ぬま大学第2期 特別セミナー

ぬま大学特別セミナー

こんにちは、地域支援員の小林です。

5月から11月までの半年間、全6回開催するぬま大学ですが、その合間にも何度か特別企画を開催しております。今回はその第1弾として、2016年8月26日(土)に開催した「特別セミナー」についてお伝えします!

今回の特別セミナーでは、島根県雲南市にて若者の挑戦を後押しする実践塾「幸雲南塾」を運営する、NPO法人おっちラボ代表理事の矢田明子氏にお越し頂き、講演して頂きました。

ぬま大学特別セミナー

今回の会場は、気仙沼の名所の一つである、「煙雲館」をお借りしました。

<煙雲館の紹介>
煙雲館は、仙台藩伊達家御一家筆頭鮎貝家の居館。国文学者であり歌人の「落合直文」の生家です。 市名勝の庭園は江戸時代初期、寛文年間仙台藩茶道頭、石州流二代目清水動閑(1691没)の 作庭と伝えられています。回遊式池泉庭園で、岩井崎と大島を借景とし、岩出山の有備館と並ぶ 県内を代表する庭園です。庭園内には、日本でも珍しいシダレイトスギをはじめ、数多くの樹木 が配置され、それらが四季折々に庭園の姿を変え、すばらしい景観をつくっています。

ぬま大学特別セミナー

会の冒頭では家主である、鮎貝文子さんに煙雲館のご説明を頂きました。

特別セミナーでやったこと

14:00 オープニング・趣旨紹介
14:05 参加者の自己紹介
14:30 ゲスト講演
15:30 質疑応答
16:00 ぬま大生プランプレゼン&公開ブラッシュアップ
16:50 クロージング
17:00 終了・片づけ

参加者はぬま大生9名、コーディネーター3名、一般聴講者3名でした。

ゲスト講話

ぬま大学特別セミナー

参加者からの自己紹介を経て、いよいよゲストの矢田さんからお話を頂きました。
出雲大社で有名な島根県出雲市で生まれ育った矢田さん。子どもの頃からパワフルで、周りに流されることなく、自分がやりたいと思ったこと、疑問に思ったことに向かっていき、仲間を巻き込んで色々な活動を行ってきたそうです。
現在は出雲市のお隣にある、雲南市を拠点にするNPO法人おっちラボの代表理事として、起業家育成塾である「幸雲南塾」を始めとした、地域の中で挑戦する人を増やす活動を数多く展開しています。

街に挑戦が溢れるとどんな事が起こるか、今雲南市では実際にどんなことが起こっているかなどを、具体例を交えながら受講生にお話頂きました。お話を伺いながら、雲南で起こっているワクワクがこちらにもありありと伝わってきて、自らの活動に対して大きな後押しを頂きました。

また、具体的にプランを進めていく上で矢田さんが大切にされていることをいくつか教えて頂きました。
例えば、「仲間を集める」こと。どんなプランでも、一人でやれることは限られているので、仲間を集めて一緒にやることが大切、とのこと。もちろん一人でやるより、仲間と一緒にやるほうが大変なことの方が多いけれど、それでも一緒にやることで確実によりよいものになっていく、とのことです。
またもう一つは、「TTT(徹底的に頼る)」。なんでも自分たちでやろうとするのではなく、周りにお願いして、助けを借りて、そして精一杯感謝すること、それがとても大切だということです。人がひとりで出来ることはそんなに多くないので、周りにいるその問題に詳しい人、経験のある人たちに徹底的に頼ることで、どんどんいい方向へ向かっていくはずだ、ということです。

ぬま大生プランプレゼン&公開ブラッシュアップ

ぬま大学特別セミナー

会の後半では、ぬま大学2期生の二人に、現状のプランを発表してもらい、矢田さんを始めとし会場にいる参加者から質問やフィードバックをもらう時間を作りました。

矢田さんから、鋭くも愛のある指摘を沢山頂き、プレゼンした2名にはとても大きな学びになりました。

参加者のこえ
  • 「TTT」が大事だという点が印象に残りました。数多くのプロジェクトを形にされ、実際に地域が変わっていく具体例が素敵だと思いました。(ぬま大学2期生)
  • いろんな人に話をしたり、聞いたりすることを継続しないと、大島での活動がどんどん孤独になってしまうなぁと、改めて思いました。もやもやしすぎて言葉にならないくらいの状態だったので、救いの手が差し伸べられたのではないかと思いました。矢田さんと皆さんに感謝です。今日からまた頑張ります。(ぬま大学1期生)

ぬま大学特別セミナー

市内だけでなく、市外の事例に触れ、繋がりが増えたことで、受講生の視野も広がり、マイプランづくりにまた大きくはずみがついた1日となりました。