レポート|気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2022

発表する高校生

気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2022

気仙沼の高校生が、自分の“好きなこと・気になること・解決したいこと“をテーマに、これまで実践してきた、またはこれからチャレンジしたいと思っているマイプロジェクトを発表する「気仙沼の高校生MY PROJECT AWARD 2022」が、10/2(日)にPIER7で開催されました。

▼アーカイブ動画視聴の申込みはこちら
当日の様子をご覧いただけます。
https://forms.gle/6ywzxBLFLjR7bwV96

6年目となる今年は、市内3つの高校から13名の高校生がエントリー!
そして、会場やオンラインにて約130名の方に聴講いただきました。

また、前日からマイプロOB・OG生4名が高校生の応援に駆けつけ、発表準備のサポートや、当日の司会、オープニングで「マイプロジェクトとは何か?」を説明するなど、マイプロOB・OG生にも支えられての開催となりました。

マイプロOGの大学生

タイムライン

13:30 オープニング
13:56 高校生によるマイプロジェクト発表(1部・4名)
14:54 休憩
15:05 高校生によるマイプロジェクト発表(2部・5名)
16:10 休憩
16:20 高校生によるマイプロジェクト発表(3部・3名)
17:03 共感賞の投票
17:10 オンライン:休憩
     会場:高校生と来場者の交流タイム・休憩
17:47 表彰式
18:15 閉会

発表した高校生のマイプロジェクト

12名の高校生が、マイプロジェクトに取り組む想いや実践しての学び、これからの展望を7分間にぎゅっと詰め込み、プレゼンテーションを行いました。

01. 尾形 菊笑(気仙沼高校2年)「裁判は素数ですべきか?」
02. 菊田 帆花(気仙沼高校2年)「気仙沼×紙芝居~子供たちに魅力を伝えたい~」
03. 小野寺 亜実(気仙沼高校2年)「地方活性化への可能性―SNSを利用した情報発信を通して」
04. 菊田 梨央(気仙沼高校2年)「津波発生時のスムーズな避難を実現させるために」
05. 吉田 理央(東稜高校1年)「障害者のしょくin気仙沼」
06. 末永 詩真(気仙沼高校2年)「幼少期から始めるジェンダー教育」
07. 岩槻 佳桜(気仙沼高校2年)「紙でつたえる〜3.12の朝〜」
08. 小山 和也(本吉響高校3年)「大船渡線の未来へ」
09. 髙橋 美逢(気仙沼高校2年)「日々のお味噌汁作りで日本人の“自炊離れ“を防ぐには」
10. 木村 美友(気仙沼高校2年)「オリジナルピクトグラムで外国人に避難所をわかりやすく」
11. 遠藤 光大(気仙沼高校2年)「高校生がバヅクリ!気仙沼を面白い港町にするために!」
12. 小野寺 駿介(気仙沼高校2年)「音を使って観光客を呼び込むことはできるのか」
13. 菅野 悠花(東稜高校1年)「LGBTQを広めよう」(※当日欠席)

審査員

各プレゼンテーションの後には、今年も豪華な審査員の皆様から、マイプロジェクトに対する問いかけや、次の一歩に繋がるフィードバックをいただきました。

・菅原 茂氏(気仙沼市長)
・小山 淳氏(気仙沼市教育委員会 教育長)
・太田 直樹氏(株式会社 New Stories 代表/一般社団法人 コード・フォー・ジャパン 理事/デジタル庁、東京都、群馬県、その他自治体のDX政策アドバイザー/気仙沼学びの産官学コンソーシアム 顧問)
・盤所 杏子氏(株式会社Edo 代表取締役副代表)

受賞者紹介

マイプロジェクトを通して最も学び成長したと思われる「市長賞」、聴講者から最も共感を得た「共感賞」、そして今年も審査会で設けられた「審査員特別賞」の3つの賞が、3名の高校生に贈られました。

【市長賞:遠藤 光大さん(気仙沼高校2年)】
●マイプロジェクト
「高校生がバヅクリ!気仙沼を面白い港町にするために!」
●受賞ポイント
昨年出場時のアドバイスを活かし、熱意を失わず、行動と実践をしっかりやってきたところ

【共感賞:吉田 理央さん(東陵高校1年)】
●マイプロジェクト
「障害者のしょくin気仙沼」
●受賞ポイント
どんな社会になってほしいか、もっとも強く心に響いたため

【審査員特別賞:岩槻 佳桜さん(気仙沼高校2年)】
●マイプロジェクト
「紙でつたえる〜3.12の朝〜」
●受賞ポイント
・なぜ自分がやりたいのかが明確で、プロジェクトが自分ごとであること
・試行錯誤して学んでいるプロセスが素晴らしいと感じたため

聴講者の声

  • 高校生の顔がキラキラしていて熱い思いや、気持ちを感じることができて、刺激になりました。昨年私自身がマイプロに参加したことを思い出すと、気仙沼の高校生の探究心はすごいなとも感じましたし、大人の方からのフォローアップもすごく手厚くて、とてもいい環境で探究活動が行われているんだなと感じました。
  • 実績ありきではなく、こんなことに関心を持っている、こんなことやってみたい、という高校生の純粋な思いにふれられたのがよかったです。ここでの後押しが今後につながるんだろうな、という期待感がありました。
  • 生活の中からの疑問から探究に繋がっていることで、より自分のごととして深く考えていることに感心させられていました。審査員の方々の感想や質問が新たな気づきを与えており、さらに進んで行くことが想像されます。とても素晴らしい会で大変勉強になりした。

集合写真

今年は例年より早い時期の開催でしたが、高校生たちは直前までアクションを起こし、自身に問いかけながらマイプロジェクトを磨き、たくさんの聴講者の心を動かす発表を届けてくれました。
彼らのマイプロジェクトは、これからも続きます。
今後、市内やSNSの中で高校生の活躍を見かけた際には、ぜひ私たちと一緒に応援しましょう!これからも、高校生へのエールをよろしくお願いいたします!