ぬま大学第3期 vol.3

ぬま大学第3期 vol.3

こんにちは、地域支援員の小町です。
ぬま大学第3期の第3回講義は、2017年7月29日(土)、唐桑地区にある「舞根集会所」にて実施しました。昨年も会場として利用させていただきましたが、やはり、窓から見える景色は絶景!リアス式海岸の造形と、養殖のいかだが織りなす景色は、車から降りて眺めたくなる光景です。

第3回でやったこと

テーマ「マイプランを描く ~ビジョン・ミッションを描こう~」
13:30 開会
13:45 ゲスト講話(講師:一般社団法人まるオフィス 代表理事 加藤拓馬)
14:40 感想共有・質疑応答
14:50 休憩
15:00 グループワーク
16:05 休憩
16:15 アクションプラン作成ワーク
17:15 クロージング
17:30 終了
参加者は、ぬま大生7名、一般聴講者3名の10名でした。また、今回はメイン講師の尾野さんもお越しになりました。

ゲスト講話

ぬま大学第3期 vol.3

ゲストは、ぬま大学の企画・運営団体である一般社団法人まるオフィス代表理事、加藤拓馬が行いました。自身の震災ボランティア時代の話、まるオフィスの立ち上げストーリーから始まり、自分の失敗談を交えながらとにかく行動することの大切さや、アクションを起こす際のポイントなどを講話いただきました。

  • リアルな少子化の波が今来ている中、半世紀後、この地域は存続しているのだろうか。この問題は唐桑という地域だけではなく、日本全体にとっても大きな損失になるのではないか。そのような課題意識が自分ゴト化されてきた。そう考えると、東京でバリバリ働くのも良いが、地方にはもっと深く楽しめる、ワクワクできるような仕事があるんじゃないか、と思えてきた。もっとこの地で活動したいと思うようになった。
  • まるオフィスの理念は「地域に自分ゴトを」。地域のことを自分ゴトとして考える若者を増やしていきたい。そして、それを日本全国に広げていきたい。地域ごとにそのような人が増えれば、持続可能な社会になっていくのではないか。
  • アクションはビジョンがなくても起こせる。必要なのは、圧倒的なキーマンと地域に対する課題意識。
  • アクションのコツは、ペライチの企画書を作ること。タイトル、何をやりたいのか、スケジュール程度で良いので書き、印刷して鞄に入れておく。とにかく、書いて誰かに見せることが大事。そのためにもフットワークを軽くし、誘われたら断らないスタンスでいる。色々なところを回って話をすると、意外とアクションは起こせる。
  • アクションの軌道修正を図る際のコツは、客観的な視点をいれる仕組みを自分で作ること。アクションを起こし始めたら、壁打ちしてくれる仲間が常に傍にいる環境をつくるのが大切。壁打ちとは、自分の想いを聞いてくれて、整理してくれること。思っていることは、言わないと整理できない。そして、耳が痛いことを言ってくれる人が軌道修正のためには必要。

実践&修正を繰り返しながら活動し続けている姿は、これからアクションを起こす受講生にとって、大きな勇気づけとなりました。

ワークショップ

ぬま大学第3期 vol.3

3グループに分かれ、相互にプランをブラッシュアップしあうグループワークを行いました。グループワークのあとはコーディネーターと話をし、学びを深めるセッションを行い、その後、「関所」ワークを設けました。関所とは何かというと、メイン講師の尾野さん、ゲスト講師の加藤がそれぞれ個別に受講生と話し合い、マイプランをブラッシュアップする場です。いつものワークとはまた違う視点からの指摘に、受講生も多くの学びを持ち帰ることができたようです。

参加者のこえ
  • モヤモヤした状態での発表だったので、とても不安でした。でも、一緒のテーブルの方々に「それで大丈夫!」と言っていただけたのでホッとしています。(ぬま大学3期生)
  • 「耳が痛い」意見から逃げることが多かったので、今後は「耳が痛い」意見もちゃんと聞いていくようにしたいと思います(ぬま大学3期生)
  • 歳関係なく、何か目標をもって行動したい人に対して、自身のことのように考えながらアドバイスするコーディネーターと受講生の関係性、雰囲気が良かったです。(一般聴講)

ぬま大学第3期 vol.3

次回は第4回講義。
テーマは「マイプランを鍛える」です!
どうぞご期待ください。