ぬま大学第2期 vol.5
こんにちは、地域支援員の小町です。
ぬま大学第2期の第5回、本講義としてはこれが最後の回です。第5回講義は、平成28年10月1日(土)、気仙沼市の早稲谷にある、「八瀬地域郷土文化保存伝承館」で行いました。今回の会場には、八瀬地域の伝統文化である鹿踊りに使う衣装や道具が保管されており、地域の方々、子ども達が一緒になって道具を作り、踊りを練習する場として使われている場所です。
第5回でやったこと
テーマ「マイプランを磨く ~自分なりのマイプランへ~」
13:30 開会、事務局挨拶
13:40 ゲスト講話(ぬま大学1期生 菊田真由氏、小黒澤和常氏、立花淳一氏)
15:00 ワークショップ
17:15 クロージング
17:30 閉会
参加者は、ぬま大生11名、一般聴講者3名の14名でした。
ゲスト講話
ゲストはぬま大学第1期生の3名の方々。昨年度ぬま大学を受講した、第2期生の先輩にあたる方々です。今回は菊田真由さん、小黒澤和常さん、立花淳一さんに、ぬま大学に入ったきっかけや、マイプランの変遷、行ってきた小さな実践について主に話して頂きました。
3名の方それぞれの話の中で、印象的だったものを簡単にまとめました。
まずは、菊田真由さん。
- ぬま大学の中では、プランを考えるうえで、“誰に何を届けるか”を意識することを学んだ。
- 自分にとってぬま大学は、“新しい人と出会う場”であり、“新しい自分と出会う場”だった。
- 自分はちゃんとしたプランを発表することはできなかったが、ぬま大学のコーディネーターや講師は、プラン自体だけでなく、その考えに至った過程を大切にしてくれる。だから、最終報告会に向けて綺麗なプランを作るのではなく、自分の想いをしっかり乗せられるプランを作り、発表してほしい。
続いて、小黒澤和常さん。
- マイプランでは何か新しいことをやらなければいけない、と躍起になっていたが、コーディネーターと話し、自分の想いを整理するうちに、身近なところで感じている課題に注目し、今まで取り組んできたことの延長で問題を解決していこう、という意識に変化した。
- マイプランを作る際は、色々な方から意見を貰ってほしい。自分は親身になって聞いてもらい、意見をもらうことで、自分がやりたいことを改めて認識することができた。
- 自分は現在もぬま大学で気づいたテーマ、理念に沿って、活動している。
最後に、立花淳一さん。
- ぬま大学は、原体験を見つめなおし、自分の考えていることを認識することが出来る貴重な機会だった。
- マイプランを作る中で、自分の考えの“点”を“線”でつなぐことを意識した。第5回になると、人の前で話すことに慣れて自信がついたうえ、言語化することを通して、“点”を“線”でしっかりつなぐことができるようになっていた。
- ぬま大学の最終報告会はとても良い場。なかなか接点を持つことができない地域の先輩の方々に対して、自分の考えをぶつけることができる機会。「自分は若者の代表だ」という想いを持って発表してほしい。
3人に共通しているのは、マイプランを作る中で自分の本当の想いに気付いたこと、そして、最終報告会では全力でその想いを発表したこと、ぬま大学で気づいた想いに基づいて、今も活動していることでした。マイプラン作成が大詰めになるタイミングで、2期生にとって学びのある話を聞くことができました。
ワークショップ
4グループに分かれ、相互にプランをブラッシュアップしあうグループワークを行いました。今回は講話して頂いた1期生3名もグループに入りました。最終報告会に向けて“伝える”という側面に重点を置いて発表する人、ブラッシュアップを受けて不安が消えてスッキリした人、はたまたモヤモヤが深まってしまった人…。皆それぞれの学びがあったようです。また、発表が終わったあとは、「テーマセッション」と題して、グループ内で自由に気になる課題、興味があるテーマについて自由に話す時間を設けました。
参加者のこえ
- あとは実行あるのみ!実践して、一つ一つ積み上げられればと思います。(ぬま大生2期生)
- 色々な方面で活躍されている方々のプランの実現のしかた、その動きによって変わったことが知れてよかったです。その人それぞれの環境を使ったアプローチの仕方が聞けたのは勉強になりました。(一般聴講)
- 今日の皆さんのやってる姿を見て、去年を思い出しました。自分も負けないように、頑張ろうと思います!最終報告会が今から楽しみです。(ぬま大学1期生)
講義を通して、2期生だけでなく、一般聴講の方、1期生も刺激を受けたようです。
泣いても笑っても今回が最終講義。次回はいよいよ最終報告会です!どうぞご期待ください。