ください。
▼記事はこちら
http://maru-zemi.com/2021/03/column_36/

表彰式

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

いよいよ、最後のプログラムとなる表彰式へと移ります。
審査会によって決定された「市長賞」、オンライン聴講者による投票をもとに決定された「オンライン共感賞」の2つの賞に加えて、「審査員特別賞」が審査会の中で設けられ、この3つの賞が贈られました。受賞者は以下の方々です。

【市長賞 岸 佑衣子さん】
気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

プロジェクト「在宅で看取りやすい社会を創るには」
将来は訪問看護師になるという夢をもつ岸さん。家で大好きなおばあちゃんを看取った経験や、在宅医療を始めたひいおじいちゃんを見て、在宅医療での「介護」の重要性を強く感じたそうです。
そこから、市内で在宅での看取りや介護に関わる仕事をされている方にインタビューを行いました。このインタビューから、在宅での看取りは介護と医療の連携が必要であることがわかり、その中でも介護、特に”運動”という部分は、高校生の自分達でもできることなのではと考えました。さらに、同世代の高校生にも「在宅介護」に興味を持って欲しいという気持ちが芽生えました。
これからは、高校生でも誰でも簡単にできる介護予防体操を作って広める等の広報活動をしていきたいと考えています。

受賞のポイント
・プレゼンテーション、テーマ共に審査員一同共感が高かった。
・自宅で看取るという重いテーマを、軽やかにご自身の体験を踏まえ発信していること。
・都会では出てこないテーマであり、これは気仙沼の豊かさでもあると気づかせてくれるマイプロジェクトであったこと。

受賞者のコメント
自分が呼ばれると思わず、びっくりしました。プレゼンテーションに体操を入れることや、高校生にとっては大きい「介護」という課題だったのに、共感してもらえて嬉しかったです。このようなテーマに協力していただけた大人の皆さんに感謝を述べたいです。ありがとうございました。

【オンライン共感賞 伊藤 ひなたさん】
気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

プロジェクト「子どもの自尊心をupしたい!」
少人数だった中学校が統合により大人数に変わり、周りと自分を比べてるようになってしまったと話す伊藤さん。この経験から自分で自分のことを誇らしく思う心=自尊心が低くなってしまったと振り返り、このような思いを子どもたちにさせたくないという想いから活動がスタートしました。
このプロジェクトで大切にしているのは「褒める」こと。褒める際には、目を見て、スキンシップをして、結果よりも過程をしっかりと褒めることが大切なのではないかと自分で仮説を立て、イベントを主催して実際に検証を行いました。伊藤さんの得意な料理を活かして、親子のお料理教室を開き、参加した親御さんに「褒める」を実践していただいて、子どもの自尊心の変化を調査したところ、見事自尊心がアップしたそうです。
これからもより多くの人に「子どもを褒める」活動を広げるために、次は「#めんこめんこキャンペーン」という活動を行なっていきたいと考えています。

受賞のポイント
・身近ところから始めていたところ
・自分のアクションを広げて、深めていたところ
・表現力も豊かなプレゼンテーション

受賞者のコメント
自分が自尊心が低かったのに、こうやってみなさんの前でプレゼンテーションができて、さらにこのような賞までいただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

【審査員特別賞 熊谷 樹さん】
気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

プロジェクト「同世代に伝える東日本大震災の記憶」
「震災の記憶が残っている最後の世代」として、被災した自身の経験を知恵として伝えていくことを通して、防災への意識を高め、広げていくことを目指したプロジェクト。
小学2年生の時に家が全壊するといった被災を経験した熊谷さん。その時、知識がなくパニックになり、危険な選択をしそうになっていたことを振り返ったことや、熊谷さんの祖父が過去の震災経験を知識として蓄えていたことから、震災を伝えていくことの大切さに気づいたそうです。そして現在は、向洋高校語り部クラブに所属し、震災を伝えていく活動に取り組んでいます。語り部の活動を通して、震災を経験していない同世代や自分より若い世代に伝えていくことの難しさを痛感しました。そこから、”過去の事実”を伝えていくのではなく、これから先に遭遇するかもしれない災害への”知識”として伝えていけるように、今も語り部を実践しています。

受賞のポイント
・気仙沼において震災は大きなこと。それをもしかしたら大人が押し付けてしまうことがあるかもしれない状況のなか、防災というテーマを自分の中に照らし合わせて、自らでスタートしている点。それが、震災復興の大切な象徴と言えるのではないかと思われた。

受賞者のコメント
まずはこのような賞をいただけ大変嬉しく思っているのと、驚いています。自分たちが伝えていくことで、全国での防災への理解や輪が広がっていくことを、みなさんも心にとめていただけたらと思います。また、自分自身もそこを目指していきます。ありがとうございました。

参加者のこえ

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2020

新型コロナウイルス禍の一年。
高校生の”やりたい”という気持ちがいつもより制限されやすい一年ではありましたが、その状況をしなやかに乗り越え、一人ひとりが自分らしいマイプロジェクトを作って取り組んできました。その姿は会場でご参加されていた皆様、オンラインで視聴していただいた皆様にもきっと届いたことと思います。また、その姿が多世代にも繋がっていく未来が見えるような1日でもありました。
これからも地域でアクションを重ねていく高校生たちの応援を、どうぞよろしくお願いいたします!