ぬま大学第2期 vol.3

ぬま大学第2期 vol.3

こんにちはー!地域支援員小町です。
ぬま大学第2期の第3回は、平成28年7月31日(日)、気仙沼市内にある「松岩寺」にて開催されました。松岩寺の副住職はぬま大学第1期生である小黒澤さん。静かで洗練された会場の空気の中、アツい講義が行われました。
今回のテーマは「マイプランを描く~ビジョン・ミッションを描こう~」です。第1回、第2回は“自分”と“地域”を掘り下げる「Me編」でした。第3回からは「Plan編」ということで、マイプランの実行に向けて具体的な部分を練り上げていきます。

第3回でやったこと

13:30 開会、事務局挨拶
13:40 ゲスト講話(ぬま大学メイン講師/有限会社エコカレッジ代表取締役 尾野寛明氏)
14:40 ワークショップ
16:50 コーディネーターセッション
17:15 クロージング
17:30 閉会
今回は気仙沼市内外から、7名のゲストにお越し頂きました。
参加者は、ぬま大生10名、一般聴講者5名の15名でした。

ゲスト講話

ぬま大学第2期 vol.3

今回お話いただいたのは、ぬま大学のメイン講師でもある、有限会社エコカレッジ代表取締役の尾野寛明さんです。
尾野さんの事業は専門書の古本屋であり、古本のインターネット販売を行っています。同時に障がい者の方々を雇用し、古本屋かつ障がい者福祉施設という独自の事業を展開しています。また、ぬま大学のような地域づくり塾を全国各地に広げる活動もしていらっしゃいます。
尾野氏には現在自身が取り組んでいる事業、島根県のまちづくりの事例、そして若者対象の地域づくり塾を実施する意味について主にお話いただきました。
特に受講生にとって学びになったのは、「地域の困りごとが地域資源の発掘につながる」というお話です。尾野氏の事業では古本屋の経営だけでなく、地域で担い手が不足している仕事を担うことで雇用を生み出し、かつ地域の担い手不足を解消するということをしていらっしゃいます。
例えば、春に人手が足りなくなる畑にマルチを張る仕事。それから、島根県の伝統産業である斐伊川和紙の生産。担い手が減少していた斐伊川和紙の生産を、今では100%担っているそうです。地域資源と聞くと“地域の魅力”に目が向きがちですが、“地域の困りごと”にも目を向けて考えてみることが大切だというお話でした。
マイプランを考える際につまずく人が多い“地域課題”を見つける際、ヒントになるお話でした。

ワークショップ

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今回は5グループに分かれ、ぐるぐるメンバーを変える形でグループワークを行いました。受講生は2回ずつ発表を行いました。今回は7名のゲストが1~2名ずつグループに入り、受講生のプランに対して豊富な知見や外部の視点からフィードバックをして頂きました。ゲストの方々から色々な事例や思考の整理の仕方などを教えてもらい、大量のインプットがありました。

コーディネーターセッション

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大量のインプットを整理するため、まずは個々人でフィードバックの内容を整理したうえでマイプランを見つめなおし、そのあとに、インプットの整理をコーディネーターと一緒に行い、次のステップについて考えるワークを行いました。1人で大量のインプットを抱え込むと誰もが混乱してしまいます。コーディネーターと一緒に整理することで、マイプランの道筋が少しでも見えたのではないかな、と思います!

参加者のこえ
  • 講義を聴いて、地域で出来ることの可能性の広がりを気付かせて頂きました。周りを上手に巻き込めると、とんでもない効果を生み出すことが出来るのかもしれない。(ぬま大生)
  • ワークショップを通して、やりたいことを実現させたいという想いが伝わりました。具体的なことを見つけてぜひ実現させてほしいです。(一般聴講)

次回第4回講義のテーマは「マイプランを鍛える ~プラン・アクションを起こそう~」です。マイプランを“描く”だけではなく、実際に実行するためにマイプランを“鍛える”段階に踏み込みます。
次回もどうぞお楽しみにー!