ぬま大学ラボ第1期 ワークショップレポート

ぬま大学ラボ第1期

こんにちは、事務局の平田です。

2019年度から新しく始まった企画、「ぬま大学ラボ〜気仙沼をつなげる30人〜」。
これまで復興に向けてそれぞれチャレンジしてきた企業、NPO、行政が、これからはより一層、”一緒に”まちの未来をつくっていくことが大切なのでは…そんな思いから始まった新企画です。
年齢も立場もバラバラな28人のメンバーがお互いの思いを共有し、対話を重ねながら”まちの未来”をつくるプロジェクトを生み出すまでの、全3回にわたるワークショップの様子をお届けします!

ぬま大学ラボでやったこと

第1回 「28人がつながる」
第2回 「未来への問いを立てる」
第3回 「気仙沼をつなげる30人 オープンワークショップ」

「企業×NPO×行政で気仙沼の未来をつくる」ことを目的に、企業・NPOから16名、行政から12名の28名が集まりました。ぬま大学ラボでつながったメンバー同士でプロジェクトを起こすために、”未来に向けた問いづくり”と”ファシリテーション技術の習得”を行いました。ここで身につけた技術でさらに多様な人を巻き込みながら、立場を超えたつながりから生まれるイノベーションを気仙沼で起こしていきます。
今回は、全国各地で「つなげる30人」企画を展開されているSlow Inovation株式会社と共同で開催をし、全3回のワークショップにおけるファシリテーションをSlow Inovation株式会社 野村恭彦氏と相内洋輔氏に行っていただきました。

第1回 「28人がつながる」

ぬま大学ラボ第1期

メンバーの顔合わせとなる第1回は、会場が緊張に包まれるなかスタート。野村氏進行のもと、8つのファシリテーション手法を通してテーマ「トモダチ経済圏」について話し合いました。その途中「気仙沼につくりたい”◯◯のトモダチ経済圏”」という問い対して、想いが近い人同士でチームをつくった結果、移動、人間力、グローカル、子ども、地域力、スキルシェアの6チームが誕生。
後半はチームで「◯◯のトモダチ経済圏を広げるためには?」について話し合っていきました。

第2回 「未来への問いを立てる」

ぬま大学ラボ第1期

第2回は一人ひとりが「28人のメンバーで本気で実現したいこと」を問い直すところからはじまりました。午前中いっぱい時間を使ってお互いの想いを共有した結果、新しく福祉×農業、空き家の2チームが誕生。全8チームで再スタートしました。
午後はチームに分かれて「どんな状態を目指すのか」「今後どのような活動を展開するのか」について話し合っていきました。後半にはチーム毎に「28人のメンバーと行いたいワークショップ」の設計と実践を行い、プロジェクトを深めました。

第3回 「気仙沼をつなげる30人 オープンワークショップ」

ぬま大学ラボ第1期

第3回は28人のメンバーが立案したプロジェクト内容を更に掘り下げていく為に、参加者を募ってオープンワークショップ形式に。8プロジェクトチームが2つの会場に分かれて、これまでに学んだファシリテーション技術を活かして、プロジェクト毎に30分のワークショップを行いました。
後半は、菅原茂市長にお越しいただいて特別ワークショップを実施。野村氏進行のもと、28人のメンバーと市長が一緒になって、今回の「立場を超えたつながりと協働の動き」をどう次につなげていくか、まち全体に広げていくにはどうしたらいいかを考えました。

ぬま大学ラボ第1期

第3回のオープンワークショップには、新しく24名の方に参加していただきました。ぬま大学ラボを通してラボ生同士がつながり、またそこからラボ生が自分の知り合いに声をかけていくことで、さらに新しい市職員の方、ママさん、企業の若手経営者などがつながっていきました。セクター毎に参加者の層がさらに厚くなり、人の広がりを垣間見れる場となり、より気仙沼でのイノベーションが起きやすい土壌が生まれたのではないかと思います。

さて次のレポートでは、「ぬま大学ラボ〜気仙沼をつなげる30人〜」から生まれた8つのプロジェクトをご紹介いたします!お楽しみに。