ぬま大学第5期最終報告会 受賞者とマイプランのご紹介

ぬま大学第5期 vol.6

こんにちは、事務局の平田です。
2019年11月24日(日)に開催した、ぬま大学第5期最終報告会。2ndプレゼンテーションを経て、みごとに賞を受賞した3人のぬま大生とマイプランをご紹介します!
3人のマイプランの内容から、最終報告会での審査員の方、受賞者本人のコメントを余すことなくお伝えしますよ!ぜひ最後までご覧くださいね。

受賞者

最優秀賞:レベッカ ゲイティ・・・Senpai Talk
プランの内容を元に、まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して送られます。

健闘賞:半沢 裕子/竹中 幸・・・架け橋お助け隊
ぬま大学での半年間で最も成長したぬま大生に対して送られます。

共感賞:杉浦 美里・・・SLOWな子育てができるまち気仙沼
最終報告会にご来場いただいた皆様が「最も共感した!応援したい!」となったプランへ送られます。

最優秀賞 レベッカ ゲイティさん

ぬま大学第5期 vol.6

<マイプラン「Senpai Talk」について>
レベッカさんは気仙沼でALT(外国語指導助手)として働いています。今年度で5年の任期を終えるレベッカさんは、気仙沼での暮らしに魅力を感じたそうです。その魅力を新しく着任するALTに伝えるために、そして気仙沼を外国人がもっと住みやすくなるにはどうしたらいいのかを考えるようになりました。そこで、まずはたった1人で新しい国に来て不安な気持ちを抱えるALTが楽しく暮らせるように、ALTが定期的に集まって暮らしや仕事の困りごとを話せる場「Senpai Talk」を作りました。この場では気仙沼に何年住んだかは関係なく、みんながSenpaiとなって、それぞれの経験を共有しいながらお互いの悩み事や不安を解決していきます。この「Senpai Talk」を通して暮らしの不安を解消することで、外国人がより地域社会になじみやすくなり、気仙沼が外国人にとって住みやすいまちとなることを目指しています。

<最優秀賞授与における審査委員長 菅原市長からのコメント>
気仙沼には多くの外国人が来ていて、ALTの方のように生活面でも仕事面でもいろんな悩みを抱えています。だからこそSenpai Talkのような、生活していく中での悩みを伝達して解決していく場があることは気仙沼が住み良いまちになることつながります。この活動が広がって、これから気仙沼が外国人から住みたいと選ばれるまちになることを願って授与いたします。

<受賞したレベッカさんのコメント>
気仙沼を外国人にとって住みやすいまちしたいと言っていましたが、気仙沼は東京や京都に比べてみるともう十分住みやすいです。外国人でも気仙沼の友達ができたり、近隣の人が可愛がってくれたりと、温かい心が気仙沼にはあります。これからも新しく来るALT含め、ご支援のほどよろしくお願いします。

健闘賞 半沢 裕子さん・竹中 幸さん

ぬま大学第5期生

<マイプラン「架け橋お助け隊」について>
ママであり、子育て支援員のお2人。子どもができると、ママは1人の時間がなく外に出かけることもできなくなっていきます。そんなママたちが「笑顔になってほしい!」と思い、出張託児サービスを開始しました。ママ達が安心して子ども達を預けてリフレッシュすることは心にゆとりを生み出し、これまでは余裕がなくて後回しにしていたママの”やってみたい”を後押しできるようになりました。ママの”やってみたい”が叶って笑顔になることは、子どもやパパはもちろん、まちの笑顔につながると信じています。

<健闘賞授与における審査員 船木氏からのコメント>
19組20名が相互に話し合い、切磋琢磨し合うことで、2人だけでは変化しなかった部分が磨かれて行ったと思います。そしてこの2人は、個人が現状の課題に気付いた時に仮説を立てて1人だけで動いてしまうのではなく、みんなに共有して、みんなでデザインした後に動き始めていたのが良かったです。ニーズを掴みながら、人を巻き込んでいった良いマイプランでした。

<受賞した半沢さんのコメント>
ぬま大学に参加する中で、子どもを連れて参加することにハードルを感じていたのですが、参加していくうちにそのハードルは無くなっていきました。そして、ぬま大生やぬま大学コーディネーターの方たちから意見をいただきながら自分自身の成長を感じることができました。

<受賞した竹中さんのコメント>
このような場は胃が痛くなるほど緊張してしまうのですが、ぬま大学コーディネーターの方に支えていただきやり遂げることができました。子どもがいる中での参加は同じぬま大生に迷惑をかけてしまうのではないかという不安もありましたが、いろんなことを学べたり、いろんな人と話せたりと良い機会をいただきました、ありがとうございます。

共感賞 杉浦 美里さん

ぬま大学第5期 vol.6

<マイプラン「SLOWな子育てができるまち気仙沼」について>
杉浦さんは震災後ボランティアで気仙沼を訪れました。結婚して「気仙沼で子育てがしたい」と思い、気仙沼に移住をして、現在は3児のママです。子育てをする中で自分ができないことにたくさん直面し、自分は無価値な存在だと孤独感を抱えていたそうです。しかしそれを変えてくれたのは、気仙沼の豊かな自然と”ありのままでもいい”と認めてくれる仲間でした。それはつまり、自分の得意なことはもっと伸ばして、自分の苦手なことはそれを得意とする人とカバーし合う、という繋がりが大切であるということでした。この繋がりを自然の中でみんなで子どもを保育する「森のおさんぽ会」で実現していき、一人ひとりがありのままで楽しく暮らせることを目指しています。

<共感賞授与における審査員 山田氏からのコメント>
今回テーマにされていたことは、ご自身の実体験に基づいたことであると思います。そして、その課題や考えをを自身の言葉で発信しているからこそ、たくさんの共感が得られたのではないかと思います。

<受賞した杉浦さんのコメント>
みなさんの心に残るプレゼンをしたいと思っていまして、それが今回叶ったのかなと思います。これまでのぬま大学は託児とかはなかったようですが、今期から託児をつけていただいたおかげで参加できました。そして子どもを連れてきていても、誰1人嫌な顔をしないでむしろ一緒に遊んでくださったり挨拶してくれたりと本当に嬉しかったです。今もこうやって温かな雰囲気で見守っていただけることに感謝しております。ありがとうございます。


以上が受賞者とマイプランのご紹介でした。
いかがでしたか?
自分の”やってみたい”ができると見えてくる新しい気仙沼の姿を感じていただけたのではないかと思います。マイプランはこれからも続いていきます!是非ともこれからもぬま大生の応援をよろしくお願いいたします!