ぬまかい vol.1
こんにちは、地域支援員の矢野です。
平成28年9月4日(日)、昨年度3月に実施したプレ企画に続き、記念すべき第1回ぬまかいを開催しました。場所は、南町にあるオープンシェアオフィス「co-ba kesennuma」。普段高校生がなかなか足を運ぶことのない、まちなかのお洒落な場所に、気仙沼の高校生が10人集まりました。
ぬまかい vol.1でやったこと
13:30 開会
13:35 アイスブレイク ~高校生に聞いてみたい!~
14:15 グループワーク
●みんなで話したいテーマをきめる
●グループに分かれて、テーマについて自由に話し合う
●発表する
15:45 気仙沼市長からのお言葉
16:00 閉会
16:00 終了
アイスブレイク
みんなで円になって、ぬまかいがスタートしました。まずは、お互いのことを知るために、お題に対する答えをひとりずつ順番に話してもらいます。
お題はこちらの4つ。
- 自己紹介(名前、高校名、学年、住居地、部活)
- 高校生活で楽しいこと
- 将来やりたいこと
- 大人のイメージ
ここで裏話をひとつ。実はこちらのお題、わたしたち担い手事務局が「高校生に聞きたいこと」なんです。これ以外にもたくさんの「聞きたいこと」があり、4つに絞るのも大変だったんです(笑)。
「高校生活Everydayが楽しい!」
「将来、ウェディングプランナーになって、友達の結婚式をプロデュースしたい!」
「大人は、社会に貢献している、道しるべ、自由、自分の知らないことをたくさん知っている、“良い”を求めてくる、ずるい」
高校生の気持ちを少しのぞくことができた、そんな楽しい時間でした。
グループワーク
高校生から「これからみんなで話し合いたいテーマ」を出してもらいます。そして、出てきたテーマの中から自分が話したいテーマを1つ選び、グループに分かれます。数あるテーマの中から、最終的に話し合うことになったテーマは、こちらの3つです。
- 防潮堤について
- 歴史、大学生活について
- 気仙沼について、いろいろ!
約1時間、高校生同士でとにかく自由に話してもらいます。「テーマ」から脱線しても、問題なし。今回は「高校生が話したいことを話す」ということを1番大事にしました。
話し合い終了後には、グループの中でどんな話をしたのか、発表しました。
気仙沼市長からのコメント
グループごとに発表した後は、気仙沼市長からコメントをいただきました。
- 気仙沼の人が、6月になったら「カツオを食べたい」、9月になったら「サンマを食べたい」と自然に思う、その文化も含めて「海と生きる」ということである。人によって、海との関わり方、自分の持っている海のイメージはバラバラ。広い意味で「海と生きる」ことを考えてほしい。
- 大学では、知らない場所に行き、知らない人と出会い、24時間が足りないというくらいたくさんの経験を積んでほしい。
- 高校生には、もっと地元のことを知ってもらいたいし、地元の人でしか体験できないことを体験してほしい。そして、方言を大切にしてほしい。「方言を話す」ということは、「気仙沼弁でしか表現できない感覚をもっている」ということである。つまり、その分感性がきめ細やかであるということであり、自分の感覚を上手に話す・表現することができる可能性があると思っている。
参加した高校生のこえ
- 自分と同じ意見、ちがう意見がたくさんあって、気仙沼をもっと知れた気がする
- 気持ちを共有できた
- 自分の話したいことをたくさん話せて楽しかった
初めは緊張していた高校生も、どんどん積極的に意見を話しはじめる姿を見て、「地元の高校生が、こんなにも“気仙沼”について考えてくれているんだ」と嬉しく感じた1日でした。