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レポート|ぬま大学第7期最終報告会 受賞者とマイプランのご紹介

ぬま大学第7期 最終報告会

受賞者とマイプランのご紹介

2021年11月28日(日)に開催した、ぬま大学第7期最終報告会。見事、賞を受賞したぬま大生とマイプランをご紹介します!

最終報告会で授与される賞は3つです。
まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して贈られる「最優秀賞」。ぬま大学での半年間で最も成長したぬま大生に対して贈られる「健闘賞」。そして、オンライン配信で最終報告会をご視聴いただいた皆様が「最も共感した!応援したい!」と思ったプランへ贈られる「オンライン共感賞」です。

これらの賞を受賞した3人のマイプランの内容から、最終報告会での審査員や受賞のコメントまで、余すことなくお伝えします!
ぜひ最後までご覧くださいね。

受賞者

●最優秀賞
宮田 瞳
「Selamat Datang di Kesennuma」

●健闘賞
佐々 文佳
「ーおいしいおはなしめしあがれーおはなしレシピでちょっとした豊かさを」

●オンライン共感賞
田中 慧
「顔の見える街、気仙沼へ〜気仙沼の「人」と「想い」をチカクする〜」

最優秀賞 宮田 瞳さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「Selamat Datang di Kesennuma」について>
宮田さんは、大学時代にインターンに来ていた会社に勤める新卒1年目のIターン者さんです。
会社にはインドネシアからの技能実習生がおり、彼らと話す中で、気仙沼に関する暮らしの情報が集めづらく不安を抱いている現状を知ります。そこから気仙沼で暮らす前に、気仙沼がどんな場所かイメージできる暮らしガイドブックのような「カウントダウン式の日めくりカレンダー」を作成しました。そして、このカレンダーを、技能実習生を受け入れる企業と連携し、技能実習生にプレゼントしたいと考えています。また、カレンダーは「技能実習生に寄り添うこと」を大切にし、実際に彼らが知りたいことを37名の実習生にヒアリングをして内容を決めました。少しずつ気仙沼を知ることで、だんだんと気仙沼に来ることが待ち遠しくなってもらえたらと願っているそうです。さらに、気仙沼に暮らす人の声も届けられるようになっており、最終日には受け入れ企業からのメッセージが添えられます。
このカレンダーを通して、気仙沼市全体で技能実習生を受け入れる雰囲気を作ることで、日本で一番、技能実習生がいきいきと暮らせるまちを目指しています。

<審査員 木戸浦氏からの講評>
弊社にも技能実習生が17名おりまして、彼らがどのように気仙沼に来て、暮らしたいか、生きていきたいかというところまで深掘りしていなかったと反省しています。また、外国の方が気仙沼に来るとき限らず、日本各地から気仙沼に訪れる方たちは皆同じ悩みを持っていると思います。そこにも目を向けて、プロジェクトを広げていってもらえると嬉しいです。

<最優秀賞授与における、審査委員長 菅原市長からのコメント>
多くの審査員の方が非常に高い評価をつけました。色々良い点があると思うんですが、気仙沼においては、大震災後に人手不足で外国の技能実習生の皆さんが我々の産業、またこれからの気仙沼を支えていくんだなあといことを共有しています。そんな中で、気仙沼に来る方のご不安ですね。観光と住むことは違うんだよ、という視点から掘り下げていただいて、結局それは外国の方だけではなくて日本人で、気仙沼に移住してくれる方も同じだよねという話が審査会の中でもありました。何より、アイデアとして、カレンダーにひとつひとつ移住に近づいていくという実感が得られるような形で、スムーズに不安を少しでも低くしながら気仙沼に来てもらうということが、実践としてできるということで、完成度も高いことに、みなさんは評価したんだと思います。また、応用も今後出せるのかなと思うのと、またインドネシアの方達とどのように共生していくかということも実践できているということで、社会課題の気仙沼では解決策のひとつとして、やり方を見せていただいたように思います。今日は優れたプレゼンだったと思います。ありがとうございました。

<受賞した宮田さんのコメント>
賞をいただき、ありがとうございます。私はこうやって人前で話すことが苦手なので、今も緊張してしまっているのですが、とても嬉しいです。実は作ったカレンダーも昨日ギリギリ完成して、たくさんご協力をいただいて完成しました。なので、このぬま大学で終わらせずに、これからもアクションを続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。

健闘賞 佐々 文佳さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「ーおいしいおはなしめしあがれーおはなしレシピでちょっとした豊かさを」について>
佐々さんは、食べることと子どもに関わることが好きな、市内で栄養教諭として働くIターン者さんです。
子どもの頃、好きな絵本に登場する料理を家族と一緒に作った記憶が、今もあたたかな記憶として残っているそうです。そこから、一緒に料理をすること、本を読むことを通して、あたたかなコミュニュケーションを生み、ちょっとした幸せと楽しさをつくりたいと思い、生まれたのが「おはなしレシピ」です。おはなしレシピは、本に登場する料理やお菓子のレシピを佐々さんがレシピとして再現したものです。
本の読み聞かせをした後にレシピを見てみたり、レシピから実際に作ってみれることから、気仙沼図書館では「おはなしレシピ」で掲載した本の企画展が行われるなど様々なコラボレーションが生まれています。
本や食を通じたコミュニケーションで心に残る体験を子どもたちに届けること、そして、食を通して本を好きになってもらうこと、または本を通して食を好きになってもらえることを目指しています。

<審査員 友廣氏からの講評>
レシピ集が素敵でほっこりしました。僕も娘と一緒に「ぐりとぐら」のパンケーキを作ったことがあり、いいなと思います。一つだけ思ったことが、レシピを作ったことや、過去の思い出を遡りながらレシピを作っていくプロセスが一番楽しいんじゃないかなと思っています。参加者の方が集まって、共有しあって、家で作るのも楽しいと思うんですけど、みんなそれぞれに原体験があるんじゃないかと思って、絵本に限らず漫画や小説も含めて。そういうのを振り返ってレシピに落とし込んで見るとか。お店での協力もいただいたのであれば、そういった人たちにも聞いてみると、与えるのではなく、本質的には共有することが楽しいと思うので、そういう機会が作れると輪が広がっていくんじゃないかと思います。

<健闘賞授与における、審査員 森山氏からのコメント>
おめでとうございます。まずは、プランができたっていうのが、自分の原体験に基づいているということ。そして、実行していく中で見えてきたアクションの行き詰まり。それを自分の力で、周りの人の力を借りて前に進めていかれたというところ。そこが素晴らしかったなと思います。
また、私事になりますが、図書館の本の世界を広げるミュージカルを作っているんですよ。本を読んでその中で描かれたイメージというのが、人間のインスピレーションを呼び起こすんだということを伝えるミュージカルを丁度作っているところなんです。まさに、本の中で感じられたワクワクするような、しかもそれが美味しく五感で感じられるようなものが、本から飛び出て、現実として味わえるっていう。それがレシピ集になって、さらに図書館で展示されてという広がりが本当に素晴らしいなと思いました。

<受賞した佐々さんのコメント>
コーディネーターの方を始め、たくさんの方に助けていただいてできたマイプランだったので、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

オンライン共感賞 田中 慧さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「顔の見える街、気仙沼へ〜気仙沼の「人」と「想い」をチカクする〜」について>
大学を休学して気仙沼で働くIターン者の田中さんは、「大切な人と人生を楽しく、面白く生きたい」とぬま大学を通して気づいたそうです。そのために、人の考え方や思いに触れていくことが大切だと考えています。
そんな考えのもと、今仕事で取り組んでいるのは、市外の若者が一定期間、気仙沼の企業で働きながら気仙沼で暮らす体験プログラム「ふるさとワーキングホリデー」事業です。気仙沼の魅力は”人”だと言う田中さん。「ふるさとワーキングホリデー」で気仙沼を訪れた人たちに、気仙沼の人ともっとつながってほしいと思ったそうです。そこで、自身の大好きな”写真”と一緒に、気仙沼の人の顔とその人の思いが見え、身近に感じられるようなWEBサイトを作成しようと考えています。
WEBサイトを通して気仙沼の外の人が気仙沼の人と関われるきっかけを作ることで、気仙沼を好きになり、気仙沼を”第2の故郷”と思う人が増えることを目指しています。

<審査員 木戸浦氏からの講評>
とても笑顔が印象的で、それだけでも心が温かくなるなと思いました。今田中さんがやられようとしていることは、「人の心に火をつけること」なのではないかなと勝手に思います。その際に自分が燃え尽きないように、自分のペースを落としてもいいんじゃないかなと思います。これは私も同じですが、いつかロウソクのように火が燃え尽きてしまう時がきます。その時にロウソクを受け継いでくれる人を見つけれればいいなと思います。自分だけでやらずに、自分と同じような立場の人を作っていけるといいなと思います。
私が震災の後に、どのようにみなさんが立ち上がるのかと思っていたのですが、松尾芭蕉の歌にですね「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」という言葉があるんですね。みなさんいろんな思いがある中で、どのようなペースで、どのような形で立ち上がって、どのように世の中を作ろうかというのはそれぞれの思いがあっていいことだと思うので、決して、立ち上がりが遅い人であったりとか、夢や目標がない人も残さないように、みなさんを包んであげるような取り組みをしてあげれるといいかなと思います。

<オンライン共感賞授与における、審査員 木戸浦氏からのコメント>
おめでとうございます。大変素晴らしいプレゼンだったと思います。内容とプレゼンの能力、この2つがマッチしての受賞と思います。もちろん参加されたみなさまも大変素晴らしかったと思います。オンラインでの受賞ということではありますが、田中さんには何かしらの力があるということだと思っています。それをいい方に使ってください。悪い方に使うと良くないですよ。

<受賞した田中さんのコメント>
賞状をもらったのが6年ぶりくらいですかね、卒業証書以来です。悪い方に使わないようにします!ありがとうございました。


以上が、受賞者とマイプランのご紹介でした。

受賞者以外のマイプランについては、YouTubeでご覧になれますので、ぜひご視聴くださいね。

ぬま大生の想いを感じて、「応援したい!自分も一緒にやってみたい!」と思っていただけましたら、ぜひともご一緒していただけますと嬉しいです。
「やってみたいこと」をやってみることから、たくさんの気づきを得て、マイプランを磨いてきた半年間。この最終報告会がスタートとなり、これから気仙沼で何かおもしろいことが、またじわじわと始まっていきます!

今後とも、応援をどうぞよろしくお願いいたします!

レポート|ぬま大学第7期最終報告会

ぬま大学第7期 最終報告会

最終報告会「宣言する」

タイムライン

13:30 オープニング
13:50 ぬま大生によるプレゼンテーション(4人)
14:30 休憩
14:45 ぬま大生によるプレゼンテーション(5人)
15:40 休憩
15:55 ぬま大生によるプレゼンテーション(4人)
16:45 休憩、オンライン共感賞の投票
16:55 ぬま大TV「ぬま大学卒業生の今」
17:25 表彰式
17:50 終了

レポート

「気仙沼を、元気にしたい!もっと熱くしたい!」そんな想いをもった若者13人が、2021年の6月~11月の約半年間、自らの想いにそったマイプランを考え、磨き、形にするために奮闘してきた、その成果を、2021年11月28日(日)に開催した最終報告会にて発表しました。

また、今年の最終報告会も新型コロナウイルス感染防止のため、会場は招待者のみの入場とし、一般聴講者の皆様にはオンライン配信にてご視聴いただく形となりました。

ぬま大学第7期 最終報告会

会場は今年もPIER7。
収容可能人数の半分での開催ということもあり、会場にはぬま大学第7期生13名、審査員5名、招待者13名、運営スタッフ19名で行われました。また、託児サービスもあり、お子様連れの方にもご参加いただきました。

オープニングは会場が暗転し、オープニングムービーが流れます!
今年もぬま大学第5期生の加藤広大さんにオープニングムービーを制作していただきました。第7期の半年間を振り返りつつ、ぬま大生の意気込みメッセージを最後にお届けして、最終報告会への気持ちを高めていきます。

ぬま大学第7期 最終報告会

オープニングムービーで、ぬま大生たちにいい緊張感が走ります。
そんな雰囲気をふわっとやさしく包む司会は、ぬま大学第6期生の半沢大亮さん・岩本華奈さんです。少し緊張がほぐれたところで、いよいよプレゼンテーションが始まります!

ぬま大学第7期 最終報告会

3部に分けて、半年間かけてつくり上げてきたマイプランを、ぬま大生たちが1人ずつプレゼンテーションしていきます!

トップバッターは、優しく引っ張ってくれるお兄さん的存在の髙橋さん!
しっかりと会場の審査員や招待者の目を見ながら、笑いもとり、心を掴むプレゼンテーションで場を温めてくれました!

▼13名のプレゼンテーションは、こちらからご覧いただけます!

<発表したぬま大生のマイプラン一覧>
第1部
1.髙橋 和輝
「GATE WAY CAFE ~観光客と地元民を<つなぐ>ほっとな空間~」
2.村上 裕二郎
「みんなで気仙沼楽しみたくない⁉︎wow wow \(^o^) /」
3.佐藤 瞳
「ひとみの窓口~女性のモヤモヤを吐き出そう~」
4.加藤 敬介
「ボードゲームCAFE」

第2部
5.熊谷 流伽
「自分と地域を重ね、考える、気仙沼98年生まれのきっかけづくり」
6.佐藤 祐二朗
「私をみて!~砂浜を支える海浜植物~」
7.畠山 千怜
「わたしができる恩返し〜食でつながるみまもりの輪〜」
8.三浦 鷹将
「ITを身近に」
9.宮田 瞳
「Selamat Datang di Kesennuma」

第3部
10.佐々 文佳
「ーおいしいおはなしめしあがれーおはなしレシピでちょっとした豊かさを」
11.立元 久史
「ローウェイストで遊ぶまち」
12.田中 慧
「顔の見える街、気仙沼へ 〜気仙沼の「人」と「想い」をチカクする〜」
13.皆川 太郎
「飛んでいきます!移動型コミュニティカフェKATARO-U」

ぬま大学第7期 最終報告会

そんなぬま大生のマイプランを審査していただく審査員の皆様は、今年も豪華!
気仙沼市内外より、各分野で第1線で活躍されている企業経営者・起業家の皆様をお呼びしました。多様な視点から、ぬま大生のマイプランへの感想やアドバイスをいただきました。

<審査員>
菅原 茂氏(気仙沼市長)
木戸浦 健歓氏(株式会社みらい造船 代表取締役社長)
大森 美和氏(NPO法人プロジェクトK 代表理事/にじのわ助産院)
友廣 裕一氏(合同会社シーベジタブル 共同代表/一般社団法人つむぎや 代表)
森山 奈美氏(株式会社御祓川 代表取締役社長)

あっという間に13名のプレゼンテーションが終了し、ぬま大生たちからはホッとした表情が溢れます。会場では、招待者の方々がプレゼンテーションに対する感想・コメントを記入したメッセージカードをぬま大生たちに渡しながら、交流が生まれていました。

さらに、オンライン配信と会場共に、ぬま大学卒業生たちが気仙沼で行っているマイプランをご紹介する特別番組”ぬま大TV「ぬま大学卒業生の今」”をお届けしました。

ぬま大学第7期 最終報告会

そしてついに、表彰式へと移ります。
審査会を通して決定した、まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して「最優秀賞」、ぬま大学の半年間で最も成長したと思われる方に対して「健闘賞」、オンライン視聴者の皆様から最も共感を得られたプランに対して「オンライン共感賞」の3つの賞が贈られました。

気になる受賞者は…!以下の3名です。

受賞したマイプランについてはこちらで詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

ぬま大学第7期 最終報告会

最後は、会場にお越しいただいた皆様とぬま大学ポーズで記念撮影!
これにて、ぬま大学第7期は修了となりました。

「やってみたいこと」をやってみることから、たくさんの気づきを得て、マイプランを磨いてきた半年間。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたタイミングで、アクションを重ねたり、ぬま大生同士で一緒にイベントを開催してみるなど、「アクションすること」を大事にチャレンジしてきました。行動したからこそ深まっていった彼らの想いを、ぎゅっと7分間のプレゼンテーションに詰め込んでお届けしたこの日。そんなマイプランは、ここからが始まりです。これからも気仙沼で、彼ら・彼女たちのマイプランに出会えることと思います。
今後とも、13名の応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

ではまた、ぬま大学第8期でお会いしましょう!

参加者の声

●受講生が実現したいことをしっかりと聞くことができ、また今後の展望も知ることができました。

●全体をとおして、繋がりをつくることが求められていると感じました。これを提案された様々なツール(相談の場、食事会、ITやカレンダーなど)を通して結び付けられるといいですね。

●ワクワクしました。気仙沼ってつくづく人材の宝庫だなと改めて実感しました。

2021.12.19 気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021-オンライン-

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2020

「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021」のオンライン聴講者募集中!

\5年目の今年も、まるっと1日マイプロDAY!/
高校生から、気仙沼にもっと元気を!ワクワクを!
気仙沼の高校生のマイプロジェクトがここに集合!

気仙沼の高校生が、自分の「やりたい」想いに向き合い、地域について考えながら、これまで実践してきた、もしくはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトの発表を行います。
どんなことを考え、どんなことをやってきたのか、またはこれからどんなことをやりたいと思っているのか。
高校生の発表をお楽しみに!

マイプロジェクトとは?

「気仙沼のために何かやってみたい!」 そんな想いを原点に、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと”をテーマに地域でやってみる、自分だけのプロジェクトです。

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARDとは?

気仙沼の高校生が、地域の人に向けてマイプロジェクトを発表する場です。自分の想いを発表すること、地域の大人からフィードバックをもらうこと、同世代の活動を知ることを通して学ぶ、“学びの祭典”です。

式次第

気仙沼の高校生MYPROJECTAWARD2021

気仙沼の高校生MYPROJECTAWARD2021

タイムライン

過去最多の32組のエントリーがあった、気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021。
今年も午前(1st)と午後(2nd)の2部開催となりました!

午前の部「1stプレゼンテーション」で、32組がマイプロジェクトの発表を行い、
午後の部「2ndプレゼンテーション」からオンライン配信にて、1stプレゼンテーションを経て代表に選ばれた10組の発表をお届けします!

<午前の部「1stプレゼンテーション」>
こちらの様子は、後日アーカイブをご覧になれるURLをお送りします!

<午後の部「2ndプレゼンテーション」>
13:30 オープニング
13:50 エントリー高校生のご紹介
14:20 高校生によるマイプロジェクト発表(5組)
15:20 休憩
15:30 高校生によるマイプロジェクト発表(5組)
16:30 オンライン共感賞の投票(発表終了後から5分程度)
16:35 休憩
16:40 スペシャル放映「中学生の探究プレゼン」
17:10 表彰式
18:00 閉会
※当日はプログラムの時間が前後する場合があります。

ゲスト審査員

-菅原 茂氏(気仙沼市長)
-小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長)
-小野寺 靖忠氏(株式会社オノデラコーポレーション 代表取締役社長)
-小野 ひとみ氏(株式会社Prima Pinguino 管理部部長)

プログラム紹介

●高校生によるマイプロジェクト発表
代表10組の高校生が、これまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表します!

●スペシャル放映「中学生の探究プレゼン」
別日に開催されたイベントの様子を放映します。


『気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021 オンライン聴講者募集』

【概要】

【お申し込みについて】

【当日までの流れ】

レポート|ぬま大学ラボ第3期

ぬま大学ラボ第3期

これからのまちづくりに大切なテーマを、みんなで深めよう!

「ぬま大学ラボ」は、気仙沼に暮らす様々な立場の人が集まり、これからのまちづくりに大切なテーマについて深めていく、テーマ型勉強会のプログラムです。

2021年8月末から10月末までの2ヶ月間、各テーマに興味・関心のある若者やすでに地域で活動している若者が、民間と行政のそれぞれから集まり、テーマ毎に学びを深めていきました。また、民間と行政がつながり、一緒に学ぶことを通して、民間メンバーのまちづくり活動がより広がり、加速していくことを目指しています。

さらに、今期から各テーマにファシリテーター(チーム活動の応援者)が加わったことで、より一層楽しくチーム活動を行なっていただけるようになりました!

今期立ち上がった個性豊かな3つのテーマはこちらです。

また、第1回と第2回のファシリテーションは、昨年に引き続き、ワークショップデザイナーの相内洋輔氏に行っていただきました。

第1回ワークショップ

タイムライン

13:00 オープニング
13:25 自己紹介とチェックイン
13:55 アイスブレイク
14:10 ワークショップ「SDGsと自分の価値観」
15:10 休憩
15:20 ワークショップ「OurテーマとSDGs」
16:20 休憩
16:30 最初の一歩を決める
17:05 クロージング
17:10 終了

レポート

2021年8月29日(日)にオンラインにて第1回ワークショップを開催しました。
第3期の3つのテーマには、それぞれ7名ずつ参加者の皆さんが集まりました!

ぬま大学ラボ第3期

第1回ワークショップの司会は、前期から引き続き、ワークショップデザイナーの相内洋輔さんに行なっていただきながら、今期より各テーマにファシリテーター(チーム活動の応援者)が1名ずつ参加して、2ヶ月のぬま大学ラボをスタートしました。

第1回ワークショップでは、一人ずつテーマへの想いや問題意識について共有することからはじめ、これから2ヶ月、一緒に学ぶメンバー同士で理解を深めていきます。

ぬま大学ラボ第3期

早速、テーマごとに分かれ、自己紹介をした後にグループワークへと進みます。

同じテーマに集まったものの、最初はメンバー同士、どんな価値観でどんな未来を目指し集まっているのかはわかりません。
そこでまずは、集まったメンバーの価値観を探るべく、SDGs(持続可能な開発目標)の17ゴールを用いて、自分の関心が高い順番に並べて発表していきます。すると共通する思いが見えたり、一人ひとりの個性が垣間見えてきました。

メンバーの距離がぐっと縮まったところで、いよいよテーマについて話していきます。
テーマにおける
・問題意識
・目指したい未来
・関連が深いSDGsのゴール3つとは?
・半年後の理想の状態
を切り口にワイワイ話し合って、ぬま大学ラボ期間はもちろん、少し先の未来にはどうなっているといいか、そのために何ができるとよさそうか、メンバー同士で共通のイメージを持つことができました。

次に、第1回ワークショップ終了後に実施する「市役所担当課様との勉強会」に向けて、市役所の方に聞いてみたい質問をまとめていきました。

2ヶ月のスタートを切る準備が整った頃には、あっという間に4時間のワークショップが終盤に。
最後に、会の感想を共有して会は終了しました。

参加者の声

●アイスブレイク含め、自分の興味がある分野や内容だったので面白かったです。最初から「気仙沼をどうしていきたい」というテーマでくると、正直なところ私としては重いテーマで最初からは頭回らないだろうなと思っていたので、共通言語がワイドで入りやすかったです。

●初めて自分の取り組みをSDGsにはめて考えたこと、自分の活動がまちの課題解決につながるということが分かりました。チームの雰囲気がすごく良かったです!

●皆さん、具体的な問題意識を持っていたことと、その土台は割と共通していたことが印象的でした。

市役所担当課様との勉強会

タイムライン

誰もがアートや表現活動を楽しめるようになるには?
19:00 オープニング
19:10 生涯学習課様 ご講演(課長補佐 幡野 寛治氏)
19:25 質疑応答
19:30 リアス・アーク美術館様 ご講演(館長 山内 宏泰氏)
19:45 質疑応答・感想共有
20:55 クロージング
21:00 終了

子ども達が大人になったときに食の豊かさを語れるようになるには?
10:00 オープニング
10:15 健康増進課様 ご講演(健康増進係 齋藤 真奈氏、岩渕 香菜氏)
10:45 質疑応答
11:00 学校教育課様 ご講演(保健給食係 佐藤 彩世氏)
11:25 質疑応答
11:50 クロージング
12:00 終了

地域ごとの価値を活かして、気仙沼の観光をさらに盛り上げるには?
18:30 オープニング
18:40 観光課様 ご講演(課長 畠山 勉氏)
19:15 地域づくり推進課様 ご講演(茂木 絢水氏)
19:30 質疑応答
20:20 クロージング
20:30 終了

レポート

第1回ワークショップの次は、アート・食・観光、それぞれのテーマに関連する市役所担当課の方からお話を伺う勉強会が、2021年8月30日(月)よりスタートしました!

気仙沼市の現状や市で行われている取り組み等、まち全体で起こっていることを知りながら、自分たちのテーマがどのようにまちと繋がるのかを考えていく2時間です。

そんな勉強会では、まず担当課の方から気仙沼でどんなことが起きているのかを話してもらった後、ラボメンバーからの質問タイムでさらに深めていきました。

誰もがアートや表現活動を楽しめるようになるには?
ぬま大学ラボ第3期

お話を伺ったのは、生涯学習課さんとリアス・アーク美術館の皆さん。
生涯学習課さんからは、文化芸術活動を軸に子どもの頃から実際に文化芸術に触れることの重要性と具体的な事例をお話しいただきました。リアス・アーク美術館さんからは、美術や芸術とはなにか、気仙沼における美術館の役割やその価値をお話しいただきました。
ラボメンバーは、アートや表現活動というものが得意な人だけの特別なものではなく、誰でも楽しめる気仙沼にしていきたいという思いを改めて確認する時間になりました。

子ども達が大人になったときに食の豊かさを語れるようになるには?
ぬま大学ラボ第3期

お話を伺ったのは、健康増進課さんと学校教育課の皆さん。
健康増進課さんからは、「第3次気仙沼市食育推進計画」の背景や位置付け、計画内容をお話しいただきました。学校教育課さんからは、市内小中学校での食育の取り組みについて、授業の中と給食の2つの側面からお話しいただきました。
ラボメンバーは、すでに子どもに向けた食育の機会が豊かであること、その一方で気仙沼の食生活に問題があることを知り、自分たちがアプローチする対象から考え直すきっかけとなりました。

地域ごとの価値を活かして、気仙沼の観光をさらに盛り上げるには?
ぬま大学ラボ第3期

お話を伺ったのは、観光課さんと地域づくり推進課の皆さん。
観光課さんからは、「第2次気仙沼市総合計画」をもとに、市で取り組む観光施策をお話しいただきました。地域づくり推進課さんからは、市内のまちづくり協議会の取り組みをご紹介いただきながら、地域ごとの特色についてお話しいただきました。
ラボメンバーは、震災後に注力してきた気仙沼DMOとまちづくり協議会の取り組みを知り、地域に埋もれている価値に目を向けること、そしてそれを発信していくことの重要性を感じました。

第2回ワークショップ

タイムライン

13:30 オープニング
13:35 チェックイン
13:45 公開ワークショップ準備
14:30 公開ワークショップオープニング
14:40 ラボメンバーのプレゼンテーション
15:35 ラボメンバーとコメンテーターとのディスカッション
 ・コメンテーター:
  松村 豪太氏(一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表理事)
  斉藤 道有氏(美術家)
  溝渕 康三郎氏(陸前高田 食と農の森)
  岩渕 香菜氏(気仙沼市 健康増進課)
  小松 幸恵氏(気仙沼市 学校教育課)
  森山 奈美氏(株式会社御祓川 代表取締役社長)
  玉川 千春氏( 一般社団法人気仙沼地域戦略)
16:30 休憩・交流タイム
16:40 公開ワークショップ終了/全体振り返りオープニング
17:00 コメンテーターとのディスカッション振り返り
17:30 個人の2ヶ月間の振り返り
17:50 チェックアウト
17:55 クロージング
18:00 終了

レポート

2021年8月29日(日)に開催した第1回ワークショップから、それぞれのテーマに関連する市役所担当課の方からお話を伺う勉強会、テーマごとに集まって話し合ったりアクションする活動期間を経て、ついに最終ワークショップである第2回ワークショップを2021年10月31日(日)に開催しました!!

各テーマの学びをたくさんの方達と共有できるように、ワークショップの一部を「公開ワークショップ」とし、聴講者の方達にもお越しいただきました。

この日の司会も引き続き、ワークショップデザイナーの相内洋輔さんに行なっていただきます。

ぬま大学ラボ第3期

まずはラボメンバーのみで始まり、チェックインで今の気持ちを共有し合いました。
実は第1回からオンラインでの開催が続いたため、全員で顔をあわせるのは初めてでした。
どんなメンバーが集まっているかがわかったところで、各テーマごとに公開ワークショップに向けての準備に移ります。

ぬま大学ラボ第3期

準備が整ったところで、公開ワークショップが始まります!
まずは、全体で各テーマごとに2ヶ月の学びや気づき、今後取り組んでいきたいアクションについて発表しました。
その次にテーマごとに分かれて、市内外で活躍する方をコメンテーターとしてお呼びし、ディスカッションを行います。

どのテーマも、コメンテーターとのディスカッションから、今後のアクションに向けての視野を広げたり、「なぜやるのか?誰に向けてやるのか?」という本質的な問いを改めて思考するなど、濃密な時間を過ごしました。

ぬま大学ラボ第3期

公開ワークショップはここまでで終了となり、次はラボメンバーのみで振り返りを行なっていきます。
まずは、コメンテーターとのディスカッションを振り返ったのち、各テーマでどんなディスカッションが行われたのかをお互いに共有しました。
次に、個人の振り返りに移ります。以下の4つの項目について、この2ヶ月間の振り返りを行いました。
・活動を通じて新しく知ったこと、特に印象的だったこと
・活動の中で得られた気づき・大切だと思った価値観
・今回の体験を日常にどう繋げられる?何を活かせる?
・今後の意気込み・チャレンジしてみたいこと

第1回ワークショップはオンライン開催だったため、ラボメンバー同士、お互いのことをなかなか掴みづらい中で始まった今期。
しかしこの2ヶ月間、何度も顔を合わせて、お互いの価値観を共有し合いながら、アクションを形にしてきました。そんな長いようで短い期間に、本気でテーマに向き合ったラボメンバーが、テーマと自分自身との関わりを改めて整理する時間となったようでした。

ぬま大学ラボ第3期

頭をフル回転で使った一日の集合写真は、疲れがありながらも清々しい表情で!
“まちの未来”につながる大切な3つのテーマが、今後どのような形でみなさんと関わっていけるようになるのか。

ぜひ皆さん、引き続きぬま大学ラボにご注目ください!

参加者の声

●コメンテーターさんがとても興味深く、貴重なお話いただけました。最後にアウトプットできて、頭まだごちゃごちゃですが、個人で言葉にできてよかったです。

●チームで考えてきたことに、とても、共感してもらえたことが良かったです。ディスカッションでも、前向きな意見が多く、今後の意欲につながりました。

●チームの人たちとたくさんお話できて良かったです。共感値が高く、みんなで認め合える雰囲気がありました!

ぬま大学卒業生の「広報けせんぬま」掲載情報まとめ(2020〜2023年)

毎月1日に気仙沼市役所が発行する「広報けせんぬま」。
その中の特集ページ「気仙沼の気になる人」に、ぬま大学卒業生が掲載されています。
ここでは、2020年〜2023年までの掲載ページをまとめました!

2023年

第8期生 川村枝美花さん「『子どもの味方を作りたい』みらいで守られる子どもコミュニティー」

▼掲載ページ
2023年10月1日号

第8期生 佐藤剛士さん「『ドローン×気仙沼』可能性は無限大!」

▼掲載ページ
2023年2月1日号

2022年

第6期生 木下徹哉さん「自分の『好き』を動画で表現したい」

▼掲載ページ
2022年8月1日号

第5期生 渡邊貴弘さん「一人一人に寄り添う歯科医療を目指して」

▼掲載ページ
2022年6月1日号

第7期生 宮田瞳さん「技能実習生に気仙沼の暮らしを伝えたい」

▼掲載ページ
2022年2月1日号

2021年

第1期生 白幡みゆさん「子どものための遊び場を作りたい」

▼掲載ページ
2021年10月1日号

第5期生 加藤広大さん「気仙沼初の新規事業を作りたい(漁業ゴミのアップサイクル事業)」

▼掲載ページ
2021年8月1日号

第1期生〜第6期生まで1人ずつ紹介「気仙沼の気になる若人特集」

第1期生 笠原一城さん、第2期生 高橋えりさん、第3期生 小野寺真希さん、第4期生 金野諒さん、第5期生 半沢裕子・竹中幸さん、第6期生 渡辺修司さん
▼掲載ページ
2021年2月1日号

2020年

第5期生 佐藤慶治さん「心身を支える、運動の魅力」

有限会社藤田製凾店 専務取締役 藤田一平さんと、市内の運動・スポーツ活性化について対談しました。
▼掲載ページ
2020年10月1日号

第1期生 小松萌さん・第5期生 芦原昇平さん「距離はあっても、心は近くに。」

観光業に携わる2人が、気仙沼の観光について対談しました。
▼掲載ページ
2020年8月1日号

第3期生 佐藤晃子さん「その食事、栄養足りてますか?」

将来栄養士になりたい気仙沼高校3年生 小山知美さんと、食生活や栄養について対談しました。
▼掲載ページ
2020年7月1日号

レポート|ぬま大学第7期第5回講義

ぬま大学第7期 vol.5

第5回講義「つくりたい未来を描く〜どんな未来をつくっていきたいですか?〜」

タイムライン

13:30 オープニング
13:40 チェックイン
14:00 先輩のお話を聞く
15:00 休憩
15:10 マイプランブラッシュアップ
17:00 対話の時間「マイプランの完成度は?」
17:25 チェックアウト 
17:35 クロージング
17:40 終了

レポート

最終報告会前の最後の講義を、2021年10月17日(日)、階上地区にある森前林自治会館にて開催しました。

最終講義は、マイプランを通して実現していきたい未来(ビジョン)を描いていきます。

ぬま大学第7期 vol.5

まずは、ゲストにNPO法人浜わらすの天澤寛子さんをお呼びし、活動のお話を聞きながら、ビジョンの重要性を探っていきます。

震災後から本吉町大谷地区にて、子どもたちに海や自然の「恵みと怖さ」の両方を伝える活動をしている天澤さん。
小中学生を対象にした自然体験の機会提供やビーチクリーンの活動を続けていくことで、「浜わらすといえば、海の活動だよね」と地域の方に覚えていただけたり、学校の授業に呼ばれたりなど活動の幅を広げているそうです。
自然体験の機会提供やビーチクリーンの活動を続けていくことで、「浜わらすといえば、海の活動だよね」と地域の方に覚えていただけたり、学校の授業に呼ばれたりなど活動の幅を広げているそうです。

そんな天澤さんが思う、ビジョンの大切さは大きく3つ。
1つ目がビジョンがあることで、「共感」が得られて、賛同する仲間が増えること。
2つ目は、一緒に活動する人や周りで支えてくれる人たちが、どこに向かっているか迷わないようになること。
3つ目は、自分自身のモチベーションを保てること。

浜わらすには、お坊さんから、漁師さんまで多様な方達が運営メンバーとして関わっています。多様なメンバーを引き寄せ、8年間も子どもたちに、海と関わる機会を作り続けられたのは、「すべての子どもたちが自然と共に生き、自然に学びながら、豊かな暮らし方を育む」というビジョンのもとブレずに活動をしてきたのではないかと感じさせてくれました。

ぬま大学第7期 vol.5

ゲストのお話を聞いたところで、最後のマイプランのブラッシュアップ(磨き上げ)に移ります。今まで考えてきたマイプランを通して、どんな未来をつくっていきたいのかを深めていきました。

そして最後に、今自分が作成しているマイプランの完成度をコーディネーターと一緒に確認していきました。もっと磨き上げが必要な部分はどこで、どんな機会があれば完成に近づくのかを考えていく中で、ぬま大生たちも最終報告会に向けてエンジンがかかります!
その意気込みを、最後に全員の前で発表して最終講義は終了しました。

さあ、ここからは最終報告会に向けてマイプランをまとめ上げていきますよ!!
最終報告会はオンラインでぬま大生に声援をお願いいたします!

参加者の声

●自分のプランの目的とこれからの形を想像できました。

●ある程度まとめてきた内容についてフィードバックを貰え、道が少し見えてきました。

●一人で考えるよりも集まって皆さんと話せたことが本当に楽しかったです!先輩のひっこさんのお話も聞けて嬉しかったです!