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2021.11.28 ぬま大学第7期最終報告会-オンライン-

ぬま大学第7期最終報告会

まちづくり実践塾“ぬま大学”最終報告会、YouTube視聴申し込み受付中!

\13名のマイプランが大集結!/

気仙沼で何かやってみたい!
そんな若者13名のチャレンジが集合!

2021年6月〜11月の半年間、第7期生として13名のぬま大生が自らの想いにそったマイプランを考え、磨き、形にしてきました。その成果を発表します。

地域を担う若者たちの想いが集まる最終報告会。

気仙沼の未来をより良いものにしていくためのプレゼンテーションをお聞き逃しなく!!

ぬま大学とは?

「気仙沼で何かやってみたい!」そんな思いを持つ若者が、半年間、全6回の講義を通して、自分が気仙沼で実行するプラン(=マイプラン)をつくりあげていくプログラムです。

YouTubeライブ配信URL

https://youtu.be/BEnTnMcmroQ
11/28(日)13:30 スタート!こちらからご参加ください。

式次第

ぬま大学第7期最終報告会

ぬま大学第7期最終報告会

タイムライン

13:30 オープニング
13:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(4人)
14:40 休憩
14:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(5人)
15:50 休憩
16:00 ぬま大生によるプレゼンテーション(4人)
16:50 休憩、オンライン共感賞の投票
17:00 ぬま大TV「ぬま大学卒業生の今」
17:30 表彰式
18:00 終了
※プログラムの時間が前後する場合があります。

ゲスト審査員

-菅原 茂氏(気仙沼市長)
-木戸浦 健歓氏(株式会社みらい造船 代表取締役社長)
-大森 美和氏(NPO法人プロジェクトK 代表理事/にじのわ助産院)
-友廣 裕一氏(合同会社シーベジタブル 共同代表/一般社団法人つむぎや 代表)
-森山 奈美氏(株式会社御祓川 代表取締役社長)

プログラム紹介

●ぬま大生によるプレゼンテーション
この半年間、一人ひとりが自らの想いにそって考え、磨き、形にしてきたマイプランの発表を行います。

●ぬま大TV「ぬま大学卒業生の今」
ぬま大学の卒業生たちが、気仙沼で行っているマイプランをご紹介する特別番組です。


『ぬま大学第7期最終報告会オンライン聴講者募集』

【概要】

【お申込みについて】

【当日までの流れ】

【関連ファイル】

【お問い合わせ】


2021.10.31 ぬま大学ラボ第3期公開ワークショップ

ぬま大学ラボ第3期公開ワークショップ募集チラシ

テーマ型まちづくり勉強会“ぬま大学ラボ”、公開ワークショップの聴講者募集中!

\#アート #食 #観光 に興味がある方へ!/

気仙沼に暮らす様々な立場の人が集まり、これからのまちづくりに大切なテーマについて深めていく『ぬま大学ラボ』。

今年のテーマは、#アート #食 #観光!!

21人のメンバーが、8月末から2ヶ月間、各テーマについて学び、考え、活動してきました。そして10月31日(日)には、その活動と学びから、気仙沼の未来を描いていくワークショップを公開します!

興味のあるテーマのワークショップを覗いて、ワクワクする気仙沼を一緒に感じてみませんか?

ぬま大学ラボとは?

気仙沼に暮らす様々な立場の人が集まり、これからの“まちの未来”に大切なテーマを一緒に学び、深めていく3ヶ月間のテーマ型勉強会です。各テーマに興味・関心のある若者が、民間と行政のそれぞれから集まり、一緒に学びあうことを通して、民間と行政がつながり、民間メンバーのまちづくり活動がより加速していくことを目指しています。

タイムライン

14:30 オープニング
14:40 ラボメンバーのプレゼンテーション
15:20 ラボメンバーとコメンテーターとのディスカッション
16:20 クロージング
16:30 終了

プログラム紹介

●ラボメンバーのプレゼンテーション
ラボメンバーの2ヶ月間のアクションとその気づきや学びを発表します。

●ラボメンバーとコメンテーターとのディスカッション
市内外で活躍する方をコメンテーターとしてお呼びし、テーマごとにわかれて、ディスカッションを行います。

テーマ

「ラボメンバーとコメンテーターとのディスカッション」では3つのテーマから1つ選んでいただきます。

●誰もがアートや表現活動を楽しめるようになるには?
絵、音楽、写真や身体表現。言葉以外の表現活動は、生きる上で大切にすべきものを気づかせてくれます。誰もが自由に多様に表現できること、そしてどんな表現も大事にされるまちへの第1歩を考えます。

●子ども達が大人になったときに食の豊かさを語れるようになるには?
海と山の幸に恵まれた気仙沼。四季を感じ、生産者の顔が見える食は、美味しさと豊かさを届けてくれます。その豊かさを子ども達が次世代に語れるようになるために、今できることを探ります。

●地域ごとの価値を活かして、気仙沼の観光をさらに盛り上げるには?
観光名所や名産としては知られてないけど、地元の人が誇りに思う気仙沼の景色や食べ物があります。そんな暮らす人の視点で見た、気仙沼の魅力を観光に活かす方法を考えます。


『ぬま大学ラボ第3期公開ワークショップ聴講者募集』

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レポート|ぬま塾vol.29

ぬま塾vol.29

食を切り口に持続可能なまちを目指した、スローフード活動のこれまでとこれから。

タイムライン

19:00 開会
19:05 ゲスト講話
20:25 感想共有
20:35 参加者からの質疑応答
20:45 クロージング
20:50 終了

レポート

2021年9月9日(木)にオンラインにて開催しました!
なんと定員を超えて35名の皆様にお集まりいただきました。

ゲストに、(株)男山本店 代表取締役社長/スローフード気仙沼 理事長/気仙沼商工会議所 会頭 菅原昭彦さんをお迎えし、「持続可能なまちづくり〜スローフード、そしてスローシティへ〜」をテーマにお話しいただきました。

まず冒頭は、「持続可能なまちとは?」という、本会のテーマからスタート。

持続可能なまちとは、
・地域外の力ではなく自分たちの強みを活かして地域外から稼ぎ、地域内で経済循環を創り出すこと
・生活の場として継続して維持できること
・人と人、人とまちがつながってチャレンジの循環が生まれること
つまり、世代を越えて、人間社会と環境・経済のバランスが取れた社会を目指すことだと昭彦さんは語ります。

そして、「まちづくりで大切なこと」が3つあるそうです。

1つ目が、市民が自分達が暮らす地域に愛着や誇りを持てるかどうか。
「何もない」と思っていたまちの魅力を、再発見したり、誰かに教えてもらうことで気づいていくことが大切で、この愛着や誇りが“まちづくりの基本”になってくるそうです。

2つ目が、今までこの地域で人々がどういう暮らしをしてきて、それをどうやって繋いできたかを知り、生かしていくこと。
もちろん新しい考えや技術も大切だけど、自分たちの培ってきたものに自信と誇りを持ち、それを生かして何をするかを考えないと、もうすでにやっていたことがあったり、全くトンチンカンな方向に行ってしてしまうことになりかねないそうです。

3つ目は、目的と手段を混同しないこと。
目的が明確にならなくなったり、やるにつれて目的を忘れてしまって手段ばかりに目がいってしまうことがあるそうですが、手段にとらわれず目的を最後まで忘れずにやっていくことが大切だとお話しいただきました。
この目指すべき「持続可能なまち」と「まちづくりで大切なこと」を念頭に置いた上で、これまでの気仙沼のまちづくりの歴史を振り返っていきます。

遡るは平成5年。
経済の低成長や少子高齢化の時代に突入し、その時代に対応したシステムを考えなければならなくなった頃。昭彦さん達は、それまでは政治・経済・社会のシステムを行政が担っていた時代から、自分たちが、自分たちのまちを、行政と企業の力を借りながらつくっていかなければならないと決意しました。

最初に、2〜3年かけて徹底的に「まちを知る」ことから始めました。
小学生や市民の皆さんにヒアリングを行ったり、自分たちの日常の12時間を定点で撮った写真展(200点程)を開いてみたり、再発見ツアーを行ったりすることで、自分たちのまちがどうなっているかを知っていきます。
自分たちのまちが見えてきた頃、それを行政計画で生かしていこうと、当時は先駆的だった市民参加型で「公共サイン計画」をつくっていきます。

どう人を誘導して、それをどうデザインするかを考えて、案内標識を作るという実行までを行ったこのプロジェクト。実施する上では、最後にどういう風に結論が出るのかが明確になっている“プロセスデザイン”、関係者のみではなく多様な人が参画する“参加者のデザイン”、そしてアイデアを創発しやすい雰囲気や場を作る“プログラムデザイン”の3つに丁寧に気を配り、行われたそうです。
そして、そのような市民参加を継続していく為の仕組みづくりを考えていく中で、少しまちづくりの活動が停滞していったそうです。

それは、景気の煽りを受けて参画意欲が低下したり、まちづくりが概念的になってしまって具体的にどう動いていったらいいかわからず行き詰まってしまったからでした。

それを払拭すべく考えた切り口が、どの人にも必ず関わる「食」でした。

しかし、この切り口は簡単に見つかったわけではありません。それを気づかせてくれた方の一人が、日本のトップソムリエだった木村克己さんでした。嗅覚と味覚に優れ、ソムリエ界ならず料理界でも頼りにされる存在だった方です。

そんな木村さんは、祖父が気仙沼出身ということもあり頻繁に気仙沼を訪れていました。地元の人よりも気仙沼を知り、考え、さらには気仙沼の食材を「特別だ」と褒めてくれたことから、気仙沼の食の素晴らしさに気づいたそうです。

そこから、気仙沼は、
・食を題材にしてものごとを考えること
・自然環境との共生に取り組むこと
が最適なフィールドであると確信したそうです。

では、スローフードとは何かというと、考え方や哲学のことです。ゆっくり食べることでも、スローフードという食べ物でも、ファストフードの否定でもない。自分のリズムや多様性、伝統・文化、自然、手作り、あたたかさが「スロー」の考え方です。スローとファストのバランスを取り、楽しみながら、暮らしや地域や繋がりを見直すことで、自分たちの生活や地域をより良いものにしていくことが重要なのです。

そのために、昭彦さん達は「食材を生かす食のフォーラム」「プチシェフコンテスト」「まるかじりガイドブック」「食文化の海外発信」「五感で感じるフェスティバル」等の活動を進められてきました。

このスローフードの活動の機運が高まった頃、東日本大震災が気仙沼を襲います。

震災後は復興に向けた迅速な対応が求められていたため、スローフード運動は難しい状況が続きました。ですが『海と生きる』というスローガンを掲げた気仙沼には、恵まれた自然環境と、その自然と調和した個性豊かな文化を大切にした、スローフードの精神が宿っていたと話します。

そして、2013年、気仙沼はスローシティ認証を受けました。スローシティは、スローフードの考え方に基づいた都市政策です。内湾地区は、スローシティをコンセプトにまちづくりを進めています。

最後に、「これからに必要なこと」は、多様なものを認め合う“多様性”と、縦割りだけでなく横でつながっていく“つながり”、そして自分たちの故郷、地域、仕事に“誇り”を持てるようになる為の仕掛けづくりを行っていくこと。仕掛けというのはあくまで手段であり、目的は、自分たちが暮らしやすい持続可能なまちを目指していくことだとお話しいただき、講話は終了しました。

たっぷりと濃密なインプットをいただいた後には、参加者同士で感想共有を行い、ゲストへの質問タイムも設けて、会は終了しました。

今回のお話をまとめたグラフィックレコーディング(議論を可視化したもの)では、会の内容をわかりやすくまとめていただきました!
ぬま塾vol.29

次回のぬま塾もお楽しみに~!!

参加者の声

●市民主体のまちづくりを震災より何年も前から、いろんなチャレンジをしていた事例を知り感銘を受けました!

●当たり前にある自然の恵み、海山川里の幸が気仙沼には揃っていることを改めて再認識しました。地域を元気にするというスローフードの概念を頭に入れ、バランス良く暮らしていければと思いました。今回、お話しいただいたことを仕事や生活で活かしていきたいと思います。

●市民参加のまちづくりをこんなにも早くから取り組んでいたことに驚きでした。震災後に様々なチャレンジが生まれている土壌は、地道な種まきがあったのだと感じました。菅原さんや当時から活動を続けてくださっている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

2021.10.04-10.24 気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021 参加者募集

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021参加者募集チラシ

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021の参加者を募集します!

人生で忘れられない日に、きっとなる。

マイプロジェクトを地域の人に伝えてみよう。
自分の想い、これまでやってきたことを語ってみよう。
実行できていなくても大丈夫。「私、こんなことやりたいんです!」宣言をしてみよう。

マイプロジェクト(マイプロ)とは

「気仙沼のために何かやってみたい!」 そんな想いを原点に、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと”をテーマに地域でやってみる、自分だけのプロジェクトです。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワードとは

気仙沼の高校生が、地域の人に向けてマイプロジェクトを発表する場です。自分の想いを発表すること、地域の大人からフィードバックをもらうこと、同世代の活動を知ることを通して学ぶ、“学びの祭典”です。

ポイント

・たくさんの地域の人の前でプレゼンテーション
・地域内外で活躍する大人たちから本気のフィードバック
・同じような想いをもった仲間や先輩とつながる

エントリー後の流れ

●参加決定通知
2021年10月29日(金)

●オリエンテーション
2021年11月3日(水・祝)13:30〜16:00(予定)@オンライン(Zoom)
参加する高校生と関係者が集まり、顔合わせと、マイプロジェクトアワードに向けたキックオフを行います。

●サポート開始
2021年11月4日(木)〜
高校生を応援したい大人たちが、マイプロジェクトづくりから発表の練習まで、全力でお手伝いします!


『気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021 参加者募集』

【募集要項】

【エントリーの流れ】

【関連ファイル】

【お問い合わせ】


レポート|ぬま大学第7期第4回講義

第4回講義「”誰のために”を考える〜あなたは誰(自分じゃない他)を幸せにしたいですか?〜」

タイムライン

13:30 オープニング
13:40 チェックイン
14:10 これまでを振り返る
14:35 休憩
14:40 先輩のお話を聞く
    ・ゲスト:(合)moyai 昆野 哲氏(ぬま大学第4期生) 
         memento mori 志田 淳氏
         (合)colere 齋藤 美和
15:25 休憩
15:35 マイプランブラッシュアップ
17:00 休憩・ジャーナル
17:08 チェックアウト
17:25 クロージング 
17:30 終了

レポート

2021年9月5日(日)に、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、オンラインで開催した第4回講義。
カリキュラムもついに後半に。

今回の講義では、今までの講義をふりかえりながら、自分の今の状態をつかみ、「誰のために」やりたいのかという視点でマイプランを磨いていきます。

まずは、1ヶ月ぶりに会ったみんなと、この1ヶ月で一番心が動いたエピソードを交えながら今の気持ちを共有していきました。

「この夏、あんなことあったな〜」と思い出したところで、「ぬま大学卒業後の理想の自分と比較して、今の自分はどれくらい理想に近づいているか」を考えていきます。理想の状態を10合目、ぬま大学入学したての自分を0合目と、登山に例えながら話し合い「まだ自分の理想までの具体的なプランが見えないから4合目かな〜」などと、今の状態を共有していきました。

少し休憩を挟んだところで、次は、コーディネーター(ぬま大生の応援者)からお話を聞いていきました。コーディネーター自身もマイプランを持って地域で活動しています。「誰のためにやっているのか」や「どうしてその人なのか」をインタビュー形式で質問しながら、「誰かのためにやることが、どのように活動のモチベーションに繋がっているのか」を探っていきました。

「ターゲットにしたい人にすぐには出会えなさそうだったら、まずは、自分の身近にいる共感値の高い人と一緒にやっていき、徐々に活動が広がっていくことで出会える場合もあるよ」というお話は、ぬま大生には目から鱗が落ちるお話だったようです。
活躍するコーディネーターも、小さな一歩から徐々に始めていったことを知り、ぬま大生は勇気づけられているようでした。

「誰のためにマイプランをするか」が、活動の1つの大きな軸になっていることがわかり、いよいよマイプランの磨き上げをグループに分かれて行います。

ターゲットが明確になっているぬま大生もいれば、まだまだこれから探していきたいというぬま大生まで様々。そんな中でも、ぬま大生それぞれの状況にあった次のアクションは何かをコーディネーターとともに考えていきました。

悶々と考える時間を経て、最後もみんなで集まって、今日学んだことや次回までのお悩みポイントを吐露しあい、会は終了しました。

次回はついに最終講義!
この講義を経てどんなマイプランが生まれるのか、、!次回のレポートもお楽しみに。

参加者の声

●コロナでなにも動けてなかったので、みんなと話せてモチベーションが上がりました。

●実際に行動できる段階まで来ており、楽しいと思えていますが、その反面、何が楽しいのか、何をしていきたいのかを言語化できていない部分があり苦しみもあります。

●オンラインでもグループ活動が充実してたので、いろいろお話を聞けて、人の巻き込み方についてヒントを得られました。次どうしようかなと自分の中でぐるぐるしてたので、次のアクションへのハードルが下がったかなと感じています。

レポート|ぬまトーークvol.19

ぬまトーークvol.19

人を想うことから障がい福祉について考えてみる一夜

タイムライン

テーマ「“人を想う”とは?〜障がい福祉から考える〜」
19:00 開会
19:10 自己紹介
19:20 ゲストトーーク「障がい福祉の現場にいらっしゃる方のお話を聞く」
20:05 感想共有
20:15 グループトーーク「私と障がい福祉」
20:50 クロージング
21:05 終了

レポート

2021年8月18日(水)に「”人を想う”とは?〜障がい福祉から考える〜」をテーマにオンラインにて開催しました!

ゲストに「一般社団法人コ・エル」の吉田美夏さんと「社会福祉法人洗心会」の尾形健浩さんをお呼びし、”人を想うとはどういうことか”を障がい福祉の視点を交えながら考えていきました。

そして今回の企画協力者は、尾形さんと同じ「社会福祉法人洗心会」で働く、ぬま大学第4期生の金野諒さん。施設の利用者さんをターゲットに「利用者さんが地域の中で自分の生きがいを見つけること」を目指したマイプランをつくりあげ、これまで活動してきました。

福祉があまり身近でない方にも障がい福祉について知ってもらい、より関心を持っていただきたいという金野さんの想いから生まれた今回のテーマには、22名もの方が集まってくださいました。(満員御礼、ありがとうございました!)

参加者の皆さんの障がい福祉との関わりは「これまで関わる機会はあまりない」方が55%、「仕事や暮らしの中で関わったことがある」方が45%でした。
ですので、まずは事務局から「障がい福祉とは何か」を簡単にご説明した上でゲストトーークに移っていきます。

ゲストトーークでは、どんな仕事をしているかを踏まえながら自己紹介をしていただいた後、障がい福祉に関わるきっかけをお話しいただきました。

吉田さんは、小学生の時に時々一緒に授業を受けないクラスメイト(特別支援学級)の姿に「どうしてだろう?」と疑問を持つようになったことが最初のきっかけとなり、そこから「もっと知りたい!」という気持ちを原動力に福祉の世界にのめり込んでいったと言います。
また、尾形さんは知り合いからのお誘いがきっかけで従事するようになったそうです。従事する前は、障がい福祉は社会課題の一つとして見えていたものが、支援をしていく中で障がい福祉を少しずつ理解するようになり、障がいを持つ方に対する社会の目線に違和感を感じるようになるなど、ご自身の変化を感じているそうです。

そして、お仕事で人とコミュニケーションをとる時に大切にしていることもお伺いしたのですが、お二人の「その人を想うからこそ、その人のできる力を信じ、見極め、先回りしてやりすぎないこと」や「その方にあった接し方を、当事者の方の背景はもちろん、当事者の方を取り巻く周りの方達まで広げて想像し、模索する」という心がけは、参加者の皆さんの印象に強く残ったようです。

お二人のお話を聞きながら、”自分にとって人を想うとは何か”を巡らせていた参加者の皆さん。
ゲストトーークの感想共有では、「わからないことはあるけど、”人との関わり”としては同じだから、特別なものとして構えすぎずゲストのお話を聞いていました」といった声がありました。また、自身の経験を振り返りながら障がい福祉との身近な接点や、いつから身近でなくなったのかなど、思考を巡らせていました。

その共有を踏まえて「私と障がい福祉との関わり」をテーマに、参加者の皆さんでグループトーークしていきます。
これまでの人生における自分と障がい福祉との関わりを振り返りながら浮かんできた疑問を投げ合ってみたり、当事者との関わりをどうしたらいいかを考えてみたりと、様々な思いを吐露しあう時間となりました。

そして最後に、この時間を経て参加者の皆さん一人ひとりが考える「人を想うとは?」を共有し合いました。

会の締めには、ゲストのお二人から「障がいはくっきりと線引きできるものではないことを気づいていただけたり、こうやって考えていただけたおかげで障がいとの距離がぐっと近づいたのではないかと思います」「人を想うとは、無関心でいないこと。障がい者の方が関わるニュースを見るたび、この出来事は誰かが関心を持っていただくだけで防げることもあるのではと感じています。今日は20名もの関心を寄せてくださる方に出会えたことを嬉しく思います」という言葉をいただき、会は終了しました。

そして、きっと参加者の皆さんは、「人を想うとは?」という問いや障がい福祉との関わりについて、この時間だけでなくこれからも、ぐるぐると考え続けていくのではないでしょうか。

今後もぬまトーークは、様々なテーマで開催していきます。
次回のぬまトーークはどんな時間になるのか、
次回もお楽しみに◎

参加者の声

●無関心にならない、先回りの支援をしない、見極めることができるように学び続けるなどなど、自分にとっても大切な言葉をたくさん教えていただきました!また、皆さんのお話を聞いて、「『普通』ってなんだろう?」とか「『当たり前』ってなんだろう?」とか、すごく考えさせられました。

●思い込みを取り除いたコミュニケーションを通じて、相互理解を図ろうとする姿勢が大切だなと考えました。

●障がい福祉の現場で活動されている方の実体験や、これまでの経験を元にした考え方や着目点というものが大変印象的でした。また、トークの中で、障がいを持つ方との関わり方の難しさについて触れた際に、『まずは知るところから』という発言が強く印象に残りました。さまざまな障がいを持つ人がいて、性格や行動、発言等本当にいろいろな人がいる、そうしたことをまずは知るところから始めるのも一つの関わり方であると感じました。