ぬま大学第6期最終報告会 受賞者とマイプランのご紹介

ぬま大学第6期vol.5

こんにちは、事務局の平田です。
2020年11月29日(日)に開催した、ぬま大学第6期最終報告会。見事、賞を受賞した3人のぬま大生とマイプランをご紹介します!
3人のマイプランの内容から、最終報告会での審査員の方、受賞者本人のコメントを余すことなくお伝えしますよ!ぜひ最後までご覧くださいね。

受賞者

最優秀賞:渡辺 修司・・・ブレイクダンスを通してチャレンジを楽しめるまちへ!~気仙沼の子供たちに新しい世界を~
プランの内容を元に、まちづくりに最も貢献すると思われるプランに対して送られます。

健闘賞:尾形 萌華・・・シングル・しんどいママとその子ども達へ送る秘密じゃない「秘密基地」
ぬま大学での半年間で最も成長したぬま大生に対して送られます。

オンライン共感賞:伊藤 茜・・・やさしさあふれる笑顔のまち気仙沼をめざして
オンライン配信で最終報告会をご視聴いただいたオンライン視聴者の皆様が「最も共感した!応援したい!」となったプランへ送られます。

最優秀賞 渡辺 修司さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「ブレイクダンスを通してチャレンジを楽しめるまちへ!~気仙沼の子供たちに新しい世界を~」について>

渡辺さんは、2020年に気仙沼に移住してきたばかりのIターン者です。そんな彼をご紹介するのに欠かせないのは「ダンス」。ブレイクダンサーでもある渡辺さんがダンスに出会ったのは、吃音により言葉での表現・コミュニケーションに行き詰まっていた時でした。身体でめいっぱい表現するダンスに居場所を感じ救われてきた、と話す渡辺さんは、自分と同じように言葉の表現に行き詰まってしまった人にダンスを届けたい!と「KESENNUMA BREAKERS」というブレイクダンスができる場をつくるなど、アクションをたくさん重ねてきました。そしてこれからは、子ども達に「自信を持てる機会づくり」を届け、その場から「一人一人のチャレンジの創出」を目指していきます。そんな熱い思いが、今では気仙沼に、学校でも、家でもない、新しいコミュニティをつくりはじめています!

<最優秀賞授与における審査委員長 菅原市長からのコメント>
ご自分の吃音でさまざま苦しい時があっても、ブレイクダンスを一生懸命覚えていくことで、そこから「できる」という自信に繋がったんだと思います。気仙沼に来てからも、子ども達に教えたり、仲間を作ったりと活動を重ねてこられており、これからの気仙沼において大切な「チャレンジ」を楽しめるまちづくりを、ご自分の得意なブレイクダンスでやっていかれることに期待しています。子ども達がダンスを通して、「やればできるんだ」「チャレンジは楽しい」と思えるようなきっかけを作っていただけたらと思います。

<受賞した渡辺さんのコメント>
今回ぬま大学に参加するのもすごく悩んでいました。と言うのも、吃音や人前で話すことを克服したいと思っていたからです。その想いを、説明会の時に事務局の矢野さんがしっかりと受け止めてくれたことで、自分のネガティブな想いではなく、自分の「今したい」と思うことを優先して、それを気仙沼で実現したいと思いました。そこから今、こうやって仲間ができてとても嬉しく思っています。ありがとうございました。

健闘賞 尾形 萌華さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「シングル・しんどいママとその子ども達へ送る秘密じゃない「秘密基地」」について>
尾形さんは、気仙沼出身者でUターン3年目です。尾形さんは、育児をママだけのものにするのではなく、みんなで守り・育てる気仙沼になることを目指しています。というのも、1児の母であり、シングルマザーの尾形さんは、シングルマザーの大変さを身をもって痛感し、そこから気仙沼に住む、”悩み”や”つらさ”をもったシングルマザーのよりどころを作っていきたいと思うようになりました。愚痴を話せたり、仲間ができることで心に余裕ができ、いきいきできるような、ママのための逃げ場(シェルター)づくりに向けて活動を始めています。

<健闘賞授与における審査員 渡邉氏からのコメント>
プレゼンテーション後のコメントでもあったように、子育ては本当に大変だと思います。さらに一人でやられているという中、ぬま大学を機に、これだけの短い時間の中で綿密にリサーチしされて、自分の課題意識から社会の課題意識に目を向けて、それを人に広げていけるというのは本当に素晴らしいことと思います。そして、一人で子育てしないというのは、地方にとって大事なテーマだと思っています。地方都市だからこそ、みんなで子育てしようよ、と子育てに優しいまちの広がりが出てくると、みんな救われると思います。これを機にこれからも頑張ってください。

<受賞した尾形さんのコメント>
賞をいただけて、ありがたいです。美容以外自分のスキルがないと思っていたので、ママという部分や、そこにプラスしてシングルマザーということも活かして、そこから気仙沼のためや子育てのために、こういう人もいるということを知ってもらえる機会となっていたらと思います。

オンライン共感賞 伊藤 茜さん

ぬま大学第6期vol.5

<マイプラン「やさしさあふれる笑顔のまち気仙沼をめざして」について>
気仙沼出身でいつもニコニコと明るい伊藤さん。幼少期に難病にかかったことがきっかけで、人に悩みや困りごとを話すのを躊躇してしまう時期がありましたが、素直に自分の気持ちを打ち明けて話すことで生きやすくなったという自身の経験から「ヘルプカード」を広げる活動をはじめました。ぬま大学では、ヘルプカードを必要としている人に広める活動と、そもそもヘルプカードを知らない人へ認知度を高めるための活動を実践してきました。まずは必要な人がいざという時にちゃんと使えるようになること、そしてその時に手を差し伸べられる人が増えることで、”笑顔が溢れるまち”になることを目指しています。

<オンライン共感賞授与における審査員 足利氏からのコメント>
今回ご自身の難病ということをオープンにされることで、自分自身を克服したという点。また、伊藤さんならではの視点で、地域の課題を浮き彫りにして、「ヘルプマーク・ヘルプカード」というものを多くの人に知ってもらうことを活動にしている点が良かったです。そのほかにも2つの具体的なプランもあり、これからそのプランを、行政含めて、多くの方の協力を得ながら、マイプラン名のように「やさしさあれる笑顔のまち気仙沼」を実現していってほしいと思います。

<受賞した伊藤さんのコメント>
すごくすごく嬉しいです。これをきっかけに周知活動に力を入れていきたいと思います!ありがとうございました。


以上が受賞者とマイプランのご紹介でした。
いかがでしたか?
“やりたいから、好きだから”という自分自身の素直な気持ちをプランに落とし込んだ3人のマイプランから、これからの気仙沼の未来が見えてくるかと思います。

この3人以外のマイプランなど、最終報告会の一部始終(オンライン配信の様子)はこちらのYouTubeでご覧になれますので、ぜひご覧くださいね。

これからもぬま大生のマイプランは続いていきます。
一緒に何かしてみたい方は是非是非、一緒に取り組んでいただけますと嬉しいです!
応援のほど、よろしくお願いいたします!!