ぬま大学第3期 vol.1
こんにちは、地域支援員の小町です。
平成29年6月3日(土)、6月4日(日)の2日間、ぬま大学第3期の第1回講義が開催されました。場所は、気仙沼市本吉町にある「前浜マリンセンタ―」。毎年ぬま大学の講義で使わせていただいている会場です。地域の木を使い、住民さんたちの手で作り上げた建物は、地域の人の想いが込められた素敵な場所。木の匂いが会場いっぱいに広がります。
第1回でやったこと
テーマ「イントロダクション~地域と自分を知ろう~」
6月3日(土) 自分を知ろう
13:00 開会、事務局挨拶
13:10 ぬま大学について紹介
13:20 アイスブレイク
13:45 15分間ロング自己紹介
16:35 グループワーク
17:00 クロージング
17:30 閉会
6月4日(日) 地域を知ろう
8:30 開会、まち歩きについて説明
9:00 まち歩き 地域を歩く
11:30 まち歩き まとめ
13:20 まち歩き 全体発表
13:50 ぬま大学メイン講師 尾野寛明氏より講話
14:00 閉会
1日目 アイスブレイク
初めて顔合わせをしたぬま大学第3期メンバー。このメンバーで半年間取り組んでいきます。まずはお互いを知ることから始めよう!ということで、去年と同様、【となりのとなりの自己紹介】をしました。これは「○○さんのとなりの、□□さんのとなりの、△△です。」と順番に名前を言っていくゲームです。最後に近づくほど、難易度を増していくゲーム。みんなで楽しく盛り上がりました!
1日目 15分間ロング自己紹介
会場の空気が温まったところで、いよいよ講義がスタート。1日目のテーマは「自分を知る」ということで、受講生1人1人に、15分間のロング自己紹介をしてもらいました。今回は、これまでの人生を波で表してもらった「人生グラフシート」を使い、自分の人生にどんな出来事が起こり、どんな気持ちになったのか、紹介してもらいました。歩んできた人生について話し、心を開き合うことで、これから一緒に頑張っていく「仲間」としての相互理解も深まったのではないでしょうか。
1日目 グループワーク
長いように感じた自己紹介もあっと言う間に終了。その後は4~5人のグループに分かれ、マイプランの発表と意見交換を行いました。自分のやりたいことを、目をキラキラさせながら話す受講生の姿が印象的でした!
ここで、1日目の講義は終了です。
1日目 夜
第1回目講義は2日間に渡る合宿。夜はみんなで協力して、ご飯を作りました。メニューはカレーライス&BBQです!第3期のメンバーだけでなく、ぬま大学1期・2期のOB生や本吉地域の方、階上のゲストハウス「架け橋」に来ていた大学生も駆けつけ、みんなでわいわい楽しくご飯をいただきました。
2日目 まち歩き 地域を歩く
早めの朝ご飯が終わったら、2日目の講義がスタート。2日目は「地域を知る」ということで、NPO法人浜わらすさんに地域の方をご紹介いただき、本吉地区を対象としたまち歩きを実施しました。今回地域を案内してくださった地元の住民さん(通称:案内人さん)は、こちらの4名。
- 地元の漁師/大谷里海づくり検討委員会会長 芳賀孝司さん
- 気仙沼あそびーばーの会 代表 鈴木美和子さん
- 一般社団法人 前浜おらほのとっておき 代表理事 畠山幸治さん
- 大谷海岸花火まつり 実行委員長 加藤幸一郎さん
また、今回はまち歩きの先輩として、唐桑地区のまちづくりサークル、からくわ丸のメンバーにもサポートでお手伝いいただきました!
今回は4つの班に分かれて、別々のルートを歩きました。受講生は案内人さんの話に耳を傾け、メモや写真を撮り、分からないことはどんどん質問しながら、地域への理解を深めました。
2日目 まち歩き まとめ
案内人さんのお話を聞いた後は、前浜マリンセンターに戻り、グループごとにまとめをします。まずは、付箋を使ってまち歩きを通して見つけたものを洗い出す作業を行い、その後以下の2つのものを作りました。
- 地域資源カード:A4用紙に見つけたものの写真とその説明を書く
- 地図:見つけたものがあった場所を記す
最後に、まとめたものを俯瞰的に見ながら、地域について気付いたことをグループで話し合いながらまとめました。
2日目 まち歩き 全体発表
まとめ作業が終わった後は、全体に向けて発表を行いました。発表の時間には、2名の案内人さんにもお越しいただきました!
地域を実際に歩いて、人に話を聞き、その想いに触れることで、ぬま大生も大きな学びを得ることが出来たようです。そして何より、楽しかった!という声を多く聞くことが出来ました。
2日目 ぬま大学メイン講師 尾野寛明氏より講話
第1回最後のコンテンツは、ぬま大学メイン講師の尾野寛明氏による講話。
尾野氏には、まち歩きの総評から、ご自身の活動紹介、マイプランを作成するうえでのポイントなどをお話頂きました。今回はその講話のポイントを簡単にご紹介します!
- まち歩きについては、地域を歩いたこと自体の経験談やその地域にいたすごい人についてもマイプランに入れこんでいくことで、プランの共感力が高まる。また、出会った地域の人をまた別のどこかにつなげる、という役目も今後担っていけたら良い。
- マイプランは半年間で変わってしまっても良い。半年間悩んで、どんどん壁にぶち当たっていってほしい。
- マイプランを作る上で意識してほしいのは、A×Bの掛け持ちをすることで、可能性が拡大するということ。自分にとってのBとは何かを、半年間かけて他の人と話し合い、知識を共有し合いながら見つけてほしい。
参加者のこえ
- 色々な方の色々な人生の話を聞けてよかったです。様々なできごとがあったり、知らない世界の話が聞けてよかった。(ぬま大生)
- 「歩いて」だからこそ見えたもの、聞けたこと、気付いたことたくさんありました。その中でも、「人とのつながり」を案内人さんの話を聞いてより感じることができました。(ぬま大生)
ぬま大学第3期、今期も活発なメンバーが集まりました。今後もどうぞご期待ください!