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2022.04.06-05.08 ぬま大学第8期受講生募集

ぬま大学第8期受講生募集

「やりたい」をかたちにする半年間の実践塾『ぬま大学』第8期受講生を募集します!

ぬま大学とは?

ぬま大学は、あなたの「やりたい」をかたちにする半年間の実践塾です。

“自分を知ること”と”地域とつながること”を大切にした全6回の講義を通して、自分が気仙沼で実行するプラン(マイプラン)をつくりあげていきます。

市内外の地域で活動している先輩や同世代とつながり、小さなチャレンジを積み重ねながら、あなたと気仙沼、互いにわくわくがうまれるプランづくりを目指しています。「私は気仙沼でこうやって生きていきたい」という自分のありたい姿と、それを実現するためのマイプランを一緒につくってみませんか?

ぬま大学のポイント

●わくわくから始めるマイプランづくり
マイプランづくりは、好きなこと・興味があることなど、わくわくする気持ちからスタートします。もちろん、すでにやっていることでも大丈夫です。

●たくさんの出会いとつながり
市内外の地域で活動する先輩や、同じ悩み・想いをもつ仲間と出会うことができます。目標に向かうなかでの新しい出会いは、きっと”一生モノ”です。

●心強いサポート体制
受講生一人ひとりにコーディネーターという応援者がつき、講義の時間以外でも手厚くサポート。卒業後ももちろん、活動をサポートします!

ぬま大学でやること

●対話
多様な人との対話を通して自分の想いの根っこを探り、言葉にしていきます。

●小さなアクション
自分で決めた小さなアクションと、振り返りを重ね、深めていきます。

●先輩の話を聞く
地域で活動する講師や先輩の話を聞き、活動のヒントを学びます。

4月21日(木)に説明会をオンラインで開催

「ぬま大学って何するの?」
「ぬま大学ってどんな人が参加してるの?」
「マイプラン…?どうやってつくるの?」
そんなみなさんは、ぜひ説明会へお越しください!
ぬま大学の卒業生やコーディネーター(ぬま大生の応援者)たちと一緒に、ぬま大学についてご説明します。
参加を迷っている方もお気軽にお越しくださいね。
▼説明会の詳細はこちら
2022.04.21 ぬま大学第8期説明会

『ぬま大学』を詳しく知りたい方は、これまでのぬま大学の様子をご覧ください。
ぬま大学卒業生の紹介や活動レポートを公開しています。
▼活動レポートはこちら
ぬま大学 活動レポート


『ぬま大学第8期受講生募集』

【募集要項】

【申込方法】

【関連ファイル】

【お問い合わせ】


2022.03.06 ぬまトーークvol.20「パパの子育てを探検してみよう!」

ぬまトーークvol.20

\気仙沼についてみんなで語ろう!/
テーマについて仲間と一緒にわいわい語り合う2時間

気仙沼のパパ集合!

「普段はあまり話さないけど、、」
「ほかの人って、どうしてるんだろう?」

子育て中のパパはもちろん、これからパパになる予定のプレパパ、
まだ分からないけど、いつかパパになるかもしれない方など。

この日は、気仙沼市内の3名の子育て中のパパをゲストに、
それぞれの子育て、家庭と仕事の両立についてなどざっくばらんにお話を伺います。

そして、参加する皆さんとワークを通じて多様なパパのあり方を探っちゃいます。

今回の主役はパパですが、
パパのことを知りたい方もご一緒にどうぞ。

日々の忙しい中ですが、皆でちょっぴり、
楽しい「家族」や「子育て」のある暮らしを考える時間にしてみましょう。

ゲスト

2児の父・家業 亀谷洸平さん
1歳と5歳の子どもたちと妻との4人暮らしで、家庭・仕事・その他とバタバタ動いてます。東京と市内の企業の仙台支店に勤めた後、家業である有限会社根口商店にて勤務。生活能力皆無でしたが、結婚と育児を機に家事もやるようになりました。皆さんからも子どもとの関わり方、家庭内での役割などを聞いてみたいです!

4児の父・市役所職員 糟谷翔さん
1、3、5、6歳の子どもたちを含む3世代9人家族です。気仙沼市震災復興・企画課勤務。慌ただしくも楽しい生活を送っています。全員未就学児なので自宅がまるで保育所のように賑やかです。いいパパとして振る舞えているか自信はないので、他のパパさんから色々と勉強させていただきます!

企画協力

ぬま大学第6期卒業生 / 3児の父・会社員
半沢大亮さん

5、8、11歳の子どもたちを含む3世代7人家族です。かしまし娘相手に、賑やかに子育て奮闘しています。生まれも育ちも気仙沼で、いまは株式会社丸和のガス石油部で働いています。今回のぬまトーークの後、 “家族と『何か』話したいな” という気持ちになってもらえたらと思っています。


『ぬまトーークvol.20』

【概要】

【お申込みについて】

【イベントの最新情報はこちらから】

【お問い合わせ】


レポート|気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021

「気仙沼のために何かやってみたい!」そんな想いをもった高校生が、自分の”好きなこと・気になること・解決したいこと”をテーマに、地域で実践してきたマイプロジェクトを発表する「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021」が、2021年12月19日(日)に、PIER7とF.C.U.Pの2会場で開催されました。

5年目を迎えた今年は、市内3つの高校から、アワード史上最多となる32組40名のエントリーがあり、午前の部「1stプレゼンテーション」と午後の部「2ndプレゼンテーション」の2部開催となりました!
「1stプレゼンテーション」では32組全員がマイプロジェクトの発表を行い、「2ndプレゼンテーション」からオンライン配信にて、1stプレゼンテーションを経て代表に選ばれた10組が発表を行いました。

アワード当日の様子(1st・2nd共に)は、アーカイブでご覧いただけます!以下よりお申し込みください。
▼アーカイブ視聴のお申し込みはこちら
https://forms.gle/6ywzxBLFLjR7bwV96

さて、ここからは、その1日の様子をレポートでお届けします!

タイムライン

ー1stプレゼンテーション
9:30 オープニング
9:35 高校生によるマイプロジェクト発表
11:00 クロージング
11:05 会場招待者との交流
11:40 2ndプレゼンテーション進出者発表
12:00 休憩

ー2ndプレゼンテーション
13:30 オープニング
13:50 エントリー高校生のご紹介
14:00 高校生によるマイプロジェクト発表(5組)
15:05 休憩
15:20 高校生によるマイプロジェクト発表(5組)
16:30 休憩、オンライン共感賞の投票
16:35 会場招待者との交流、スペシャル放映「中学生の探究プレゼン」
17:10 表彰式
17:45 閉会

1stプレゼンテーション レポート

1stプレゼンテーションはPIER7とF.C.U.Pの2施設をお借りし、31組38名の高校生がA〜Dの4会場に分かれて発表を行いました。
各会場には、高校生の発表へコメントをいただくコメンテーターを市内外より2名ずつお呼びしました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

Aグループは、進行:気仙沼の高校生マイプロアワード実行委員会の加藤拓馬さん(一般社団法人まるオフィス)、会場:PIER7 軽運動場で行いました。

<発表した高校生のマイプロジェクト一覧>
1.菊地 玲那「アートを用いた街づくりの可能性を考える」
2.藤田 美波「医療従事者が患者に対してできる心のケア」
3.RAiNBOW「震災から11年を経て〜地域と連携して防災意識の向上へ〜」
4.小松 創「善きサマリア人の法は日本に必要か」
5.菅原 華「気仙沼市における災害時の外国人への支援」
6.野村 菜々子「AIをもっと身近にする方法について」
7.熊谷 一夏「自衛隊×防災教育」
8.藤原 藍「気仙沼市民に愛されるご当地ヒーローの提案」

<A会場のコメンテーター>
渡辺 あい氏(楽天グループ株式会社)
及川 竜一氏(中学校教諭)

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

Bグループは、進行:事務局の矢野明日香(合同会社colere)、会場:□shipで行いました。

<発表した高校生のマイプロジェクト一覧>
1.熊谷 詩月「一日を充実させるためのストレッチ考案」
2.谷山 博哉「みなとまつりと観客の距離をもっと近づけたい!」
3.佐藤 瑞記「すごいぞさめ照り~広めたいサメのまち気仙沼の魅力~」
4.太田 圭翼「子どもの自尊感情を高めるには」
5.佐藤 日和「LGBTQにおけるメディアが与える印象とギャップ」
6.岩槻 佳桜「感情を紙で表現〜3.11の夜〜」
7.三浦 瑛「地方活性化につながる廃校利用方法の提案」
8.斉藤 沙季「避難所の快適な生活空間について」

<B会場のコメンテーター>
七尾 尋尚氏(楽天グループ株式会社)
小柳 朋子氏(一般社団法人気仙沼地域戦略)

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

Cグループは、進行:実行委員会の三浦亜美さん(一般社団法人まるオフィス)、会場:PIER7 研修室で行いました。

<発表した高校生のマイプロジェクト一覧>
1.遠藤 光大「気仙沼を更に面白い港街にしたい!」
2.熊谷 ちひろ「使い捨てプラスチックを使わないテイクアウトの実現」
3.佐々木 光咲「『幼児』と『気仙沼の食』を繋げよう!」
4.畠山 来夢「推しがいることによるメリット、デメリットと社会への影響」
5.KSC-向洋語り部クラブ-「未来へ繋ぐ伝承」
6.小山 夕稀「癌患者数の増加に伴う緩和ケア病棟不足問題について」(※当日欠席)
7.千葉 将敬「空き家リフォーム!空き家の減少につながるか」
8.三浦 香穂「気仙沼にダンスを広めたい」

<C会場のコメンテーター>
崎村 奏子氏(楽天グループ株式会社)
丹野 憲氏(気仙沼敎育事務所)

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

Dグループは、進行:実行委員会の成宮崇史さん(認定NPO法人底上げ)、会場:F.C.U.Pで行いました。

<発表した高校生のマイプロジェクト一覧>
1.大越 彩弥「顧客を離さない経営とは」
2.中川 奈央「学校生活における自尊感情について」
3.芳賀 日和「アートによる震災伝承の効果」
4.熊谷 礼「女性が管理職に就くために必要なこととは」
5.大内 陽奈「少年院の矯正教育から日本の教育方針を見直す」
6.たいきりゅうと「高齢者と若者を繋ぐ」
7.村上 陽菜「看護師の過重労働を防ぐには」
8.みふも「Let’s Try to Speak English with us!」

<D会場のコメンテーター>
花田 恭子氏(楽天グループ株式会社)
中居 慶子氏(気仙沼市産業戦略課)

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

各会場でのプレゼンテーション終了後、高校生全員が□shipに集まり、2ndプレゼンテーションに進む10組を発表していきます。10組は、高校生による投票をもとに主催者の協議により決定しました。
代表10組の発表がされた後、様々なリアクションが入り混じるなかで、代表10組の高校生はさらに身を引き締めて2ndプレゼンテーションに挑んでいきました。

2ndプレゼンテーション レポート

会場は軽運動場に変わり、いよいよ午後の部「2ndプレゼンテーション」へと進みます!
ここからは、一般聴講者の方に向けてオンライン配信も行われました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

今年の司会は、昨年から引き続き実行委員会の成宮さんと、高校生時代にマイプロジェクトを行なっていたマイプロOG生 川村枝美花さんのお2人です。
高校生の熱気を感じ、司会のお二人が緊張しながらも、温かな進行を行ってくれました。

まず最初に、主催者である菅原茂市長から開会のご挨拶をいただきました。そして、実行委員会の加藤拓馬さんによる「マイプロジェクトとは?」を説明するプレゼンテーションの後、審査員の皆様のご紹介や、評価基準などをご説明しました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

オープニングの次は、今年エントリーしてくれた高校生31組38名全員のお名前とプロジェクト名を一気にご紹介!
1stプレゼンテーションのグループごとにご紹介していきましたが、壇上にずらりと高校生並んだ姿は圧巻でした…!

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

そしてここから、いよいよ、代表10組によるプレゼンテーションがスタートです!
これまで取り組んできたマイプロジェクトへの想いや実践しての気づき・学びを、7分間にぎゅっと詰め込みプレゼンテーションを行ってくれました。

そのプレゼンテーションの後には、豪華な審査員の皆様から、マイプロジェクトに対しての質問やフィードバックをいただきました。

<発表した高校生のマイプロジェクト一覧>
1.菊地 玲那(気仙沼高校2年生)「アートを用いた街づくりの可能性を考える」
2.藤原 藍(気仙沼高校2年生)「気仙沼市民に愛されるご当地ヒーローの提案」
3.佐藤 瑞記(気仙沼向洋高校3年生)「すごいぞさめ照り~広めたいサメのまち気仙沼の魅力~」
4.岩槻 佳桜(気仙沼高校1年生)「感情を紙で表現〜3.11の夜〜」
5.遠藤 光大(気仙沼高校1年生)「気仙沼を更に面白い港街にしたい!」
6.KSC-向洋語り部クラブ-(気仙沼向洋高校2年生)「未来へ繋ぐ伝承」
7.千葉 将敬(気仙沼高校2年生)「空き家リフォーム!空き家の減少につながるか」
8.菅原 華(気仙沼高校2年生)「気仙沼市における災害時の外国人への支援」
9.たいきりゅうと(気仙沼高校2年生)「高齢者と若者を繋ぐ」
10.みふも(東陵高校2年生)「Let’s Try to Speak English with us!」

<審査員>
菅原 茂氏(気仙沼市長)
小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長)
小野寺 靖忠氏(株式会社オノデラコーポレーション 代表取締役社長)
小野 ひとみ氏(株式会社Prima Pinguino 管理部部長)

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

プレゼンテーションが終わり、審査員の皆様たちが審査会を行うなか、会場では、高校生と会場招待者の交流タイムに移ります。
今年も新型コロナウイルス感染防止のため、会場は招待者のみとなりましたが、マイプロジェクトがよりよくなるためのアドバイスや感想を書いたメッセージカードを高校生に渡しながら、交流する姿が見られました。

交流会がひと段落したところで、11月6日(土)に開催された「気仙沼スローフェスタ2021」の「中学生の探究プレゼン」の一部を放映しました。
高校だけではなく、小中学校でも探究学習が広がっている”気仙沼の教育の今”を体感いただけたのではないでしょうか。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

ついに、表彰式へと移ります。
審査会によって決定された「市長賞」、オンライン聴講者による投票をもとに決定された「オンライン共感賞」の2つの賞に加えて、今年は「審査員特別賞」が審査会の中で設けられ、3つの賞が3組の高校生に贈られました。受賞者は以下の方々です。

受賞者紹介

【市長賞&オンライン共感賞のダブル受賞:みふも(東陵高校2年生)】

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

●マイプロジェクト「Let’s Try to Speak English with us!」
昨年に吉野桃愛さんが活動を始め、今年から畠山詞さん、林未香さんが加わり、3人で活動をしてきました。海外経験はゼロでも、英語が大好きな3人は洋楽やSNSを通して普段から英語に触れています。その中で、日本にない文化を知ったり多様性を学べたりと、将来の可能性が広がり、英語を学ぶことが楽しくなったそうです。
そこで、学校で本格的に英語学習を始める前の小学生を対象に、英語を話す楽しさを体感してもらえる場を3名のALTの先生と一緒に作っています。活動を通して、英語が好きな子どもたちが増え、気仙沼が世界の架け橋となり、気仙沼の魅力を日本のみならず世界中に発信できるようになることを目指しています。

●市長賞受賞のポイント
・昨年も出場し、そこから活動を継続しており、ALTの先生といった協力者も見つけて参加者を増やしていたところ
・気仙沼市の「世界とつながる豊かなローカル」という目標とも、この活動がリンクしており、さらに小学生に広げる活動であったこと

●オンライン共感賞受賞のポイント
・アクションが充実していること
・発表の完成度も高いこと

【審査員特別賞:岩槻 佳桜さん(気仙沼高校1年生)】

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

●マイプロジェクト「感情を紙で表現〜3.11の夜〜」
伝承館で語り部活動を行う岩槻さん。伝承館には、来館者が自分ごととして考えるきっかけが少ないと気づきました。
自分にとって3.11の夜は、星空が広がり「きれいだった」という記憶が残っていましたが、来館者の方からは「絶望だった」という話を聞いて、同じ場面でも全く違う感情になることに気づいたそうです。そこで、”「3.11の夜」を一枚の白紙を使って感情を表現してみる”ということを、30名の方に行ってもらいました。そして、さまざまな人が「3.11の夜」を表現した作品を展示することで、伝承館の来館者が震災を自分ごととして捉え、防災意識を高めてもらうきっかけにできればと考えています。
さらに、この活動が「心理セラピー」にもつながるかもしれないというアドバイスを受けて、将来、保育士になりたいとうい夢ともつなげて活用できないか、模索していきたいと考えています。

●受賞のポイント
・非常に将来性があって、これからの展開も楽しみであること

【審査員特別賞:佐藤 瑞記さん(気仙沼向洋高校3年生)】

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

●マイプロジェクト「すごいぞさめ照り~広めたいサメのまち気仙沼の魅力~」
サメ漁獲量日本一の気仙沼ですが、ほとんどがフカヒレの印象しかなく、サメ肉自体の印象は「臭くて固そう」というマイナスのイメージが持たれていることに気づきました。そんなイメージを払拭したいと考え、佐藤さんはサメ肉を使用した商品開発とそのPRに挑んでいます。
開発した商品は、「さめ照り」。「気仙沼産もうかさめ」を使用したさめの照り焼きで、レトルトパウチで保存している為、いつでも美味しく簡単に食べられるように工夫したそうです。美味しい商品ができるまでは、メンバー試行錯誤しながら、20回もの試作を重ねたそうです。さらに、商品を開発するだけではなく、広く発信する為にSNSも始動し、サメ自体にも興味を持ってもらえる機会もつくっています。

●受賞のポイント
・仲間と協力しながらたくさんの試作を重ね、プロジェクトを通して佐藤さん自身が成長したのではないかと感じたため。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード史上、最多のエントリーがあった今年。本当に多様なテーマに取り組む高校生達が集まりました。
自分の”好きなこと・気になること・解決したいこと”から作り上げたマイプロジェクトを通して、高校生達の探究はこの後も続いていきます。ぜひこれからも、高校生が「やってみたい」とお声がけした際には、温かく見守っていただけますと幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

参加者の声

●高校生が様々なテーマを主体的に考え、実践し、プレゼンするエネルギーは、今後必ず役に立つものと思います。(会場聴講者)

●一人ひとりが「掛け算」を意識して、自分がどのように自己表現をするか、気仙沼をよりよいものにしていくかということが考えられた発表が多かった。(会場聴講者)

●思わず応援したくなるプロジェクトばかりで、楽しみながら見ることができたし、それぞれのプロジェクトの今後が楽しみに思えました。(オンライン聴講者)

●はじめて聴かせていただきました。高校生さんのプロジェクトの視点の広さと内容のクオリティの高さにビックリです。高校生がここまで考えて実施していく力を気仙沼にすむ大人として応援したいと思いました。加えてプレゼンも工夫されていたので…満点です。(オンライン聴講者)

レポート|気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021 オリエンテーション

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021オリエンテーション

オリエンテーション

タイムライン

13:30 第一部オープニング
13:35 自己紹介
13:50 マイプロジェクトアワードについて説明
13:58 グループワーク
14:30 第一部クロージング
14:35 休憩
15:00 第二部オープニング
15:13 ワークショップ「評価基準を小学5年生にも伝わるように説明しよう」
15:49 第二部クロージング
16:00 終了

レポート

「高校生から、気仙沼にもっと元気を!ワクワクを!」
気仙沼の高校生が、自分の「やりたい」想いに向き合い、地域について考えながら、これまで実践してきた、もしくはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトの発表を行う、気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2021-オンライン-!

2021年11月3日(水)にオンラインにて、第1部と第2部の2部構成でオリエンテーションを開催しました!
なんと、第2部には審査員の方や高校の先生方にもお越しいただきました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021オリエンテーション

第1部では、高校生と高校生をサポートする大人が集合。
マイプロジェクトアワードの概要や、当日までの2ヶ月間の流れを説明した後、全員で自己紹介をしました。どんなことをやりたいのか、マイプロジェクトの内容もシェアした自己紹介では、早速高校生の個性がにじみ出ていました。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021オリエンテーション

少し緊張がほぐれたところで、グループワークを行いました。一人ずつ、今やりたいと思っていることを具体的に話していきながら、次に行動できるといいことを考え、12/19(日)までの実践目標を立てていきました。
「アワード当日までにやること」が見えてきて、高校生たちのスイッチが入った第1部。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021オリエンテーション

その後は、アワード当日の審査員を務める小野寺 靖忠氏(株式会社オノデラコーポレーション 代表取締役社長)と市内3つの高校の先生方がお越しになって、第2部がスタートしました!

まずは事務局から、主催者が開催する思い・背景と、マイプロジェクトに取り組む上で大切にして欲しい学びの姿勢についてお話ししました。学びの姿勢とは「主体性」「探究性」「協働性」の3つで、アワード当日の評価基準にもなっています。

気仙沼の高校生マイプロジェクトアワード2021オリエンテーション

ここから、高校生のグループと大人のグループに分かれてワークショップへ。評価基準である【「主体性」「探究性」「協働性」とは何か】を、小学5年生に伝わるように説明してみることから考えていきました。高校生グループや大人グループそれぞれから、各グループで話した内容を共有し合うことで、さらに理解を深めていきました。

最後に、審査員を務める小野寺氏から
「探究というのは”求める気持ち”と”過程”が大切です。なぜだろう?と思い、その答えをどうやったら導けるだろうかと考え、どんどん深掘りをしていくこと。是非頑張ってください。」
とエールをいただき、第2部は終了しました。

このキックオフから約2ヶ月後のマイプロジェクトアワード、高校生たちはどんなマイプロジェクトを発表するのでしょうか?!
どうぞお楽しみに!

ぬま大TV「ぬま大学卒業生の今」

ぬま大学の卒業生たちが、気仙沼で行っているマイプランをご紹介する特別番組「ぬま大TV〜ぬま大学卒業生の今〜」!
第1期〜第6期までを卒業した卒業生のうち、5名の今の活動をまとめています。是非チェックしてみてくださいね。
(2021年11月作成)

レポート|ぬま大学第7期最終報告会 受賞者とマイプランのご紹介

ぬま大学第7期 最終報告会

受賞者とマイプランのご紹介

2021年11月28日(日)に開催した、ぬま大学第7期最終報告会。見事、賞を受賞したぬま大生とマイプランをご紹介します!

最終報告会で授与される賞は3つです。
まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して贈られる「最優秀賞」。ぬま大学での半年間で最も成長したぬま大生に対して贈られる「健闘賞」。そして、オンライン配信で最終報告会をご視聴いただいた皆様が「最も共感した!応援したい!」と思ったプランへ贈られる「オンライン共感賞」です。

これらの賞を受賞した3人のマイプランの内容から、最終報告会での審査員や受賞のコメントまで、余すことなくお伝えします!
ぜひ最後までご覧くださいね。

受賞者

●最優秀賞
宮田 瞳
「Selamat Datang di Kesennuma」

●健闘賞
佐々 文佳
「ーおいしいおはなしめしあがれーおはなしレシピでちょっとした豊かさを」

●オンライン共感賞
田中 慧
「顔の見える街、気仙沼へ〜気仙沼の「人」と「想い」をチカクする〜」

最優秀賞 宮田 瞳さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「Selamat Datang di Kesennuma」について>
宮田さんは、大学時代にインターンに来ていた会社に勤める新卒1年目のIターン者さんです。
会社にはインドネシアからの技能実習生がおり、彼らと話す中で、気仙沼に関する暮らしの情報が集めづらく不安を抱いている現状を知ります。そこから気仙沼で暮らす前に、気仙沼がどんな場所かイメージできる暮らしガイドブックのような「カウントダウン式の日めくりカレンダー」を作成しました。そして、このカレンダーを、技能実習生を受け入れる企業と連携し、技能実習生にプレゼントしたいと考えています。また、カレンダーは「技能実習生に寄り添うこと」を大切にし、実際に彼らが知りたいことを37名の実習生にヒアリングをして内容を決めました。少しずつ気仙沼を知ることで、だんだんと気仙沼に来ることが待ち遠しくなってもらえたらと願っているそうです。さらに、気仙沼に暮らす人の声も届けられるようになっており、最終日には受け入れ企業からのメッセージが添えられます。
このカレンダーを通して、気仙沼市全体で技能実習生を受け入れる雰囲気を作ることで、日本で一番、技能実習生がいきいきと暮らせるまちを目指しています。

<審査員 木戸浦氏からの講評>
弊社にも技能実習生が17名おりまして、彼らがどのように気仙沼に来て、暮らしたいか、生きていきたいかというところまで深掘りしていなかったと反省しています。また、外国の方が気仙沼に来るとき限らず、日本各地から気仙沼に訪れる方たちは皆同じ悩みを持っていると思います。そこにも目を向けて、プロジェクトを広げていってもらえると嬉しいです。

<最優秀賞授与における、審査委員長 菅原市長からのコメント>
多くの審査員の方が非常に高い評価をつけました。色々良い点があると思うんですが、気仙沼においては、大震災後に人手不足で外国の技能実習生の皆さんが我々の産業、またこれからの気仙沼を支えていくんだなあといことを共有しています。そんな中で、気仙沼に来る方のご不安ですね。観光と住むことは違うんだよ、という視点から掘り下げていただいて、結局それは外国の方だけではなくて日本人で、気仙沼に移住してくれる方も同じだよねという話が審査会の中でもありました。何より、アイデアとして、カレンダーにひとつひとつ移住に近づいていくという実感が得られるような形で、スムーズに不安を少しでも低くしながら気仙沼に来てもらうということが、実践としてできるということで、完成度も高いことに、みなさんは評価したんだと思います。また、応用も今後出せるのかなと思うのと、またインドネシアの方達とどのように共生していくかということも実践できているということで、社会課題の気仙沼では解決策のひとつとして、やり方を見せていただいたように思います。今日は優れたプレゼンだったと思います。ありがとうございました。

<受賞した宮田さんのコメント>
賞をいただき、ありがとうございます。私はこうやって人前で話すことが苦手なので、今も緊張してしまっているのですが、とても嬉しいです。実は作ったカレンダーも昨日ギリギリ完成して、たくさんご協力をいただいて完成しました。なので、このぬま大学で終わらせずに、これからもアクションを続けていきたいと思います。本当にありがとうございました。

健闘賞 佐々 文佳さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「ーおいしいおはなしめしあがれーおはなしレシピでちょっとした豊かさを」について>
佐々さんは、食べることと子どもに関わることが好きな、市内で栄養教諭として働くIターン者さんです。
子どもの頃、好きな絵本に登場する料理を家族と一緒に作った記憶が、今もあたたかな記憶として残っているそうです。そこから、一緒に料理をすること、本を読むことを通して、あたたかなコミュニュケーションを生み、ちょっとした幸せと楽しさをつくりたいと思い、生まれたのが「おはなしレシピ」です。おはなしレシピは、本に登場する料理やお菓子のレシピを佐々さんがレシピとして再現したものです。
本の読み聞かせをした後にレシピを見てみたり、レシピから実際に作ってみれることから、気仙沼図書館では「おはなしレシピ」で掲載した本の企画展が行われるなど様々なコラボレーションが生まれています。
本や食を通じたコミュニケーションで心に残る体験を子どもたちに届けること、そして、食を通して本を好きになってもらうこと、または本を通して食を好きになってもらえることを目指しています。

<審査員 友廣氏からの講評>
レシピ集が素敵でほっこりしました。僕も娘と一緒に「ぐりとぐら」のパンケーキを作ったことがあり、いいなと思います。一つだけ思ったことが、レシピを作ったことや、過去の思い出を遡りながらレシピを作っていくプロセスが一番楽しいんじゃないかなと思っています。参加者の方が集まって、共有しあって、家で作るのも楽しいと思うんですけど、みんなそれぞれに原体験があるんじゃないかと思って、絵本に限らず漫画や小説も含めて。そういうのを振り返ってレシピに落とし込んで見るとか。お店での協力もいただいたのであれば、そういった人たちにも聞いてみると、与えるのではなく、本質的には共有することが楽しいと思うので、そういう機会が作れると輪が広がっていくんじゃないかと思います。

<健闘賞授与における、審査員 森山氏からのコメント>
おめでとうございます。まずは、プランができたっていうのが、自分の原体験に基づいているということ。そして、実行していく中で見えてきたアクションの行き詰まり。それを自分の力で、周りの人の力を借りて前に進めていかれたというところ。そこが素晴らしかったなと思います。
また、私事になりますが、図書館の本の世界を広げるミュージカルを作っているんですよ。本を読んでその中で描かれたイメージというのが、人間のインスピレーションを呼び起こすんだということを伝えるミュージカルを丁度作っているところなんです。まさに、本の中で感じられたワクワクするような、しかもそれが美味しく五感で感じられるようなものが、本から飛び出て、現実として味わえるっていう。それがレシピ集になって、さらに図書館で展示されてという広がりが本当に素晴らしいなと思いました。

<受賞した佐々さんのコメント>
コーディネーターの方を始め、たくさんの方に助けていただいてできたマイプランだったので、本当に嬉しいです。ありがとうございました。

オンライン共感賞 田中 慧さん

ぬま大学第7期 最終報告会

<マイプラン「顔の見える街、気仙沼へ〜気仙沼の「人」と「想い」をチカクする〜」について>
大学を休学して気仙沼で働くIターン者の田中さんは、「大切な人と人生を楽しく、面白く生きたい」とぬま大学を通して気づいたそうです。そのために、人の考え方や思いに触れていくことが大切だと考えています。
そんな考えのもと、今仕事で取り組んでいるのは、市外の若者が一定期間、気仙沼の企業で働きながら気仙沼で暮らす体験プログラム「ふるさとワーキングホリデー」事業です。気仙沼の魅力は”人”だと言う田中さん。「ふるさとワーキングホリデー」で気仙沼を訪れた人たちに、気仙沼の人ともっとつながってほしいと思ったそうです。そこで、自身の大好きな”写真”と一緒に、気仙沼の人の顔とその人の思いが見え、身近に感じられるようなWEBサイトを作成しようと考えています。
WEBサイトを通して気仙沼の外の人が気仙沼の人と関われるきっかけを作ることで、気仙沼を好きになり、気仙沼を”第2の故郷”と思う人が増えることを目指しています。

<審査員 木戸浦氏からの講評>
とても笑顔が印象的で、それだけでも心が温かくなるなと思いました。今田中さんがやられようとしていることは、「人の心に火をつけること」なのではないかなと勝手に思います。その際に自分が燃え尽きないように、自分のペースを落としてもいいんじゃないかなと思います。これは私も同じですが、いつかロウソクのように火が燃え尽きてしまう時がきます。その時にロウソクを受け継いでくれる人を見つけれればいいなと思います。自分だけでやらずに、自分と同じような立場の人を作っていけるといいなと思います。
私が震災の後に、どのようにみなさんが立ち上がるのかと思っていたのですが、松尾芭蕉の歌にですね「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」という言葉があるんですね。みなさんいろんな思いがある中で、どのようなペースで、どのような形で立ち上がって、どのように世の中を作ろうかというのはそれぞれの思いがあっていいことだと思うので、決して、立ち上がりが遅い人であったりとか、夢や目標がない人も残さないように、みなさんを包んであげるような取り組みをしてあげれるといいかなと思います。

<オンライン共感賞授与における、審査員 木戸浦氏からのコメント>
おめでとうございます。大変素晴らしいプレゼンだったと思います。内容とプレゼンの能力、この2つがマッチしての受賞と思います。もちろん参加されたみなさまも大変素晴らしかったと思います。オンラインでの受賞ということではありますが、田中さんには何かしらの力があるということだと思っています。それをいい方に使ってください。悪い方に使うと良くないですよ。

<受賞した田中さんのコメント>
賞状をもらったのが6年ぶりくらいですかね、卒業証書以来です。悪い方に使わないようにします!ありがとうございました。


以上が、受賞者とマイプランのご紹介でした。

受賞者以外のマイプランについては、YouTubeでご覧になれますので、ぜひご視聴くださいね。

ぬま大生の想いを感じて、「応援したい!自分も一緒にやってみたい!」と思っていただけましたら、ぜひともご一緒していただけますと嬉しいです。
「やってみたいこと」をやってみることから、たくさんの気づきを得て、マイプランを磨いてきた半年間。この最終報告会がスタートとなり、これから気仙沼で何かおもしろいことが、またじわじわと始まっていきます!

今後とも、応援をどうぞよろしくお願いいたします!